7月9日の放送内容について、フォローアップ第2回を「週報」に掲載しました。
フォローアップ(1) 『実践者の過半数が億トレーダー』 7月14日掲載
フォローアップ(2) 『“底で買う”は実現可能か』 本日掲載

7月9日の放送内容について、フォローアップ第2回を「週報」に掲載しました。
フォローアップ(1) 『実践者の過半数が億トレーダー』 7月14日掲載
フォローアップ(2) 『“底で買う”は実現可能か』 本日掲載

バリュー株投資、低位株投資──呼び名は知られていても、体系だった手法を目にする機会はほとんどありません。“目先の商売”しか考えない銘柄情報ばかりだからでしょうか……。
林投資研究所が30年以上にわたって提唱している「FAI投資法」は、29項目のルールによって明確な行動指針が示されているので、誰でも手がけやすいのが特長です。また、月足で大きな上げ下げを観察すると、値動きパターンや集合形で騰落を判断しやすい、俗っぽく言えば「当たる」のです。
2018年7月9日のマーケット・スクランブルでは、実例を挙げながら、月足を使って上げトレンドの開始を判断する方法を解説しました。
映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第136回 らくらく2倍の低位株投資 ~プロが行うお宝銘柄発掘法~ 第1回)

当たり前のことですが、株のトレードでは、買い値よりも高く売れば利益が出ます。カラ売りしたときは、売り値よりも安く買い戻すと利益が生まれます。だから、私たちがまっ先に注目するのは売買の「価格」です。
しかし、「時間」も重要です。
仕掛けてから手仕舞うまでの「期間」です。
相場用語では、「日柄(ひがら)」ともいいます。
1,000円で買って1,100円で売って1割取った──これが1カ月以内ならば素晴らしい結果ですが、もし10年かかっていたら……プラスはプラスでも、「やった意味があるのか」くらいの評価も出てくるでしょう。
もう一度、フォローアップ(1)で示した、1801大成建設の月足チャートをご覧ください。
大きく下げ、下値を切り上げながらも約3年間の横ばい(底練り)をみせ、そのあと本格上昇に転じています。
「価格」だけを考えると、底練り前の139円、つまり最安値に目が向きます(2009年11月)。しかし、ここで買った場合、株価が動意づくまでの3年間、ジッと待たなければなりません。ようやく動き始めたあと、待っていた間の精神的な疲れから、おそらく早めに売ってしまうでしょう。利益は利益ですが、大きな上げを取れない結果に終わるのです。俗にいう「やれやれ売り」です。
では、もう少し遅いタイミングで買うと、どうなのでしょうか。
本格上昇の直前だと200円台の前半、「兆し陽線」(フォローアップ第3回で述べます)のあとで乗ると200円台後半……最安値と比べたら2倍になっていますが、このあたりで買ったほうが値幅取りが実現しやすいのです。結果として、保有期間も短くてすみます。
「数年の横ばいをみせる」のが、一般的な長期サイクルの底値圏です。
その底練り末期に最安値をつけるケースもありますが、いずれにしても、チャートのタテ方向の「価格」よりも、「本格的な上昇トレンドのスタートに近い」または「スタートした直後」で買うほうが、現実的には有利な作戦なのです。

「時間」の問題がない状況はあるのか、考えてみましょう。
商品Xが、A店では100円、B店では110円で売られていたとします。
どちらの店も帰り道にあり、商品Xを買うことだけが目的で特別な条件はないとすれば、A店で買うでしょう。「価格」だけの問題です。
こういったケースでは、「安く買う」という言葉通りに行動すればいいのですが、株式市場に2つの価格は存在しません。どの証券会社で買っても、同じ取引所で買うことになります。
肝心の株価が「時間」の経過によって大きく変化するので、「価格」について選択肢が多いと勘違いしてしまいますが、実はタイミング(時間)に選択肢があるだけで、価格は完全に「市場任せ」なのです。
今日買うか明日買うか、指し値をするかどうか……ちょっとした対応で価格に差が生じるので、選択肢があるように感じますが、すべてタイミング(時間)の問題です。
だから、株価チャートを見て「傾向の変化」を読もうと努めるのです。
損益の金額は「価格」によりますが、利回り、投資効率を考えたら「価格」と「時間」、2つの要素を同時に考える必要があります。

