「情報」の本質を考える | 林知之


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事実とは何か──。
難しい話をするまでもなく、身近にも考える材料がたくさんあります。
優等生は成績優秀で当たり前、成績が落ちると、本人を心配するような言葉で責める人がいます。しかし、不良が方向転換してそれなりの成績を取ると絶大なる賞賛を浴びます。不思議ですね。
私なんて、3人の子どもたちから“極悪人”のように言われます。
ちょっとした失敗だけを、長年にわたって蓄積しているようです。
林投資研究所で大切にしているのは、「情報の捉え方」です。
どんな値動きであれ、この先上がるか下がるかは五分と五分というのが原則ですが、そんな理屈は承知のうえでも、実践者個人としては「絶対に上がる」などと価値判断しないとポジションをつくることができません。
もともとの「事実」には何の色もついていないのですが、実践者のフィルターを通してクッキリと色がつくのです。
情報の“流れ方”という観点も、非常に重要です。
経済ニュース、トレード手法の単行本、著名人の予測、経済記者の文章、等々、膨大な情報を受け身の姿勢でインプットするケースが多いと思います。
インプットだけでは、未整理の情報が頭の中にあふれてしまいます。
これでは、自分の「色」をつけることができません。
こんな部分にこだわって、誰もが自由に発言する「フリートーク交流会」を開催しているのですが、いま力を入れている終日セミナー「中源線建玉法基本コース」でも、参加する人のアウトプットを大切にしています。

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ルールの説明、その背景の解説、そして実践への道筋と、講師から伝える情報は多いのですが、考えてもらう、情報をかみ砕いてからインプットしてもらえるよう、細かい部分に見えない工夫をしているのが自慢です。
練習問題を単独で解いてもらったり、グループで相談しながら考えてもらうことも、双方向の情報伝達、実践家として独自の色をつけてもらうために、アウトプットを意識して工夫したカリキュラムの一部です。
上部の「お知らせ」と重複しますが、自慢のセミナーを説明するページを新設したので、ぜひご覧ください。
何気なく新聞を読むときも、セミナーに参加するときも、トレード仲間と情報交換するときも、情報が流れる方向、情報の「色」といった部分を考えるクセをつけてください。


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研究部会報
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中源線建玉法
 最古のトレードシステムといわれる中源線は、シンプルなルールなので感覚的に捉えることが可能です。

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