ガッテンしてください | 林知之


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仲間と一緒に車で走っている時のことでした。運転していたのは、同級生の女性。上り坂で停止中にブレーキが緩んで後ろに下がり、後続車に軽くコツン。すると彼女は窓から顔を出し、「大丈夫よ~。少しくらいキズがついても気にしないからね~」……って、おまえがぶつかったんだよ!
こういった根本的な勘違いって、意外とありますよね。

あらためて、明けましておめでとうございます。

昔は相場の情報も単純で、今のように、株を売買している人が米雇用統計の発表に気を配るなんて、全くありませんでした。手法を説明した単行本もほとんどなく、「夏相場はこれだ」的な、雑誌の見出しみたいなタイトルの単行本が目立ちました。悪くいえば、知的ではなかったというところでしょうか。

現在は逆に、ヘンに理屈っぽくなっている気がします。
統計的なアプローチには意義があるものの、上すべり感たっぷりで「勝率」を気にする人が増えましたし、金融機関の担当者は、仕組みを知らない金融商品を販売し、カタログの説明を並べただけで「説明を受けました」と書かれた書類にサインをさせるなんてことも多いようです。

たしかに理論も大切です。でも、カネのことであっても、いや、カネのことだからこそ、生身の人間の感じ方が重要だと私は考えています。

まさに“感じ方”ということで好き嫌いはありますが、いま林投資研究所で力を入れている「中源線建玉法」は、機械的に判断していく手法でありながら、根本のルールはすべて実践者のシンプルな発想を単純な数式にしたものです。

だから、納得できる、チャートを引けばルールと自分の感覚が一致するのです。
そうでなくては、大切なカネを投じてポジションを取ることは難しいわけです。

みなさんも、断片的な理論よりも、感情を軸にした「実用性」といった観点にも目向けるようにしてください。理論武装が弱いと不安になるのは、場合によっては、ちょっとした現代病。迷走してしまう可能性もあります。感覚的にイメージ重視で捉えようとしたほうが、具体的な言葉が生まれずとも実に的確な判断になるケースは多いと思うのです。

そんなわけで、林投資研究所の今年のテーマは……
「現代的に理屈で説明しつつも、感覚的にスーッと受け入れられる」解説で、より多くの人にガッテンしてもらう!

場所や時間を問わずに見てもらえるWEBビデオセミナーなど、企画は豊富です。
どこまで実現できるか、楽しみにしていてください。

第一弾として、1月4日大発会の放送(マーケット・スクランブル)は、「そもそも中源線ってなーに?」というタイトルでお送りしました。
動画は無料で視聴できます→こちらをクリック!

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粛々と進める予定が、MC大橋ひろこさんによる初笑い隠し芸があり、ちょっと説明の時間が短くなってしまいました。でも、30分では伝えきれないのも常で、いつも通りフォローアップのブログでカバーしていきます。

自然な感情を引き出す「適度な笑い」も裏テーマとして大切にしながら、2016年も前進していく所存です。本年もどうぞよろしくお願いします。


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研究部会報
 林投資研究所で40年以上続いている、プレーヤーのための定期刊行物。

中源線建玉法
 最古のトレードシステムといわれる中源線は、シンプルなルールなので感覚的に捉えることが可能です。

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