人間は非力だからすごい | ついてる仙人

人間は非力だからすごい

いきなりですが人間というのは、地球上の動物の中で最も非力な生き物なのかもしれません。

ライオンのようにキバや鋭いツメもなければ、チーターのように速い脚力も持っていません。

小動物のようなすばしっこさもなければ、犬のようなするどい嗅覚や聴覚も持っていません。

毛皮も身につけておらず、服を着ていなければすぐに怪我をしてしまうし、身を守ることもできません。

そんな非力な人間が滅亡もせずに生態系の中で君臨しているのは危険な敵から身を守るという優れた危機管理能力を与えられているからです。

危険な敵が目に見えなくても、人間は論理的に推理しながら危険を察知できる能力を持っています。

敵の行動パターンを分析し、計算し、前もって対処することもできるのです。

他の動物が目の前の危険に反応するのに対し、人間は悪い未来を予測し、そうならないように努力するという危機管理能力に優れているのです。

このことはすなわち、マイナス思考を得意とするということなのです。

普通の人は知らないうちにマイナス思考に陥ります。

人間は非力なのですがこの様な理由により、この世界で生き残っていくことが出来、生態系のトップに立っているのです。

しかし、このことが相場に関してはマイナスに働くことになります。

マイナス思考が得意な人間ですから、次のようになります。

「相場で儲けるんだ」と確信できずに「失敗したらどうしよう」「損したらどうしよう」と考えてしまうのですね。

人間の脳はすぐに何かの危険を想定し、その情報が脳に送り込まれマイナスの感情が生まれるのです。

「どうすれば危険を回避できるか」この考えこそがマイナス思考そのものなのです。

マイナス思考は自律神経を支配している脳幹に伝わり即座にストレス反応を引き起こします。

交感神経が異常に亢進し、極端な場合は、手が震えたり顔が青ざめたり、心臓がドキドキしたりし、息が苦しくなったりします。

また心配で心配で眠れなくなったり居ても立ってもいられなくなります。

これをプレッシャーと呼ぶのです。

株の売買でオーバーナイトをして、夜ニューヨーク市場の動きが気になり眠れなくなったりするのもこのマイナス思考によるものなのです。

このプレッシャーが生まれている状態では、交感神経が活発になっているために、ある種の興奮状態が生まれ一時的に行動力も増します。

そのために株の売買で含み損が生まれている状態になっていて損切りをするべき価格になっても興奮して冷静に対処できなくなるということが起こります。

また、人間は損を受け入れることが大嫌いですので含み損を確定しなければ実際の損失にならないと考えロスカットをためらう傾向があるのです。

買い玉を持った瞬間にドキドキしたり、チャートから目が離せなくなったり、仕事中でも携帯でしょっちゅう株価を確認したりするのもこのプレッシャーのせいなのです。

このような経験をしたことのある方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

このように人間は本来相場では儲けることができないように作られています。

それを打開するためには安定した気持ちで売買できる自分の手法を見つけなければならないのです。







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