こんな情報に注意! | 林知之


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なにか事が起こると「オレにはわかっていた」なんて言うヤツがいますが、わかっていたような気がする、そんなセリフを吐いてみたい、なんて心理だけなんでしょうね。「本当にわかっていたのなら事前に言えよ!」ってことです。

昨日、7月6日付の日経新聞に、こんな記事がありました。

 「ヒアリ関連株 急騰」
 「殺虫剤需要拡大→フマキラー30年ぶり高値」

猛毒のヒアリが東京でも発見されたということで、実に恐ろしいことですが、なんでもかんでも材料にしてしまうのが株式市場の文化です。

でも、ヒアリの恐怖だけで「30年ぶり高値」をつけたのでしょうか?

林投資研究所が主宰する低位株投資の研究会「FAIクラブ」公式のデータベースで確認すると、フマキラー(4998)は、以前から業績が上向いています。

私たちが使うデータベースは「データスリップ」という名称なのですが、過去の業績推移、会社予想の変遷(上方修正、下方修正)まで記録に残ります。

特別に、フマキラーのデータスリップ画面を、WEBページに公開しました。
→ こちらをクリック!

フマキラーは、ここ数年、増収、増益、増配と業績が極めて順調。
株価も、2014年の初めに300円前後だったものが、直近では800円台に乗っていたのです。

ヒアリの件で上げが加速したという解説は誤りではないと思いますが、
「ヒアリで暴騰したのか!」なんて、まるでお宝を発見したような気持ちで行動に移しても、いったいどうなることやら……。

こういった材料を素早く察知して行動すれば、それはそれで勝てるやり方だと思うのですが、幅広い知識や行動力など多くの要素が求められます。
同じ材料でも、環境によって反応度も異なりますし……。

少なくとも、新聞記事て飛びついても、カモになるだけでしょう。

いや、フマキラーはもう上がらない、と言っているのではありません。
トレードする姿勢の問題です。
また、ひたすらなだれ込んでくる投資関連情報を、どうやって取捨選択するかを決めておくことが求められます。

無視しようと考えても、少なからず影響されます。
では、その度合いは?
あるいは、できるだけ影響される度合いを下げる工夫は?

実践には独自の智恵とスマートな対応が必要です。

 

FAIクラブ公式のデータベース「データスリップ」は、お試し版があります。
データを時系列で見るだけで、異なる視点が生まれます。
どうぞ、のぞいてみてください▼。

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