上げ相場は、買い方が増えることで起こります。
では、下げ相場は売り方がつくるのでしょうか? ちがいます。
買い方の増加傾向が鈍ることで徐々に上げ止まる、つまり、値が伸びなくなります。その後、買い方が投げることで下げ相場が生まれるのです。
売り方、いわゆるカラ売り筋の存在は、メインの下げ要因ではありません。
投げ遅れた買い方は「しこり玉」を抱え、安くなってから、あきらめて売るのです。これが、「整理の底練り」と呼ばれる横ばいの動きです。
下げることで投げを呼ぶのが「価格の整理」、時間が経過することで“あきらめの投げ”を呼ぶのが「日柄の整理」ですが、いずれにしても一定の期間が必要です。
大きく下げて安値に達すれば「低位株」ですが、この整理の期間を過ぎることが「買い妙味ある低位株」の第一条件です。このことが、FAI投資法では、29項目のルールの冒頭に示されています。冒頭にある基本ルール1と2を、そのまま示します。
ルール1
4~5年下げ、3段下げ完了の銘柄を買う
ルール2
底練りの中の2番底形成を待つ
ルール1には、「4~5年下げ」とあります。
まずは、何年もかけて下げたことが条件です。
大きく下げて安値に到達すれば、大きく反発する場面もあります。しかし、それは一時的なもので、安全に買いポジションを維持できる状況とは呼べません。だから、下げた直後はドタバタと乱高下、そのあと徐々に動きが静かになる整理期間を経て、やっと大きなトレンドが上げに向かう下地が整うという流れを、常に意識するのです。
さて、ルール2には「2番底」という言葉が登場します。
このイメージが、非常にわかりやすく出現した例があるので紹介しましょう。
これは、1914日本基礎技術です。
大きく下げて底値に達したあと、一時的な反発を挟んで再び安値をうかがいにいきました。2009年前半と2010年後半にある2つの安値が、あたかも「2本の足でしっかりと立っている」ような雰囲気をみせています。
最初が1番底、次が2番底。
「天井も底も2回ずつ」といわれるように、こうした流れを経て、ようやくトレンド転換(傾向の変化)の条件がひとつ生まれるのです。

ルール3
下に来ての6連続陰線に注意。W型の底、または小さくとも毛抜きの出るのを待つ
基本ルールの3番目には、「6連続陰線に注意」とあります。この場合の「注意」は、警戒しろということではなく、「強気のサイン」です。「W型の底」はジグザグの往来だと想像できますが、最後にある「毛抜き」は、なじみのない表現かもしれません。
これについても、実例を挙げて説明します。
このチャートは、1822大豊建設です。
2013年後半から大きく上伸していますが、安値に向かう最後の局面では、実にイヤな売られ方をしています。この部分を拡大してみてみましょう。
ルールには「6連続陰線」とありますが、6本どころか9本も続いています。9カ月間、こんな陰湿な下げ方をしたら、買いポジションを抱えている投資家はたまりません。サイアクです!
でも、この銘柄を買っていない立場で、「みんなが投げ終わったら買いを検討しよう」と考えていたら、ちょっとワクワクするでしょう。この先、ちょっと上がったら「やれやれ」と売ってくるであろう向き、つまり「しこり玉を抱えた参加者」が次々と落ちていくのですから、需給は日を追うごとに良好になっていくのです。
しかし、「株価が下げた」だけでは、買う理由が見つかりません。「上がるだろう」という強い見込みが必要です。その前に、月足で陰線が連続するオソロシイ下げですから、「まずは下げ止まること」が条件です。
それを確認するヒントが、「W型の底」または「毛抜き」です。
株価が下げてくると、高値覚えの感覚から「安いなあ」と感じます。ふだんの消費行動の発想も加わって、なんとなく買いたくなります。でも、株は買って終わりではなく、買ったあとの値動きが問題なので、「下げ止まり」を確認したいのです。
Wを描くようにジグザグするのは、誰もが同意する下げ止まりのサインです。
では、もうひとつの「毛抜き」は?
大豊建設がみせた9連続陰線の部分を、さらに拡大してみましょう。
最後の陰線の次に陽線がきて、2本の安値(下ヒゲ)が同値で並んでいます。これが「毛抜き」です。短期間のW型、2点底で「下げ止まり」と判断できる形です。
これだけで「買い」と判断するのは勇み足です。
ただ、「確実に整理が進んだ」と解釈できるのです。
だから、「6連続陰線に注意」と書かれているのです。
一般的な市況解説は、直近の過去を振り返るだけです。
でも私たち投資家がポジションを取る際は、必ず未来を考えています。
連続陰線で下げているというのは「現状」であり、起きた瞬間から「過去」になっていきます。だから、6連続陰線は「弱い」と表現しても自然なのですが、6連続陰線のあとにW型の底や毛抜きが出現して「止まった」と感じたら、まだ上昇していない段階で「強い」という言葉が頭に浮かぶのが実践者の感覚なのです。
流布本に載っているような“秘密のサイン”めいたパターンを暗記して、ごく短期の値動きをジッと見ても、「当たった」「外れた」と一喜一憂するだけですが、こうして、チャートの読み方の意味を考えれば、実践的かつ実用的な感覚が身につきます。

