ファンダメンタルは他人任せ | 林知之


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一時期、横浜の中華街によく行っていました。
でも、どの店の何がおいしいかがわからない……そこで、土日の混雑時に行列ができている店をチェック。ついでに、並んでいる人に目当ての料理を聞く。これで調査は完了。平日の夜に出向いて、みなさんのオススメ料理を満喫!

株式市場で有望な企業を探すうえで、いろいろなファンダメンタル分析の手法が考えられます。しかし、株価を決定する「人気」という要因が意外と大きいため、独善的になりがちです。
「あの人は〇〇大学卒だから、仕事ができるはずだ」みたいに。

いっそのこと、「評価のすべてを他人任せにしよう」という発想が生まれます。
かなり乱暴な表現ですが、実はこれが“相場技術論”の思想を、わかりやすく示した説明といえるのです。

株価が上昇するとき、根拠となるファンダメンタルがあり、人気量の増加があり、何がどれだけ株価に作用しているかなんて解明できません。
それならば、最終的な答えである「株価」だけを見ていよう、というわけです。

プロには太刀打ちできない知識と分析力で必死に考えたって勝てない……でも「株価」を見ていれば、世界中のプロによる評価を知ることができる。しかも、ファンダメンタル分析のプロにとって盲点である「人気量」も、同時に観察することになる。こういう論理です。

すると、時間もエネルギーも余ります。
それを、ポジション操作に振り向ければいい──こう考えるのです。

ファンダメンタルについて、ある程度の知識や一定のチェックは必要でしょう。
でも、必死になったって「売れないレポートが出来上がるだけ」くらいに考え、ときに突飛な動きをする予測不能の株価変動への“対応方法”を重視しよう、それが個人投資家にとって最もシンプルな取り組み方だ、という論法ですね。

林投資研究所で提唱している手法は、すべて相場技術論を基礎にしています。
低位株投資の「FAI投資法」銘柄限定で日銭稼ぎを狙う「うねり取り」、そのうねり取りを機械的判断で行う「中源線建玉法」

すべて、マーケットにおける事象、すなわち株価の上げ下げをストレートに観察することに注力します。


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