【金は重要イベント過ぎるまで保ち合いの値固め続きそう】 | 陳晁熙

【金は重要イベント過ぎるまで保ち合いの値固め続きそう】
イスラエルとイランの戦闘が沈静化した。中東の地政学リスクは燻っているものの、双方が核施設を攻撃するという最悪の事態が回避されたことで、金相場のリスクプレミアムが剥落している。

米国では25日に1~3月期実質GDP(国内総生産)速報値や26日には3月個人消費支出(PCE)物価指数といった重要指標の発表が相次ぐ。

いずれも米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に影響を与える指標なだけに、買いポジション縮小の動きも出ている。

終値ベースでの下落率を見ると、NY金が-3.69%、OSE金が-1.85%

この違いはドル円相場の影響による。ドル円は24日の海外市場で節目の155円をブレイクして、25日には155円70銭まで円安が進んだ。

OSE金日足は、一目均衡表の転換線を下回ったが、1万1400円で下げ止まったようだ。ただ、来週1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までは買い玉整理が続く可能性があるため、基準線のある1万1200円レベルまでの調整は想定しておきたい。RSIは50%あたりで下げ止まるだろう。

OSE金予想レンジ、1万1200~1万1800円

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