ブラックボックスを避けろ!
トレードでは、計算だけで片づかない問題があります。「机上の計算と現実のギャップを知る」ことが重要です。マーケット・スクランブル3月7日の放送は、「こうして儲けろ! 中源線トレードのツボ」というタイトルで、中源線の利用方法を取り上げながらも、トレード全般の注意点を挙げてお送りしました。
そのフォローアップ(2)です。
映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第80回 こうして儲けろ! 中源線トレードのツボ)
私は、トレードの「落とし穴」をたくさん知っています。
相場の業界にいるので、自らもトレードに携わるかたわら、投資家と接する機会が豊富にあるからです。
知っていても、ついはまってしまう……それが「落とし穴」なのです。
したがって、エラそうに語っている私も、トレードを始めたばかりの人も、同じように気をつけなければならない、この先もずっと注意し続けなければならないことです。
「落とし穴」の最たるもののひとつが、つい結果だけを見てしまうことです。
儲かった、損した、次はプラスになるのか……切実な問題です。重要です。とはいえ相場のことですから、偶然の要素が多分にあります。1回ごとの結果ではなく、将来的にも継続することを考え、その手法における判断基準そのものを観察するよう強く意識しなければならないのです。
トレードには損益という生々しい現実がありますが、実は行動を起こすのがカンタンなのです。株式市場は公設の金融マーケットですから、誰でも参加することができます。でも、カンタンすぎる部分もあるのです。資金さえあれば、体力も特別な知識も問われず、すぐにポジションを取ることができるのです。
強烈な結果が待っているのに参加がカンタン──この構造によって、売り買いのプロセスという大切な部分に目が向かないケースが考えられます。他人の予測、雑誌などのオススメ銘柄、なんとなく思いついたポジションの取り方、値動きが話題になって参加したいと感じた銘柄、等々、「なぜ買うのか」「なぜカラ売りするのか」をすっ飛ばした状態で「儲かる」「損する」の結果だけに集中してしまうことが多いのです。
「守破離」(しゅはり)という言葉があります。
日本古来の、武道や茶道で使われている言葉です。
どの分野でも、師匠からの教えを守りながら技術を習得して自立していきます。この道筋における、師弟関係のあり方や技術習得の過程を表現しているそうです。
すなわち、「守」は師匠の教えを忠実に守ること、「破」は徐々に独自の路線を歩み始めること、そして「離」は自立する、つまり師匠の教えをもとに完全に自分のスタイルを確立して自立することです。
ところが、私たちの日常では「守」がないがしろにされがちです。「守」にかける時間が短すぎるケースが多いのです。オトナだから知識や経験があるのですが、それを忘れて師匠の教えを忠実に守ってみる、自分を「型」にはめてみる、その道が何を説こうとしているかを見極める──そういう姿勢をもっと大切にするべきです。
例えば、既成のトレードシステムを購入して実際にトレードする──。中途半端な知識や経験で自前のシステム構築に臨むより、ずっと現実的な選択です。しかし、私がいつも主張しているように、「中身のわからないシステム」なんて使ってはいけません! 目指すのは「破」であり「離」なのに、肝心の「守」を実行することができないからです。

完全なブラックボックスで、なぜ買いなのか、なぜ売りなのか、なぜ損切りなのか、なぜ損切りしないのか……こういったことが見えない状態では、単に資金が増減するだけで、経験にもならなければ技術を身につけることにもつながりません。
いや、ただ結果に一喜一憂する経験が生まれてしまい、常に他人の情報に頼る技術が身につくことになるのでしょう。
林投資研究所では、「相場技術の習得」に強くこだわって情報発信を行っています。
トレードシステムの一種である中源線建玉法はロジックを完全にオープンにしていますし、現実の使い方など深い部分についても、セミナーや学習DVDで説明しています。
正しい「守」を提供し、利用者が「破」、そして「離」に向かう“正しい”道を整えていると自負しています。
中源線建玉法に関する情報として、まずはルールを覚えること、同時にルールの意味をガッツリと理解することです。これに関しては、セミナーの定期開催と無料相談で完全にカバーしています。さらに、セミナーを忠実に再現するために撮り下ろした学習DVDもあります。
また、実践において中源線をより深く考えるために、未来指向の「中源線シグナル配信」をスタートさせました。ロジックを公開することでブラックボックス的な使い方を排除し、中源線の特徴やトレードのあり方などを考えてもらえる環境をつくりたかったのです。
さて、中源線シグナル配信のページを軽くご紹介しましょう。

これが、「中源線シグナル配信」のトップページです。
このトップページは、中源線研究会に登録(無料)するだけで閲覧できます。
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中源線シグナル配信のトップページには、日経平均およびTOPIXの中源線チャートと、それぞれ中源線による陰陽転換と3分割の売買を参考として示しています。
その下のグレーの部分は、各市場の個別銘柄についての中源線シグナルを集計したものです。ここを見ると、株価指数そのものを見るよりもマーケット全体の傾向がわかります。
では、その集計値の部分を詳しく説明しましょう。

中源線シグナル配信では、現在で約3,500ある上場全銘柄を毎日、計算しています。
また、東証一部に限定して、(1)パフォーマンスが良好、(2)パフォーマンスが安定している(年によるデコボコが少ない)など、実用性が高いと判断した銘柄を「ユニバース」として選定しています。2016年3月現在、99銘柄あります。

これは、東証一部のページを開いたところです。
このように、当日大引での中源線の判断を全銘柄について掲載していますが、上の図は「本日陽転した銘柄」に絞った画面です。。
「銘柄コード」「銘柄名」「本日の大引値」に加え、「現在の陰陽」「本日のシグナル」「翌日寄付での売買アクション」「アクション後の中源線ポジション」と、すべての情報がまとまっています。
また、ユニバースの場合は、各銘柄の中源線チャートもあります。
チャートをクリックすると、別ウインドウが開き、大きなサイズで見ることができる構造です。
下の図が、ユニバースの画面です。
これは、「本日シグナルがあった銘柄」に絞り込んだ表示です。
すべての市場で、全銘柄を表示するほかに各種の絞り込みが可能なのです。

さて、次回のフォローアップ(3)では、私が実際に売買している銘柄の中源線チャートを示し、直近の売買について具体的な損益状況を説明します。番組では見づらかったかもしれない損益表を、あらためて掲載します。
お楽しみに!

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