「かたち」から入る | 林知之


何かをはじめるとき、「とりあえずやってみる」人と、「かたちから入る」人がいます。

「即行動派」と「慎重準備派」という感じですが、相場・株式投資では両方のイメージを意識するべきです。

・やってみる(値動きの体感)
・かたちを整える(知識を得て臨む)

株価の動きは、思ったよりも激しいものです。
また、いくら理屈で考えても納得できないケースばかりです。
だから、「とにかくやってみる」ことが大切です。

資金のない若者が「買い物のポイントで投資を体験する」なんて現代風の選択肢も、わるくないと思うのです。

しかし、理屈で片づかない部分が多いからこそ、一定の理論武装も必要でしょう。
最初は少額でも、最終的には一定額を市場に投じるのですから、体験と体感だけでは方向が定まりません。

スポーツのように肉体的要素を求められないうえに、「大切なカネのことだ」と意識するため、感覚と理論のバランスがわるくなったり、両者が頭の中でごちゃ混ぜになるのがふつうです。

だから、別々に考える時間だけでなく、両者のつながりを丁寧に考えることが必要なのです。
練習の段階で雑だと、本格始動後も雑になってしまいます。

 

私は、YouTube動画を拡充していくことについて、「こうしたい」とか「これじゃダメかな」などと“かたち”にこだわりすぎて行動できませんでした。

でも、以前から考えていた企画、「数分で気楽に学べるプロの思考・知恵」というテーマを、やっとスタートさせました。

初心者も意識していますが、土台となる知識や認識、情報の捉え方がテーマなので、
経験豊富な投資家にも役立つヒントが満載、と自負しています。

『分足、日足、月足……「足」には2つの意味がある』(3分48秒)

『株価チャートでなにがわかるのか?──プロの読み筋(前編)』(5分51秒)

ブログ一覧に戻る