私は何故相場をするのでしょうか。
人はなぜ相場をするのでしょうか。
その理由というのは、お金が欲しいからです。
お金を儲けたいと考えているからです。
お金を儲けたいという欲望なのでしょうか。
人が相場に向かう根本的な理由は「必要性」なのかもしれません。
人が相場を必要だと感じているから相場をするのではないでしょうか。
人は生きていくためにはお金を必要とします。
また、生きていくために刺激を求め興奮を必要とします。
相場にギャンブル性を求める人も多くいます。
パチンコや競馬、競輪などから一攫千金の可能性を期待しているのです。
相場においても同じです。
1年で億の金を稼ごうと思い描き、日常とは違う生活を思い浮かべるのです。
このようなことが実際にできる可能性があるのが相場なのですね。
手元資金200万円程度で日経225先物を始めた場合、ラージであれば3枚の建玉ができます。
1日に200円の利益を得ることができれば60万円の利益です。
相場は1年で200営業日程度ありますので毎日60万円を儲け続ければ1億2000万円の利益になります。
200万円の資金が1日で260万円になる可能性があるのが相場です。
ひと月に50万円の給料を稼いでいた人が1日で60万円の利益を手にしたらどう感じるでしょうか。
その瞬間に日常とはかけ離れたその雰囲気に飲まれてしまい、自制心や金銭感覚などどこかへ行ってしまいます。
自制心をなくしたトレーダーは60万円の利益を得ると、その60万円をすべて証拠金として使い次のトレードを行います。
相場の動きは自分の思う通りだと信じ、フルレバレッジで勝負をするようになります。
こうなるともう欲望を止めることはできなくなります。
そして、昨日儲けた60万円を含め260万円になった資金すべてを使いラージ4枚のトレードを行います。
その結果300円の逆行を喰らい、含み損は120万円になります。
60万円の利益があったのに、この時点で損失を確定してしまうと200万円だった資金は140万円に減少してしまうのです。
普通の人というのはこんな大きな損失を受け入れることは出来なくなるのです。
そして120万円の含み損を抱えたままオーバーナイトし、眠れない夜を過ごすのです。
翌朝には相場はさらに逆行します。前日から300円の逆行で寄り付くと含み損は240万円に達します。
その日は値を戻すことなくそのまま引け、大引けでは240万円の含み損を抱えることになるのです。
前々日に儲けた60万円を含め260万円の資金から240万円の含み損を抱えているので残りは20万円しかありません。
待っているのはもちろん追証です。
追証を受けるというのは、あなたのやり方は間違っていますよ。この機会にやり直しますか、
それともこのまま間違ったやり方を貫き通しますかと相場の神様が聞いてくれているということです。
この時点で間違ったやり方を辞めて勉強をし直せば相場の世界で生き残っていける可能性があります。
しかし、追証を入れてでも自分の建玉にこだわるトレーダーは近いうちに相場の世界からいなくなることになります。
自分がなぜ相場をするのか、もう一度よく考えてみてください。
自分がお金を儲ける本当の理由はなんなのかを考えてみてください。
今よりももっと裕福な暮らしをしたいからかもしれません。
回りの人を助けるためかもしれません。
どんな理由にせよ、お金を必要としているということです。
何らかの理由でお金を必要としている人がいて、それをなんとかしようと考え相場をしているということです。
相場で最初から大きく儲けようと考えないでください。
200万円の資金を1年で1億にしようなどと考えないでください。
1年で5000％の利益など得られずはずがないのですから。
200万を1年で1億にしようと考えた時点で、その人の心の中には欲望が忍び込み心を支配してしまうということを理解してください。
人というのは誰もがその欲望に捕らわれてしまう可能性があるのですから。
しかもその可能性はかなり高いということを覚えておいてくださいね。
実際に自分のお金を使ってバーチャルトレードから実売買に変更する時には、どんなに資金が多くても
日経225先物であれば分割売買ができる最低枚数であるmini3枚または4枚からスタートしてください。
ＦＸであれば3万通貨または4万通貨からのスタートにしてくださいね。
最低枚数で利益を得られる月が続けば枚数を増やしていけばいいのです。
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