決断の時 | 林知之


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電車に乗っていてトイレに行きたくなる。自宅の最寄り駅までは5分だけど、駅からも5分歩く。ガマンできるか!
ガマンできる、たぶん……でもトラブルで電車が止まり、静まりかえった車内で限界を超えてしまったら……。

人間に意思がなかったら、部屋から出ることすら実現しません。
定食屋に入って何を食べるか、といったことも含め、すべては決断の連続です。

株を買って下がった。なんだか具合が悪い。切ってしまうべきだと感じる──。こんな状況にもかかわらず多くの人は、「うん、様子を見よう」というのですが、本当は「いまポジションがないとしたら、この銘柄を現在の値段で買う」というくらい確固たる気持ちがあってはじめて「売らない」という答えが出るはずです。

電車の中でお腹が痛いとき、「うん、様子を見よう」なんて表現は浮かびません。

真剣に考えれば考えるほど、緊張すればするほど、サラッと決断できません。
ラーメン屋で「ミソかしょう油か」を決めるくらいのノリで売り買いを決められたら結果も良くなりそうですが、大切なカネのことですから、そうもいきません。

ですが、言葉が自分の気持ちをつくり、それが行動を左右しますから、どんな表現でその場を乗りきるかは、ものすごく重要です。
小さな違いでも、積もり積もって大きくなるからです。

トレードで儲けても、なかなか他人から褒めてはもらえません。
トレードで大損したら、誰からも慰めてもらえません。
せめて自分で自分を褒めようというのが正解です。

とはいえ、自分が感じていることと言葉がズレているのも、良くないわけです。
心のダイヤルをどの位置にセットするか──デリケートで難しい部分です。


 

0400さて、次の土曜日に開催するフリートーク交流会、
今回のテーマは「オレの決断 ~試行錯誤からの脱出~」。

まだ空席があります。お申込は、こちらをクリック!

※トークは午後2時半~5時、懇親会は近くの中華料理店で5時半~7時半です。


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