読みの限界 | 株式投資「虎の穴」

長い間、相場を見ていますが、例えば長期的な安値圏にある2つの銘柄が同じような条件なのに、ひとつは低迷をつづけ、もうひとつは人気化して大暴騰、なんてことがあります。

これを当てる? いやいや、ムリなんです。
それがわかったら、とっくの昔に私ひとりでこっそり、すべての市場が壊れるまで儲けて、世界一の金持ちになっていますから。

結局は、“とりあえずの結果”を見て、対応していくしかないのです。
いわゆるポジション調整、ポジション操作です。

私たちには感情があるので、「できのわるい子ほどかわいい」なんて心理があります。
学校のクラスに成績のよくない子がいたら先生は、立場的にも心情的にも放っておけません。

でも、私たちが相手にするのは、単なる株の銘柄です。
ただの“カネ儲け対象”でしかないのです。

できのわるい子をかわいがるなんて感覚を持ち込まず、冷たく捨てるのが正解です。

できのわるい子を冷たく捨てる──。
たぶん、社会人としての行動規範、道徳みたいなものを少しでも持ち込むと、実行しにくいのだと思います。

そんなつもりはなくても、つい持ち込んでしまうのです。

解決策はひとつ!
「儲かるトレーダーを演じる」という感覚をもち、常にそれを手放さないことです。

家族といるときはリラックス、でも、家族一人一人を守るつもりで状況を見ています。
言葉はカジュアルです。

同じ人間が仕事場に行くと、キリッとした表情で、スキのない敬語を使うでしょう。

2つの言語を話すバイリンガルどころではありません。
誰もが、かなり器用な“切り替え”を、無意識に実行する能力があるのです。
スゴいことです。

だから、相場のことを考える際は、俗世間から離れてキリッと、“相場モード”になるべきです。意識するだけで、誰でもできちゃいます。

―9月16日(水)のブログにつづく―
 

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