【相場のメンタル】強くなる必要などない | 中源線研究会

ゴルフの松山英樹選手が、マスターズのチャンピオンに輝きました。
アジア人初のマスターズ優勝という快挙に、私のようなゴルファーだけでなく多くの日本人が元気づけられ、誇らしく感じたことでしょう。
 
プロのトーナメントは、大勢の優秀なプレーヤーが賞金を取り合う厳しい世界。
「うまい」だけでは生き残れず、あらゆる面で「強い」ことが求められるでしょう。
「このパットを外したら賞金が3百万円減る……」なんて“計算”するようではダメ、そんな発想があるだけで不適格──容易に想像できると思います。
 
では、常にカネが飛び交い、シュールにカネが増減する相場の世界でも、強固なメンタルが求められるでしょうか。
 
個人投資家、ロンドン_300.jpg
 
私の答えは「ノー」です。
 
売買しつづけるプロならともかく、兼業投資家なら「休んでいる」ことも「銘柄を好きに選ぶ」ことも「タイミングを自由に決める」こともできます。スポーツのように、よーいドンでガチンコ勝負を強いられることがないのです。
 
滝に打たれて精神修行する必要もないし、ゲーム理論やプロスペクト理論を学んで行動を合理化する努力も不要です。行動を限定して「常に自分にやさしく」するのが、個人投資家の王道です。
 
林投資研究所が提供する情報、定期刊行の『研究部会報』も、年に数冊発行する単行本も、こうしてお届けするメールの読みものも、YouTube動画も、すべて「不器用でも実行できる」万人向けの方法論です
 
売買が苦しい──こう感じるなら、根本のイメージを見直してみてください。

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