張らない | 林知之


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今から30年前、相場の本を依頼された相場師が、「相場が曲がると、メシはまずい、髪の毛は抜ける、あっちの方も元気がなくなる……やらないほうがいい」なんて内容の原稿を渡して編集者が泣いていました。

投資家が真剣に読んだら、値千金の気づきがあると思うのですが、実際には、こんな原稿が本になっても売れません。
だから、世に出ることはあり得ないのです。

どんな心づもりで読み始めても、最後まで真剣に読む人はいないでしょう。
だから出版されない・・・「よし、やろう!」という人に「やるな」と言うのだから当然です。

でも、「やらない」を想像してみてください。
投資家である以上、チャンスを探しますが、「ポジションなしで見ているだけの状態がふつう」との認識をもつのです。

・重たい物を持ち上げている状態
・寒い中、外出している状態
・プールで泳いでいる状態

ポジションがある状態というのは、これらと同じなんだと考えるのです。

チカラを入れる場所を明確にして、抜くべき場所を意識するという思考です。

 

(後記)
インフルエンザが流行しはじめたそうです。
手洗い、うがいなど予防を心がけてください。

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