10月7日放送のフォローアップ(1)
林 知之

テクニカル分析のキモ

ダマシは予見することができない、だからダマシ。
「予測の的中率を大きく上げる術はない」というのが大原則であり、戦略を考える大前提です。

実践上は、「ポジション操作で“利益率”を上げることができる」というのが、技術論の突破口ですが、もう一歩突っ込んで考えると、いわゆる「勝率」を上げる道が見えてきそうです。

マーケット・スクランブル2019年10月の放送では、実践者の創造でパフォーマンスを向上させる可能性をさぐりました。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第166回 中源線を使いこなす ~定点観測でクセをつかめ~

テクニカル分析の三原則

テクニカル分析では多くの観点が生まれて混乱しますが、不要な混乱を回避して常にスッキリ整理された思考を維持する、とても便利な理屈があります。

ズバリ、「テクニカル分析の三原則」です。
簡潔に説明しましょう。

1.価格はすべてを織り込む
現在の価格は、あらゆるニュース・材料を織り込んでいる、と考えます。
そう考えないと、チャートを観察する意味がありません。

2.価格はトレンドを形成する
底打ちの翌日に天井とか、天井をつけた翌日に底打ちとか、そんなことはあり得ません。天井と底の間には、“一定の期間”があります。だから、その間が必然的に「トレンド」(上げまたは下げ)です。

3.歴史は繰り返す
株価変動のパターン、銘柄ごとの特性、等々、少しだけユルく観察すれば同じ値動きが再現されると考えることができます。

こういった用語の実践的解説は、私が執筆している「実践!相場用語集」をご覧ください(無料、登録不要)。

相場は常に「未来」を考えるゲームです。
でも、見ることができるのは「過去」だけ。

ムチャなことは期待しない、でも、上記の3つを前提に予測を立て、その予測と現実のズレを「対応」でカバーしていくのです。

歴史は繰り返す

では、前項で示した「テクニカル分析の三原則」に従った考察例を挙げましょう。
番組でも取り上げた、1722ミサワホームです。

1722ミサワホーム

2014年11月~2015年11月の値動きです。
後半の下げは取れていますが、その手前、高値を取りにいった際の陽線はダマシに終わりました。下げのあとの底固めでも、落ち着きのない保合でダマシが2発出現しています。
結果として「1勝3敗」(下げ過程)、うまく“損小利大”を実現した事例です。

そのあと、最後の陽転には、いい感じで乗れました。

次は、同じくミサワホームの直近の動きです。

今年4月の終わりに陽転し、大きく上伸しました。
くしくも、2015年と同じ700円台の陽転です。

「700円台の陽転は確度が高い」と決めるつけるのは、いかにも安っぽいのですが、まずは思いつく条件ではないでしょうか。たった一点の条件、わずか2つの事例ですが、「例えば、こういったことを突破口にして考えていく」という、ひとつのヒントです。

ちなみに、どちらも陽転前にダマシがつづいているのも共通点ですね。
2つめに示した事例では、ちょっとヤラレが2回、ほぼトントンが2回……これで2カ月が経過しているので、実際ならばイヤになって「別の銘柄にしよ!」なんてこともありそうです。

理想に近づくために考え、工夫するのですが、期待値が高すぎると見誤ります。

トレンドはつづく

トレードを実践しない人、あるいはファンダメンタルだけを頼りにする人の一部は、チャートそのものを否定します。

その否定論の中には、以下のような理屈もあります。

「マーケットでは、個別の売り買いが行われているだけ。すべての事象が連続しているかのように線で結んだり並べたりするのはおかしい」

たしかにそうです。否定はできません。
しかし、「トレンドがある」との前提に立たないと、予測してポジションを取る“トレード”という行動が成り立たないのです。だから、不完全な理論を承知で、「ポジション操作」といった対応を考えているのです。これこそが、実践論です!

