【マーケット】グロース市場250指数はどうなってんの? | しがないディーラー

グロース250市場指数(旧マザーズ指数)ひどいですね。

日本株が注目を浴びる上昇を始めた昨年4月を100として出したチャートが下のものです。

株価指数比較

思いっきりマイナス圏に沈んでいるのがグロース市場250指数(旧マザーズ指数)。
まだ昨年の最悪期を下回るまではいっていないものの、この日本株の上昇にまったくついていけておらず、完全に蚊帳の外状態。同じ国の株価指数とは思えないほどの状況です。

下は米国の主要株価指数で同じ時期のものを出してみたもの。

米国株価指数

代表的な中小型株指数であるラッセル2000は出遅れているとはいえ、なんとかついていっている印象です。
日本のグロース250のひどさが際立っているなぁ…と感じざるをえない状況ですね。

自分は相場と向き合っていく中で、違和感を感じるような状況を見た時に
「おかしいだろ」で終わらせるのではなく、「なんでそうなっているのか?」その理由と向き合うことが大事だと感じています。
「おかしいだろ」で決めつけて、出遅れ過ぎる、割安過ぎるとムキになって買い向かい続けているとこの一年は地獄のような一年だったかもしれません。周囲がウハウハな状態なのに自分だけが取り残されてしまう。運用者にとっては一番辛いことです。

市場の歪みや異常な動きは、収益機会にもなりますが、その要因としっかりと向き合えていないと思わぬリスクに直面することになりますから。

なんでここまでひどい差がつくのか?
こうなると想定できていた人の方が少ないのではないでしょうか?
グロース250(マザーズ)もいつかは上がる。
ただ待てど暮らせど、そのタイミングが来ないまま、調整局面ではしっかりそれ以上にお付き合いして下げてしまう。

自分なりに考察してみると、
・構造的な問題
・昨年からの上昇局面における物色動向と市場構成の格差
・昨年からの上昇をけん引してきた海外投資家の特性

そんなものがあるのではないかと考えています。
次回、そんなことを少し欲し下げて書けたらなと思います。

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