ソロス氏が大損したそうです。 | 松下誠

おはようございます、松下です。


昨日のNYダウは小幅反落も高値圏を維持、
やはり2万ドルへトライするのか。
上海総合指数は続落です。


米ドル/円は続落して114円台後半。
NY Goldは続伸です。

 


今、ネットのニュースで、
ジョージ・ソロス氏がトランプ相場で大損した、
という記事を読みました。

 


「ソロス氏が大損1100億円=「トランプ相場」で痛手」

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12日、
米著名投資家ジョージ・ソロス氏(86)が、昨年11月の
米大統領選でトランプ氏が勝利して以降、大方の予想に
反して大幅な株高となったことで10億ドル(約1100億円)
近い損失を出したと報じた。

 
同紙によれば、ソロス氏は大統領選後に株価が下落すると
予想して投資戦略を立てた。だが、実際にはトランプ氏の
経済政策に対する期待感から連日株価が高騰する
「トランプ相場」が進行。昨年末までに多くの
投資をやめたが、損失が膨らんだという。 
(時事通信より 原文のまま)

 


ジョージ・ソロス氏といえば、世界一の投機家として名を馳せ、
イングランド銀行に対抗し、英ポンドに売り浴びせを仕掛け、
英ポンドの暴落を招いたポンド危機で有名です。


私は彼の著書を数冊読んだ程度ですので、
その投資戦略の詳細を理解するものではありませんが、
彼独自の政治および経済情勢の読みや相場見通しがあり、
これに沿って、複雑に市場や商品を絡めて
売買を組み立てているようです。

 


そんな世界一の投機家と呼ばれるソロス氏でさえ、
今回のトランプショックは見通しが外れ、
1100億円という巨額の損失を計上したようです。

 


カリスマ投機家の中でも、世界一の
ソロス氏でさえ、時に見通しが外れ損をするのです。

 


おそらくあなたは、カリスマトレーダー/投資家と
呼ばれる人たちは、ほとんど損をすることなどなく、
利益を上げ続けていると思っているのではないでしょうか?

 


そんなことはありません。

 


カリスマトレーダーも世界一の投機家も
損をします。


その後、利益を上げて資金を回復させる、
それが投資です。


ソロス氏にとって、今回の1100億円の損失は、
特に問題のない管理された損失の範囲内でしょう。

 


それであれば、予想が外れたことには
何の問題もなく、次の投資に移行すればいいのです。

 


間違えないでください。

損をせずに、利益を上げ続けることなどできません。


損をして、次に利益を上げる。
これが投資の毎日です。


世界一の投機家ジョージ・ソロス氏の
損失に投資の本質を確認してください。

 


ps

今回のトランプ相場は、それほど読みが

難しかったということでもありますね。

 


pps
ちなみに、私が執筆しているセーフリッチの株レポートでは、
トランプ相場である12月は、利益のトレードを
推奨することができました。


含み利益を拡大中の銘柄の推奨もあります。
ソロス氏に勝ちましたかね。(笑)

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