さて、上げトレンドも下げトレンドも一定期間つづくということは、トレンドのない状態、いわゆる「保合」(もちあい)も一定期間つづくと考えなければなりません。

上のチャートは、8151東陽テクニカです。
赤い丸印で見事に保合を放れて上伸していますが、あとから見るから「ほほぉ」となるわけで、実際には半年近い保合を経験させられて「つまらない……」と感じるでしょう。

この事例からは、例えば以下のようなことが浮かび上がります。

・保合をガマンすることも必要(ダマシにつき合う)
・裁量では乗れない保合放れを中源線が検知してくれる

さて、東陽テクニカは、保合放れ(ブレイク)と中源線の陽転がほぼ同時でしたが、そうではない事例もあります。下に示すのは、8604野村HDです。

青い横線が保合の上辺なので、上にブレイクしたのは2019年8月中旬ですが、すでに8月はじめに中源線は陽転していました。中源線の強みがよくわかる事例ですね。

ちなみに、「世界的にリスクオフ」とか「金融株の先行きは暗い」などといわれる状況下で、こうして野村HDが上伸したのです。絶対の理論はないのですが、テクニカル分析に大きな優位性があるひとつの証左です。

鉄板はない

さて、いくつかの事例を示して現実の対応を考えてきました。
相場には「抗っても仕方がない」と思えるケースもありますが、勝率を上げることを積極的に考え、「いけそうなパターンを見つける」姿勢が大切だと申し上げておきましょう。

ただし、いわゆる「鉄板」の状況はない──これを忘れてはいけません。

2年前にこうなった、去年も同じだった、その状況が再び生まれた、「よし、勝負だ!」と数量を何倍にも膨らませるとか、キケンですから!

ふだんは千株単位なのに、「おいしい状況だ!」とコーフンして1万株やったら、お遊びのバクチになってしまいます。プロの行動、言ってみれば「所帯バクチ」を打つのなら、少し多めにするくらいでしょうし、基本は「結果的に負けることを恐れず、見逃さずに確実に出動する」だけです。

実際、100個の事例を深く考えて、7割も8割も当たるようになるなんて、あり得ません。
100の事例のうち、2つでも3つでも「いけそう」と思えるものが見つかれば、ほかのマーケット参加者と差をつける重要な手がかりになるのです。

そのための考察、そのための定点観測を提案します。

さて、このような落ち着いた思考を可能にしてくれるのが、中源線という手法だと思います。ロジックはすべて公開されていますし、シンプルかつ実践者の感覚そのままのルールが、実用的な考え方を助けてくれるのだと強く感じます。

フォローアップ第2回では、定点観測をもとにした裁量をテーマにお送りする予定です。
お楽しみに!

※番組フォローアップ(2)および(3)は、「中源線シグナル配信」(対象:全上場銘柄)の会員限定のブログに公開し、同時に会員限定でメール配信も行います。


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「とりあえず生ビール3つください!」

日本のおける「宴会の慣用句」であり、「高度成長期にビールが大衆化したことが背景にある」そうです。

「とりあえず」ということは、『次がある』ということです。
次は日本酒とか……でも、最後までビールでも問題なし。

売買も同じように自由です。
試し玉で損切りする場合は、いわば「乾杯はビールでお付き合いする」みたいなものでしょう。

席につくなり「とりあえずビール」と言えるのに、酒の注文よりも自由なトレードで迷うのはおかしい・・・

ちょっと雑だったかもしれませんが、こんな論理で「売買は自由だ!」と考えると、ラクにならないでしょうか。

とりあえず100株
とりあえず見送る
とりあえず全玉手仕舞い
とりあえず500株つなぐ
とりあえず建玉を減らす

考えてみると、最後まで「とりあえず」ばかり。
だったら、なおさら迷うのは避けたいところです。

中源線における判断と3分割の売買は、仕掛けも増し玉も手仕舞いドテンも、すべて「とりあえず」で均等の力加減といえそうです。

だから、行動がナチュラルだと感じられるのでしょう。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓
うねり取り練習帖(一生稼ぐ相場の技術)
第17回放送は「中源線を引いてみよう」

転換、再転換、それに伴う3分割のポジション操作・・・

予備知識ゼロでも、今回の説明で「中源線って、そういう手法なのか」とカンタンに感じ取ることができそうです。
ぜひ、ご覧ください! → こちらをクリック(YouTube無料)

