情報の切り取り | 林知之


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依然として世間の関心が薄れない「老後2000万円問題」。
私は、炎上の原因を“切り取り報道”と述べました。

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注目を浴びた報告書には、いろいろな情報がありました。
その中に「日本の高齢者は元気だ」なんて記述も。

・就労者割合が格段に高い
・運動レベルが高い
・労働意欲が旺盛
・思考レベルも高い
(数的思考力や読解力テストの結果)
・インターネット利用率が高い

切り取ることがわるいわけではありません。
情報の一部を拾って自分用に利用するのが当然です。
「いけない」とされるのは、公正さが求められる場合です。

さて、「日本の高齢者は元気だ」を拾ったあと、どうやって自分用に加工するか。
情報の「評価方法」ですね。

「ずっと働けという政府の陰謀にまんまと乗るのか」
こんなふうに憤るのも選択肢のひとつですが、
「そうか、元気に生きよう!」
なんて感じでノリノリのほうが、生き方の選択肢が増えておトクな気がします。

 

林 知之

(後記)
春に夏日がつづき、7月は低温……
梅雨明けはまだでしょうか。
よい週末をお過ごしください。

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