次回のフォローアップ(3)では、FAI投資法のルールがもつ深い意味を掘り下げるとともに、低位株投資の今後の見通しについて述べます。お楽しみに!
東証1部24銘柄で
らくらく2倍の低位株選別投資術
林投資研究所で30年以上続く低位株投資の手法「FAI投資法」の完全解説版。倍化した実例と解説もあります。
選定銘柄を載せた『研究部会報』特別編集版(PDF)ダウンロード特典付き
7月9日の放送は低位株投資の話。
林投資研究所が誇る「FAI投資法」のルールから、月足の読み方などポイントを解説。
→ オンデマンド映像(無料、30分の動画)
→ フォローアップブログ第1回(無料登録で閲覧可)

本日発行のメールマガジン「1分間の相場実践知識」の内容を、そのまま掲載します。メール配信をご希望の場合、こちらのページからお申し込みください。
洗車すると雨が降る……マーフィーの法則です。
ちまたの投資関連情報には、投資家の不安をあおる材料が目立ちます。
・株式は会社の持ち分、収益を期待して保有するのが自然
・現物市場なので、買って持つのが主流
・ショック安の頻度は低いが、不安要因は気になる
これらが、株式市場の構造のようなものなので、「顕在化している不安要素について情報がほしい」という需要があり、それにメディアが応えるのも当然といえば当然。
ただ、「〇〇不安」などと名前がついているものは、おおかたが価格に織り込まれていて、実際に起きたり、状況が悪化してもショック安が起こらないもの。
懸念材料が残っているのに相場が反転すると、「たしかにそうだが、○○が○○で……」と追加の情報が出てきます。
今なら、「米中貿易戦争の懸念があるのに円安」みたいなことです。
解説を読んで「なるほど」と次の情報を心待ちするようでは、れっきとした情報弱者、立派な相場難民です。
でも、「どうとでも言えるじゃないか!」とツッコミを入れる前に、もう少し丁寧に考えてみます。
材料と株価変動が無縁、とは言えないからです。
観察に一貫性があるかどうか、これが大きなポイントです。
新しい観点が次々と出てくる解説は、その場限りの“読みもの”です。
世の中は常に動いているので、潜在的な相場の材料は無限にあり、株価がそれらを織り込んでいないから変動が起こります。
これは間違いないでしょう。
ただ、それらの材料を完全に拾って分析することなど不可能なので、「すべての材料が現在の株価に織り込まれている」とするのが、少なくとも、“チャート分析”の大原則なのです。
新刊 ↑ には、会員限定『研究部会報』の「特別編集版」ダウンロードのURLがあります。
Amazonでチェック → こちらをクリック!
バリュー株投資、低位株投資──呼び名は知られていても、体系だった手法を目にする機会はほとんどありません。“目先の商売”しか考えない銘柄情報ばかりだからでしょうか……。
林投資研究所が30年以上にわたって提唱している「FAI投資法」は、29項目のルールによって明確な行動指針が示されているので、誰でも手がけやすいのが特長です。また、月足で大きな上げ下げを観察すると、値動きパターンや集合形で騰落を判断しやすい、俗っぽく言えば「当たる」のです。
2018年7月9日のマーケット・スクランブルでは、実例を挙げながら、月足を使って上げトレンドの開始を判断する方法を解説しました。
映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第136回 らくらく2倍の低位株投資 ~プロが行うお宝銘柄発掘法~ 第1回