年に1回だけ出動

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居酒屋が鍋物を冬に限定するのは一般的な対応ですが、メニューの一部が変更になるだけで店は開いています。
扱う品目の1つが季節的なだけです。

現実を無視して極端なビジネスを想像すると、
例えば「春前に学生服を売るだけの洋服屋」とか、
年末だけ稼働する餅の工場とか……

さらに極端に、
火山噴火のときだけ活動する清掃ビジネスとか……

企業の活動頻度そのものが低いと、メインのビジネスにするのは困難ですよね。

でも個人投資家の場合は、そんな路線が成立します。
例えば、「ビックリするような大暴落のあとに買う」という特殊な戦略1つだけで勝負する、みたいなことです。

来月に出番があるかもしれませんが、5年先まで出番がないかもしれません。

いつ来るかわからない出番を待ちながら、コツコツと候補銘柄の資料を整えるのです。
難しいことですが、勝率は相当に高いと期待できます。

たいていは、出番がないのでチョロチョロとよけいな売買をして、不要な苦労をすることになりそうです。

もう少し現実的に、「年に1回のチャンスを見いだそう」というのが、今回メインで提唱するアイデアです。

「これなら勝てるだろう!」と思える年に1回の状況を見つけ、その次に「年に2回、あるいは3回にできないか」と検討するのです。

「5回とか10回に増やそうとしたら、ぶち壊しなんだろうな」といったイメージです。

多くの個人投資家による「どの予測法が当たるんだ」という
アプローチは、のべつ売買する、すべてのケースを予測する前提です。

しかし、「年に1回」はベクトルが全く異なるもので、雑音に惑わされない確かな入口です。

高齢者の事故に思う相場の「退き際」~オトナの運用を追究する~

高齢者の事故に思う相場の「退き際」
~オトナの運用を追究する~
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本日、メインの後篇を公開しました。
前篇 便利すぎるのか
1.高齢者の事故は本当に増えているの?
2.「ひとごとでない」のは確実
3.実際、鈍くなるよね
4.高齢ドライバーの資格
5.車の進化と人間の変化
6.自動運転を考える
7.日本の高齢者は元気だ
8.きっかけ
後編 相場の退き際を考える
1.前提は高齢化社会
2.高齢者ゆえの事故
3.ひと呼吸が明暗を分ける
4.大きなエンジンで静かに走る
5.定年デビューの悲劇
6.加齢で記憶力低下はウソ
7.オトナの“ゆとり”
◎まとめ(結論)

的中率と勝率

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次のようなネット広告があります。

なにかのチャートがあり、「これ、上がりますか? 下がりますか?」とクイズがある……

ちょっと気になってしまいますが、「相場は予測の当てっこではない」とツッコミを入れるべきです。

・予測の的中率は50%が自然
・ポジション操作で“損小利大”を目指すべき

これが、前回配信のメールで述べた結論でした。
Vol. 451 勝率と利益率

でも、実践論で掘り下げていくと、「勝率を高める方法はある」ともいえるのです。

100枚のチャートを並べて「当てろ」と言われても、半分しか当たらないのが道理。

でも、「100枚から数銘柄を選んで予測しろ」ならば、得意なパターンだけに絞って「勝率」を高めることができそうです。

この論理は、金融工学では完全に誤りとされますが、実践論では「正しい」と考えることができます。

具体例を、次のメールで示します。

勝率と利益率

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周囲に弱気の意見を言いつづけながら、いざ相場が上昇すると「オレが言った通りだ!」なんて……
こんなタイプの人が業界にいますが、ウソつきではなく、本人としては「サッと切り替えて行動している」だけかもしれません。
それならば、陰口をたたくよりも感心して見習うべき態度です。

「90%当たる予測法なんてない」
前回配信のメールで述べたことです。
Vol. 450 曲がり屋はどこにいる?

