やれば利益につながる5つの行動~その2~ | 松下誠

おはようございます、松下です。


昨日のNYダウは続落、さすがに下落ですが、
その幅は小さいです。
上海総合指数は反発。
本日の日経平均株価は小幅反落スタート。


米ドル/円はほぼ同値圏の112円台前半。
NY Goldは続落です。


昨日のメルマガで、
「やれば利益につながる5つの行動」と
題して、これをやることで着実に
利益につながるのに、多くの個人投資家が
実践できていない行動を紹介しました。
http://ameblo.jp/cycletrade/entry-12142293624.html


その5つの行動とは、
1.知る、学ぶ 2.考える 3.確認する
4.小さく実践する 5.振り返る
の5つです。


昨日は、その1である、「知る、学ぶ」について
解説しましたので、今日は2の「考える」について
解説します。


先人の教えを本で学ぶことにより、
市場や値動き、トレードルールに対しての
理解が深まり、徐々に投資の全体像が
見えてきます。


しかし、全体像が見えたからといって、
すぐに売買して利益が上げるほど、
投資は甘くありません。


そこで、実際に自分がどんな売買を
行うのかを考えます。


つまり、トレードスタイルや目標、
ルールについて考えるのです。


例えば、学生時代に学んだ、
数学を例にとって考えると、
問題に対する答えは、基本的には
1つしか存在しません。


それに対して、全く同じ時間帯に、
同じ銘柄での売買でも、
利益を上げる方法は、無数の選択肢に
分かれてきます。


そもそも、買いから入るか、
売りから入るかだけでも、
最初から大きな分岐点があります。


つまり、投資で利益を上げるためには、
考えることなく成り立ちません。


そしてもう1つ、昨日の「知る・学ぶ」の
中でも解説しましたが、投資における行動は、
感情の影響を大きく受けますので、
できるだけその影響の少ない選択肢を
選ぼうと思えば、自分が理解でき、
納得できる方法が最も効果的になります。


そう考えれば、
自分が納得でき、実践を続けるのに、
最も適した方法は何か?ということは、
あなた自身にしか分からず、
それを考えることなしに、
利益には到底辿り着きません。


だからこそ、
自分のトレードについて、
その根拠となるトレードルールについて、
「考える」ことが必要なのです。


この考える行為ですが、
1日とか1か月考えたからといって、
すぐにあなたに最適のトレード目標や
ルールが見い出せるわけではありません。


1か月、3か月、半年と、
学びと並行しながら、市場や値動きを
実際に確認しながら、そして考えます。


この時に、あなたの強力な味方に
なってくれるのが、「投資日記」です。




投資日記では、上記に書いたように、
毎日の市場の観察の中から、
あなたが注目したポイント、その時の判断や理由、
気持ちや感情などを書き残すことにより、
連続する市場の中で、自分の考えていること、
下した判断がどんな結果を生むのかを、
実際の売買の前に、疑似体験することで、
さらに市場への理解を深め、より自分に
適したトレード目標やルールについて、
考えることが可能になります。


これは一定の時間をかけない限り、
無理なプロセスです。


しかし、多くの投資家は、
時間をかけることを嫌がり、
手早い楽な成功を望み、
てっとり早く利益を上げようとして、
最終的に利益を上げられない道を
今日も歩いています。


まさしく、
「急がば回れ」が、
投資の市場でも毎日繰り返されているのです。


昨日から始まった、「やれば利益につながる5つの行動」ですが、
ひょっとしたら、あなたの目には、非常に抽象的で、
いわば精神論のように、映るかもしれません。


しかし、「本を読む」、
「投資日記をつける」ということは、
十分具体的な行動であり、
これを抽象的とか、精神論と
思っていては、いつまで経っても
本当の投資は進んでいかず、
当然利益にも辿り着きません。


少なくとも私は、
この5つの行動を、
今日もそしてこれからも続けます。


あなたも、自分のトレードについて、
考えてください。

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