「この銘柄には下値不安がありません」
よく耳にするフレーズですが、注意して情報の内容を整理すると、同じ人でも時によって根拠がバラバラだったりします。あるときはPER(株価収益率)、あるときはPBR(株価純資産倍率)、あるときは日足チャートの分析、あるときは日経平均との比較……一般の投資関連情報の多くは、その場限りの「推奨銘柄」です。
それに、“商売”で情報を出していると、本当の「おすすめ」がなくても、何かしら読者(情報を買う側)に響くものを陳列しようとします。商品棚がガラガラのまま店を開ける店主なんていませんが、「いつも同じ品質だ」と期待する客としては注意が必要です。
今回紹介したのは、林投資研究所が30年以上も取り組んでいる低位株投資の手法で、「FAI(エフエーアイ)投資法」と呼んでいます。厳しい条件で選定した「売買対象銘柄」を『研究部会報』に掲載していますが、少し前に、「今号には新規の買い銘柄がない」と苦情を言う読者がいました。「新しい銘柄がないなんて、おかしいじゃないか!」と興奮するのです。
そんなことを言われても、銘柄を無理やりに陳列するつもりはありません。
私たちが、自らのカネを動かすうえで、確信をもって「いける!」と思ったら選定する、『研究部会報』に載せる、私たち自身も手がける、ということですから、「ないものはない」というプレーヤー目線の情報を、ふつうの姿勢で発信しているだけです。
実際、バブルの高値1988年から2000年まで、『研究部会報』には「買い銘柄はありません」と書き続けたのです。
市場の動きを事前に捉える“大困難”に、私たち投資家は立ち向かっているのです。中途半端な銘柄探しはケガのもと、どっしりと落ち着いた姿勢を維持し、一貫性のある観察をがまん強く続けることで、安心できる銘柄を選別することができる、どうにかこうにか、苦しみながら実現できる──これが現実です。
ちょっと気張って語りましたが、今回の番組では、私たちが行う「FAI投資法」における特徴的なチャートの見方を説明しました。手法によってチャート分析のポイントも異なりますが、必ず共通点があります。「FAI投資法では、チャートをどう見るの?」という感じで、このフォローアップもあわせて楽しみながらご覧ください。