「上か下か」という予測の仕方だと確率は50%──。
これが、最も自然な数字です。

でも、負ける金額を小さく抑え、勝つ金額を伸ばすことができれば、最終結果の「利益率」を上げることができます。

・負けは「数量が少ない」か「値幅が小さい」
・勝ちは「数量が多い」か「値幅が大きい」

この「損小利大」を実現するのは、ポジション操作です。

判断と行動は、1回きりではありません。

試しに「100株買った」・・・
このあと、「すぐに切る」のか「買い増しする」のか。

「いける」と判断して買い増しした、見込みどおりに上昇してきた・・・
このあと、「どこまでねばるか」。

単なる“オススメ銘柄情報”を気にする必要がない理由です。
勝率を高めようとすると「損大利小」に陥ることも示しています。

でも、実践の方法を工夫すると、勝率を高めることも可能です。
次のメール(今週配信)で説明します。

曲がり屋はどこにいる?

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「当たり屋につくより、曲がり屋に向かえ」

古くからある相場格言で、次のような意味です。
『相場を当てている人は、そのうち曲がる』
『曲がっている人は、いつまでも曲がる』
  ↓  ↓  ↓
『当たり屋にちょうちんをつけるよりも、曲がり屋の逆をやると儲かる』

曲がる=相場の予測が外れる
ちょうちんをつける=同じポジションを取る

不思議なほどに、高値づかみ、安値たたきをする人がいます。
子どものころ、いませんでしたか?
必ず犬のウンコを踏んじゃう男の子。
そんな感じです……。

でも、仮にルール化して90%曲がるのなら、売り買いを逆にすれば「勝率90%」が実現します。
理論的には、あり得ないことなのです。

株価変動は、参加者の感情も含んでいます。
だから、株価を見て感情のままに行動すると、高値圏では「これ、すごくいい!」と買いたくなり、買うべき安値圏では「魅力ないよ」と興味がわかないのです。

また、曲がりつづける人は、ポジションを取ったあとの対応にも問題がありそうです。

私たち業界内部の人間も、「あの人、当ててるよね」とか、「オレは今、曲がっているから……」などと表現しますが、基本的には、『相場の勝ち負けは予測の的中率ではない』と認識しています。

「勝率○○%」といった広告に、惑わされないようにしてください。

年にゼロ回の売買

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100人が参加するトレードコンテストについて、結果の順位を考えてみます。

トップ5に入るには、しっかりと成績を出す必要があるでしょう。
でも、トップ10ギリギリなら……もしかしたら、いっさい売買せず、「利益ゼロ、損失ゼロ、原点の状態」でもすべり込めるかも・・・

素晴らしい成績の人がいる一方、多くの人がマイナスを生み、それを取り返そうとマイナスを重ねるのが現実です。

おかしな論理ですが、「ポジションゼロで休むことが可能」な個人投資家は、いっさい売買せずにトップ10入りを狙うという戦略もアリ!

これを“ニュートラル”な状態と定義し、そこに少しずつ足し算していくのが、最も健全な戦略の組み立て方ともいえます。

例えば、年に1回か2回だけのチャンスを見いだし、そこに全エネルギーを集中させるのです。

必然の負け、いわゆるダマシにどう対応するか──。
実践における、とても深い部分です。
混乱せずに戦略を構築するためには、前述のような極端なアイデアも有効です。

9月2日放送の「マーケット・スクランブル」では、このようなテーマを掲げてお送りしました。

放送動画はこちらです。
(第164回 勝率25%でも「勝つ」トレード ~ダマシと値幅取りは紙一重~)

フォローアップ第1回はこちらです(無料登録で閲覧できます)。

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9月2日放送のフォローアップ(1)
林 知之

勝率を上げるな!

「驚異の勝率○○%」なんて宣伝をよく見ますが、それほど当たるものが存在したら、全世界の金融マーケットは崩壊します。勝率を強調して「これを使えばウハウハ」なんて広告を信じても、よい結果にはならないことが多いでしょう。

しかし、「利用価値の高い売買ツール」「使いやすい売買ツール」は存在します。
こういった価値を考えるためには、長所と短所をあわせて見なければなりません。

マーケット・スクランブル9月の放送は、中源線で“負ける場面”に目を向け、それを踏まえて表裏一体の長所、真の実用性を考えました。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第164回 勝率25%でも「勝つ」トレード ~ダマシと値幅取りは紙一重~

「やりたいこと」が「正しいこと」なのか?

