「ない」という選択肢 | 林知之


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サッカーW杯に初出場、アルゼンチンと善戦したアイスランド、試合のテレビ視聴率は99.6%!
選手が「残り0.4%はピッチにいた」とツイートしました。

情報は“受け取り方次第”。
とかく「儲かる情報を見つける」なんて視点が大切にされますが、行動を決する『最終的な情報』は自分自身の中にあるのです。

「国民の100%が見ていた」というアイスランド選手のコメントは、極端ですが、前向きでいいよね、って話です。

先号で、リセットするという選択肢は「自由で小回りがきく個人投資家の大きな“武器”です」と述べましたが、「バンバン売り買いできる」ではなく、「ポジションゼロで休む自由がある」という捉え方が大切です。

林投資研究所では「手法をもて」と提唱していますが、それを置いておいて、「有望な銘柄」という観点で説明します。

雑誌でも、株のセンセイが書く有料メルマガでも、常に「これが有望だ」という銘柄情報が盛り込まれています。「今月、有望銘柄はありません」なんてことはあり得ないのです。

でも、まっとうな姿勢で分析していれば、「対象がない」とか「わからないから休もう」……こんな答えが出てくることもあるはずです。

「売るべし、買うべし、休むべし」という相場格言は、投資日報社の創設者である鏑木繁氏(故人)によると、「休むことができない人が金言に位置づけた」とのこと。

現代でも、「ポジポジ病」などと揶揄(やゆ)されます。

それだけ実行が難しいことだけに、試みる価値は十分!
少なくとも、目の前にあるハザード、取り組むべき課題です。

新刊『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』で解説しているのは、林投資研究所で30年以上続く低位株投資の手法「FAI投資法」です。

ちょっと特殊な状況だったとはいえ、1989年から2000年まで、買い銘柄を選定しなかったのです。

『ちゃんと狙いどころを決めれば、実は大部分が対象外』
『必ず銘柄を挙げるには、大切な一貫性を捨てるしかない』

ストレートに考えれば、これがトレードの真実です。

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