順張りの逆張りって? | 林知之


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 連載「トレード哲学」……7
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「ヘタウマ」というのは、創作活動において、技術が稚拙がゆえに味があることを指すそうですが、技術がヘタではいけないのでは?
バカボンのパパが言う「賛成の反対」は単なる「反対」ではなく、哲学的な深い意味があるとか……。

相場用語は、意外にも情緒的、感覚的なものが多いのです。
ここ数回で解説している「順張り」「逆張り」にも完全な定義がありませんし、同じタイミングで買っているのに、ある人は順張り、別の人は逆張りと表現することもあり得ます。

「順張りの逆張りがいい」と言う人がいます。

買い戦略で説明すると、次のようなポジションのつくり方です。

下がってきた
下げ止まった
上昇し始めた
「よし乗ろう」と決めて押し目を買う

上げトレンドに移ったことを確認したあと(現実には「そう判断した」)、押し目で買うということは、トレンドに対して順張り、玉を入れるタイミングとしては逆張り、という説明が可能です。

これを指して「順張りの逆張り」と表現するのです。
ややこしいようですが、実践者にはわかりやすい言い回しなのです。

このイメージを大切にするプロも多く、私は「万人の基本となる考え方」ではないかと思うのです。

・下げ相場で、やみくもに買い下がる失敗を防いでくれる
・流れに“乗る”という感覚が生まれる
・平均値を不利にしないよう努める発想がある

ちなみに、林投資研究所の中源線建玉法も、この考え方を採用しています。

“順張りの逆張り”に、3分割のポジション操作を加えて、明確なルールを規定した売買手法です。


2017年4月28日発売開始
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