材料張りの難しさ | 林知之


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コロナ後の株式市場はどうなる──。

誰もが気にかける課題ですが、つい目を向けてしまうのが「コロナ関連」銘柄。

ワクチンか、特効薬か、いけてる治療法か。
新時代のビジネスか、空気清浄装置のたぐいか。
思いを巡らせて到着するのは、たいてい、「こいつがくる!」というオススメ銘柄情報です。

株式市場が静かでも、なにかしら物色されます。
活況ならば、可能性のある銘柄が次々と買われます。

その結果、「あ~買っておけばよかった」となります。

「あと一歩でたどり着いた」なんて結果論ならともかく、想像がおよばなかった範囲であっても「買うことができたよ」と感じてしまうものです。

こんなタラレバを言いたくない……
儲け損ないは悔しい……

こんな心理が働いて表面的な情報で行動したくなりますが、そういった“材料張り”は難しいものです。

いや、難しいというよりも、「成立が困難」と言うべきでしょう。

コロナの偏った情報に振り回された反省から、
「落ち着いた観察」
「少し長めの期間の分析」
に目を向ける好機です。

 

(後記)
営業日削減で会報5月号に追われながら、その執筆で各種の情報を追った挙げ句……うっかり1カ月ぶりのメルマガ発行です。ごめんなさい。

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