売買はメンタルだ──ベテラン個人投資家が、そろって口にする言葉です。
でも、基本は売買手法。
わかりやすく表現すると、「狙いどころ」です。
どんな動きを、どのように狙って、どれくらいの期間の変動で利益を取るか──。
大切なのは、土台の理屈です。
理屈がビシッとしていないと、目の前で激しく動く株価に振り回され、手法そのものが崩壊します。
理屈があり、それをもとに売買して、理屈と感覚が一致した状態で仕上がると、日常の動作などと同じような感じで淡々と売買を実行できます。
この段階になると、気の持ちようや感情が、行動に強く影響することを痛感します。
そして、「売買はメンタルだ」という言葉が出るのです。
でも、メンタルを強くするとか、そんなことは難しいので、挑む価値がありません。
感情のない“売買マシン”のようになれれば理想でしょうが、あり得ません。
人間は感情の生き物です。
感情を否定するのではなく、思いきり肯定して考えるのが正解だと思います。
はっきり言えば、「感情丸出しでいいでしょう」ということです。
買った銘柄が上がったら「やったぜ!」、下がったら「ちくしょ~」という感じです。
ただ、この感情を売買行動に直結させてはいけません!
予測が当たって波に乗れたら、「やったぜ」と思いながら、落ち着いて次の行動を検討します。単純に利食いのタイミングをさぐるのか、乗せる(買い増しする)のか。
曲がったときは、損を小さく抑え、なおかつ時間をかけずに撤退したいのです。
「ちくしょ~」と言いながら、マシンのように冷静に、損切りを実行します。
感情を否定したら、ムリが生じます。
儲かったら、そのおカネを楽しく使うのです。
売買する動機も、利益の使い道も、感情一色じゃないですか。
だから、「感情丸出しの俗物だけど、値動きへの対応が上手」という、ムリのない人間像を求めるべきです。
今回は「メンタル向上」のテーマでアップしましたが、実はテクニックの一部ではないでしょうか。