紹介する低位株投資の手法は、私の最新刊で詳しく説明しています。
この長いタイトルについて説明することで、林投資研究所の低位株投資「FAI投資法」の概略をつかめると思うので、番組の内容をなぞるように、あらためて説明します。
歴史ある29項目のルールは、テクニカル分析(月足による長期波動の観察)、ファンダメンタル分析(限定したシンプルな見方)、買い方、手仕舞いのタイミング、という具合に、低位株を対象に資産を形成するための方法をまとめてあります。また、バランスよく継続するための「付則」もあるので、とても実践的な説明として仕上がっているのです。
低位株、大きな値上がり……つい新興市場を思い浮かべるかもしれませんが、日陰にあるような銘柄でも東証1部は東証1部、やはり落ち着きの度合いがちがいます。浮ついた投資関連情報には登場しなくても、コツコツと事業を続けて安定した業績を上げている優良企業がたくさんあります。そして、それらの株価が人気の推移で安値に放置されている期間は、意外と長いのです。真の意味で「下値不安のない」銘柄をあぶり出すのが、ちゃんと機能する低位株投資の第一歩です。
「24銘柄しか選ばない」とか「常に24銘柄保有する」という意味ではありません。しかし、結果を安定させるため、計画的・戦略的に分散投資します。状況によって持ち株は増減しますが(現金比率が変わる)、単独でコントロールできる限界が「24銘柄」、状況が絶好だと判断してもこの限度を守ろう、と定義しているのです。
風呂敷を広げているわけではありません。「上がればいい」とか「2割上昇で十分」というのが、売買結果に対する現実的な望みですが、その結果をより確実なものにするためには、しっかりと上昇する見込みのある銘柄に絞り込むべきです。
「少なくとも2倍になる、実際はそれ以上に上昇するだろう」というのが、低位株投資で対象銘柄を選ぶ際の適切なハードルです。
市場の中で、価格の安い銘柄が「低位株」、高いものは「値がさ株」、中間が「中位株」と分類しますが、明確な基準なんてありません。ここでも「厳選」がキーワード、私たちは長い間「400円未満」に限定していました。
ただ、多くの上場企業が、100株単位への統一に絡んで大幅な株式併合を行ったので、現在は「700円未満」を低位株と定義しています。
さまざまな基準で、いろいろな銘柄を買う、手持ちは「なんとなく集まった、こだわりの薄いコレクション」──株式投資“あるある”ですが、多くのプロ投資家や巨大なファンドと同じ土俵で勝負する以上、個人投資家だからいいかげんでいいという理屈はありません。
こだわって、厳選して、計画的かつ戦略的に分散投資を行う、そのためには個々の銘柄を厳選するという姿勢は、なにがあっても守るべきことです。
最後の1文字「術」だけを、あえて分離しましたが、しつこく説明する必要はないでしょう。「FAI投資法」は、プロが行う運用と同じレベルで、合理的に体系化された手法だと自信をもって紹介できます。
本のオビには「かつて実践者の過半数を億トレーダーに導いた」と書かれています。また、「株は正しい手法を学べば儲かる」とも。
投資関連情報のほとんどは、断片的すぎるだけでなく、「その場だけのワクワク感」を主とした銘柄情報に偏っています。手軽な情報に安易に飛びつくことなく、「手法」として完成されているものを学ぶことで、対応能力(技術)を高めることができます。
そのFAI投資法が過去、どのような実績を生んだか──この本に盛り込んだエピソードは、林投資研究所オンラインショップの「チラ読み」でご覧ください。
→ こちらをクリック!
さて、低位株というのは、ひとたび上げに転じると非常に大きな変化率をみせます。私たちが実際に「買い銘柄」として選び、大きな上昇をみせた銘柄の月足チャートをご覧に入れましょう。5301東海カーボンです。
選定してあっという間に上昇、というわけにはいきませんでしたが、300円台で選んだものが、動き始めたら短期間で2,000円に達したのですから、やはり低位株は、買う対象として大きな魅力に満ちています。
この銘柄は、選定した私たちもビックリするほど上げましたし、この上げ幅を丸ごと取れるわけではありませんが、下値不安が少ないうえに、ある程度の値幅取りが実現する可能性を秘めているのが低位株。苦労して銘柄を見つけたり、時間をかけて買いのタイミングを考える価値があるわけです。

前項で示したような「大きな値上がり」が、低位株投資の魅力です。
しかし、プラスの面だけを見ていたら、勘違いしてしまいます。
表裏一体の弱点、つまり、解決すべき課題はなにか──下値不安がないほどに安値に放置されているということは、極端に人気の圏外にいるということです。つまり、「いつ動くか」を読むことが難しいのです。
だから、株価変動の基本的なサイクルに目を向けます。
多くの人が、スポーツ報道のように「その日、なにがあったか」をドラマチックに語る市況解説に毒されています。そして、知らないうちに刹那的な観点で市場を見ています。その状況から離れて月足を観察すると、株価変動のサイクルが実に長いことに気づかされます。
1801大成建設は、2012年の終わりから上昇し始めています。個別銘柄は見事なほどバラバラに動くので、「アベノミクス相場」という単語で「株がすべて上昇し始めた」と片づける姿勢は嫌いですが、いわゆるアベノミクス相場を先導し、今も高値で頑張っている銘柄のひとつです。
しかし、リーマンショック後の下げが4年間、因果玉の整理に費やした底練りが3年間と、多くの人が「えっ?」と思うほど、株価のトレンドが変化するには時間が必要なのです。
ちなみに、上げ始めて5年超が経過していますが、高値圏で価格を維持しています。

