巨人の監督、阿部慎之助氏が、家庭で娘に暴力をふるったとのこと。
じっさい、娘本人から児童相談所への連絡があり、警察が阿部氏を逮捕しました。
実際に、どんな状況だったのか──外部の私たちがデリケートな部分まで知るのは、難しいでしょう。
だから、無責任に白黒を論じるのは、社会人としてマナー違反だと思うのです。
「通報は大げさだったと娘が反省している。だから、暴力はいけないが、これ以上は問題を大きくするべきではない」なんて意見もあります。
そうかもしれませんが、「家庭内のことだから、まあまあ」と、警察や司法が放置した結果、深刻な問題に発展したケースは数えきれないそうです。
個人的な好き嫌いで言えば、私は阿部慎之助氏が好きではありません。
でも、だからといって「とにかく暴力はいかん」と一方的に有罪と判断する気はありません。阿部氏と娘さんの親子関係が、よりよく進んでいくことを願うだけです。
ちなみに、「DV」の定義は、肉体的な暴力だけではありません。
一方的な支配の関係があれば、すべてDVだそうです。
手を出さなくても、言葉による威圧で支配関係がつくられれば、それはDVです。
といって、単純に「暴力ゼロ」が正しいのでしょうか。
男ならば、本気で殴り合った経験も必要ではないでしょうか。
今回の件が、前向きな議論につながり、親のあり方、子どもたちの知識や認識、警察や司法、行政も含めた社会の仕組みをどうしていくかという、現実的で発展的な議論につながることを期待します。
