強弱ではないもの | 林知之


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レストランでウエイターから、「ワインは赤になさいますか? それとも白で?」と選択肢を示されると、素直にどちらかを選んでしまいます。
なにも聞かれなかったらビールかな、という場合でも……。

相場の選択肢には、どんなものがあるでしょうか。
上がるか下がるか──いわゆる強弱論に傾くのが自然な心理です。
その思考がよろしくないと言われても、離れるのが難しいのです。
否定しようとしたら、もっと気になってしまいます。

ヘタに選択肢があるからいけない、ということで、「たった1つの銘柄だけを対象にする売買」を考えます。

「どうですか?」と聞かれて上下を考えるのではなく、「予測できない」という答えも出てきやすくなるでしょう。
「わからない、だから手を出さない」という実践的な答えです。

あるいは、「数カ月以内の安いところを買い」とか、「3カ月から半年、この水準で保合をみせたら買いを検討」とか、固定的なアイデアにとらわれない発想も出てきそうです。

私ごとですが、1日3回「なにを食べるか」ではなく、「食べない」「ちょっとだけ食べる」という答えを選べるようになったら、ムダな肉が落ちました。

6月18日に公開した「まとめ記事」に、第2篇を追加しました。
サラッと読めるので、ぜひぜひ(^^)

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「報告書」全文へのリンク
金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書
「高齢社会における資産形成・管理」

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