スポーツでも、車の操作でも、私たち人間が“自然に行う”ことが正しいとは限りません。すべてが逆、なんてことはありませんが、「ついやってしまう正しくない行動」を修正するのが練習、上達の道であるのは間違いないでしょう。

チェスや将棋、あるいはインターネットのゲームなど、誰かと対戦するようなものは、「ついやってしまう行動」、人間ならではの「あるある」が、駆け引きで対戦相手に利用されてしまうポイントです。

トレードには、直接的な対戦相手がいません。
自分以外のマーケット参加者は全員、競争相手ですが、間接的な関係なので、もっぱら「自分」と「株価変動」を考えれば問題ありません。

とはいえ、その「株価変動」をつくることに、「自分」も一役買っているので、正しい行動をさぐるプロセスは、いつでもイバラの道、混乱に混乱が重なると考えておくべきです。

どうやって単純化を図るか──世の中すべてのことに通じる王道かもしれませんが、トレードではとくに重要なことだと思うのです。

いきなり足し算しない

私たちには、オトナとして一定の経験値があります。
それなりの自信や自負があります。
だから、少し考えて「やりたいこと」を積極的に行動に移します。

この行動力、積極的なエネルギーを否定してはいけませんが、前項で述べた通り、経験から「これくらいだな」と感じる力加減は、たぶん“やりすぎ”だと認識してスタートしてみるべきです。

株価変動は、上がるときも下がるときも極端に振れる、その理由は“参加者の感情が加わるから”と考えれば、オトナとして抑えたうえに、さらにもう一段、グッと抑えるのが「正しいこと」「やるべき方向」だという論理です。

具体的には、売買ルールで「足し算をひかえる」ことです。
例えば、「年に1回だけチャンスを見いだせば勝ち組」と考え、まずは引き算を行うのです。とことん、そぎ落とす作業です。

そうして単純化した状態では、とても冷静に考えることができます。
ほかの参加者が混乱している部分が、くっきりと見えるのです。
そこで、「これは足してもいいかな」と確信できるものを足すようにすれば、適正な力加減が生まれる──こんなプロセスを目指してほしいのです。

今回のタイトルは「勝率を上げるな!」というもの。
「やりたいこと」の正反対です。

でも、先ほど挙げた「年に1回だけチャンスを見いだす」という思いきった考え方ができれば、「その1回を必然の勝ちにする」ことで「勝率100%」が実現します。最初の入口、ちょっとした進め方によって、ちゃんと「やりたいこと」が具体化すると考えてください。

ツールを評価する正しい方法

余分な足し算をしていなくても、錯覚や誤解は生じます。
実際に売買した結果は、ストレートなカネの増減・・・あまりにも生々しく、感情が動いてしまうからです。

損したときの感情は、実にイヤなもの。だから、それを避けようとして、「もっと当たるものはないか」と探すのが人間の心理です。

既存の売買ツールを使ったとき、この心理が如実に表れます。
結果がマイナスになったとき、「そういうこともある」と現実を認識していたオトナの部分が消え、「儲からないとツマラナイ……」と強く感じてしまうのです。

これを修正して、「やりたいこと」と「正しいこと」を同じにするには、トレード結果を見たときに「なぜ勝ったか」「なぜ負けたか」に目を向けることです。

もしも、売買ツールにブラックボックスの部分があって、勝ち負けの理由がわからない場合、そのツールがダメとは言いきれないものの、そのツールを使って自分を高めていくとか、そのツールの使い方を向上させるのは難しいと考えざるを得ません。

中源線建玉法は、ルールをすべて公開しています。だから、勝ち負けの理由がわかり、その先を考えていく道がひらけます。

こういった「実用性」があるので、まずは使ってみてほしいとアナウンスしているのです。

フォローアップ第2回では、番組でも紹介したダマシのパターンについて、さらに突っ込んで考えてみたいと思います。お楽しみに!

※番組フォローアップ(2)および(3)は、「中源線シグナル配信」(対象:全上場銘柄)の会員限定のブログに公開し、同時に会員限定でメール配信も行います。


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