市場の9割以上が損をしていると考える理由 | 松下誠

おはようございます、松下です。


今日から、まこと投資スクール
株式とFXの投資力養成コースが始まります。


タイトルにも込めたように、
参加者を「一生勝ち続ける投資家」に変える、
そんな講義を行ってきます。


私のスクールテキストの1ページ目には、
全て同じ言葉が書かれています。


それは、「投資の極意」で


落ち着いた心で、
分かり切ったことを行い、
当たり前の利益を上げる。



先日、「利益を阻む3つの大きな壁」という
メルマガを配信しました。



この3つの壁とは、
1.感情の壁、2.理論の壁、3.技術の壁
です。



実は数年前に書いた、上記テキストの
投資の極意にも、この3つの壁が
はっきりと入っています。


落ち着いた心とは、感情の壁を越えた心、
分かり切ったこととは、理論の壁を越えた投資家の理解、
当たり前の利益とは、技術の壁を越えた実践による結果。


この「投資の極意」を書いた当初には、
「3つの壁」という意識を持っていませんでしたが、
数年の時を経て、同じ思いを違う言葉で
伝えていたのです。


今日のスクールも、
この「3つの壁」の話からスタートします。


今年1月に実施した読者アンケートで、
投資家全体の75%が損をしている実態が分かりました。


「2016年個人投資家実績報告」


このデータをより深く考えていくと、
「市場の9割以上が損をしている」
という考察に辿り着きます。


それは、なぜか。


上記データでは、75%の投資家が損をして、
25%の投資家が利益を上げています。


しかし、数年後には、この75%の投資家のうちの大半が、
損失に耐えられず、資金を回復することなく
市場から去っていきます。


一方で、利益を上げている25%の投資家が、
市場から去っていくことは少ないです。


なぜなら資金が増えるのですから。


つまり、75%というのは
瞬間的な数字であり、
歴史的に損をして市場から去っていった
投資家を含めると、まず間違いなく


「市場の9割以上が損をしている」

のでしょう。


ひょっとすると、95%以上とか、
99%以上という数字になるのかもしれません。


これは、統計データの取りようがありません。


それだけ投資は厳しいということです。


それなのに、今日もネットの広告には、
「カンタンに楽に大きく儲かる」
というコピーが踊っています。


これらの広告を出稿している人も、
5年くらい経つと、大半が居なくなります。


その事実は忘れないでください。


それでも、市場の1割の利益を上げる投資家に
回りたい人は、しっかり学んでください。


そんなスクールが、
あと3時間くらいで始まります。


頑張ってきます。

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