サイクル論はここで儲かります。 | 松下誠

おはようございます、松下です。

昨日のNYダウは続伸、いい感じの上昇です。
本日の日経平均株価も続伸。
ただこちらは値位置が低いです。


米ドル/円は反落して109円台中盤
NY Goldは続落です。


今日はメルマガではあまり書かない、
個別の通貨、銘柄を取り上げ、
投資理論が見事に再現されている様子を確認し、
解説してみましょう。


個別株も通貨も登場しますので、
株式投資家も、FX投資家も、両方お楽しみ
いただけます。



私は毎朝起きてから、メルマガを書く前に、
各市場の価格をチェックします。

株式市場の個別株は、前日の大引け後に。
為替や商品市場は、当日の朝のチェックです。


その作業を毎日繰り返していると、
嫌でも気になる銘柄や通貨が出てきます。

今は、為替市場の英ポンド/豪ドルがすごく気になります。


なぜか?



サイクルが見事に転換し、その後、
トレンドを形成しているからです。


つまり、サイクルとトレンドの両方を
見ることができる。


このメルマガを読んでいるFXの投資家は、
あまり英ポンド/豪ドルなんていう通貨を
確認することはないと思います。

それは非常にもったいないことです。
チャンスを逃しています。



確認の方法にもよりますが、
国内のFXの投資家の売買は、その7割近くが
米ドル/円に集中しているという統計データがあります。

みんな米ドル/円だけを売買しているのです。


もし米ドル/円の動きに、
儲かるチャンスが現れていなければ、
わざわざ分の悪い通貨を好んで売買していることになります。

英ポンド/豪ドルでも、十分に自由に売買でき、
儲けるチャンスが広がりますので、
ぜひ観察対象を広げてみましょうね。


さて、話を英ポンド/豪ドルに戻しまして、
直近4/21安値でサイクルを転換し、
その後、見事にアップトレンドに転換しています。

4/21の時点で、RSIがダイバージェンスを形成しており、
アップトレンドの可能性が出始めるのは、
4/27陽線あたりでしょうか。


この動きを買えるトレーダーは少ないでしょう。
というか、まずいないでしょうね。


でもサイクルを見ていたら、
買いはありですね。
逆張り(=転換点)のトレードになりますが。

サイクルトレーダーにとって、
こういう通貨を買うことは快感です。

なぜなら、誰もこんな値動きを予想できないから。
でも、サイクルを見ているトレーダーは、
可能性を排除しません。



次に、国内個別株でサイクルの転換の後、
見事なアップトレンドを形成している
銘柄を探してみましょう。

1333:マルハニチロがいいですね。
今の国内市場は全体的に弱い、停滞相場ですが、
マルハニチロはガンガン上昇する独歩高です。


サイクルの転換は、10/2の安値です。
これはプライマリーサイクルスタートです。

ここでも先ほどの英ポンド/豪ドルと同様に、
RSIがダイバージェンスを形成し、
出来高が急増し、ぶん投げが入っているのもいいですね。

サイクルの転換の要素が揃っています。


アップトレンド開始を想定するのは、
早ければ10/21の陽線、かなり確定的になるのが
11/4の陽線です。

11/4の陽線は、出来高の急増を
見逃さないようにしましょう。


この2銘柄は、サイクルの転換と、
その後のアップトレンド形成が、
非常に見事な例です。

つまり、サイクルトレーダーは、
こんな銘柄を買いたい。


ターゲットとして狙っていますので、
しっかりルールを作って、
トライ&エラーを繰り返せば、
着実にこういう銘柄を買うことができます。


多くの投資家/トレーダーが
サイクルを間違って理解し、
その力を引き出すことができないのは、


「サイクルとは転換点を事前に予想するものだ」

と思っているからです。



これは大きな間違いです。
サイクルを知ったからといって、
転換点をピンポイントで事前に予想することはできません。

サイクル論で行うことは、
「転換の可能性があることを知ること」。


ある時間帯、ある値位置に、
サイクルの転換があると知って、
転換の値動きを待ちます。

そして、転換を示唆する値動きが現れれば、
エントリーです。


その後、英ポンド/豪ドルやマルハニチロのように、
逆向きのトレンドを形成してくれれば、
利益がガンガン伸びます。


私は投資の手法や理論の中で、
サイクル論が一番好きです。


なぜならそのポイントで転換するとは、
市場の誰もが想像していないからです。

そこで転換すると思っていませんので、
誰もが買わないポイントを、
私が買って、利益を上げることができるからです。


まさに、
「大衆の逆を行け」の
格言通りの投資理論がサイクル論です。


今日は、英ポンド/豪ドルのサイクルの転換が
どうしても気になり、個別銘柄について、
具体的にサイクルが転換した様子を解説してみました。

サイクル論を詳細に解説し、
理解していこうと思えば、
分厚い書籍が必要ですし、
私のスクールでも4日間の特別講義が必要です。


松下誠のサイクル論の解説本
「FXサイクル投資法マスターブック」
http://amzn.to/1TFjPIi


サイクル論を生半可にかじって
売買するのはけがの元ですので、
興味のある人は学んでみると良いと思います。


人によっては、利益が倍増します。


上記の解説の2銘柄のチャート画像を、
ブログにアップしていますので、
チャート画像を見たい人は、ブログ記事をご覧ください。


「サイクルの転換の様子(個別株と通貨)」
http://ameblo.jp/cycletrade/entry-12164209277.html

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