相場という行為は、常に“無限の選択肢”を与えられています。
スポーツのように、対戦相手、場所、日時、ゲームの制約と、細かい“縛り”が何もないのです。
だから、そもそも予測が「当たった」とか「曲がった」という評価にムリがあるくらいで、投資関連情報の大部分を占める「銘柄情報」にどれだけの意味があるか、というのが正しい議論なのです。
いや、実は「銘柄」は無視できない要素です。
個人の好みで「売買手法」を決め、それに適した銘柄を選ぶのは欠かせない作業、重要な事柄なのですが、単なる「銘柄の当てっこ」には意味がないのです。
結論として、「推奨銘柄」という言葉ほど、相場、トレードのあり方を根底から壊してしまうものはないと確信します。
私たちは真剣に銘柄を選定し、『研究部会報』に掲載していますが、「これを買うだけで儲かる」と勘違いさせるような言葉は使いません。
私たちが選ぶのは、「推奨銘柄」ではありません。
真剣に考えて「いけると判断した」だけの「選定銘柄」です。
ただ、その姿勢が、選定銘柄の精度を維持していると自負しています。

さて、厳しいことを並べましたが、ふだん仕事をしている兼業投資家は、まず時間的な制約があります。「カネのことなんだから、プロと同じことをやれ」と言われても、なかなか実行できないのが当たり前です。
現実的な解決策は、「規模」や「範囲」を限定する、しかし限定された範囲では手を抜かない、ことです。
例えば、「3,000万円を積極的に動かしたい」と考えていたとします。
でも、時間が限られている……。
多くの人は、ユルい基準しかない状態で3,000万円を運用してしまいますが、ほかのマーケット参加者のカモになるだけなので、例えば「1,000万円に減額する」、例えば「売買の頻度を低くする」など、気持ちを抑えて範囲を絞るのです。そのかわり、その範囲では、プロに負けないビシッとした行動をすると決めるのです。
冒頭で、「FAI投資法では、チャートをどう見るの?」と、情報を受け取るポイントを示しました。しかし、知識や情報は、足し算よりも、むしろ引き算を意識してください。
「なるほど、そういう観点があったか」と思うと、今もっているものに追加するのが投資家の心理、いや、資本主義の世界にいる社会人の心理です。その心理がちょっと加速することで、「上げすぎ」「下げすぎ」というマーケットの現象が生まれているのですから、むしろ「今あるものから不安定要素を取り除く」ことを想像してほしいのです。
引き算をする、行動を今までよりも狭い範囲に縮める……それでは「儲けを逃してしまう」と考えがちですが、不要な損失やムダな混乱を減らすことでトータルの利益が伸びる、少なくとも、最も大切な「安定性」がアップするのではないか、と考えてみてください。

次回のフォローアップ(2)では、「FAI投資法」の具体的なルールを示し、月足観測の実際を解説します。お楽しみに!
東証1部24銘柄で
らくらく2倍の低位株選別投資術
林投資研究所で30年以上続く低位株投資の手法「FAI投資法」の完全解説版。倍化した実例と解説もあります。
選定銘柄を載せた『研究部会報』特別編集版(PDF)ダウンロード特典付き
中源線のことをもっと知りたい!
中源線を学ぶ手順は、こちらのページでご確認ください。
※「研究部会報」および「中源線シグナル配信」は、林投資研究所が行っている投資助言サービスです。契約にあたっては、林投資研究所が交付する「契約締結前の書面」をよくお読みください。
月曜夜はマーケット・スクランブル!
7月9日の放送は、久しぶりに低位株投資の話をしました。
新刊の中身も紹介しながら、月足の読み方などポイントを解説。
人の噂も七十五日といいますが、女房だけは昔のことを忘れません。
負けじと古い話を持ち出すと、「男らしくない」と言われてしまいます……。
株価が激しく上下する背景には、参加者のどんな行動があるのでしょうか。
上げ相場は、買い方が増えることで起こる現象です。
でも下げ相場は、売り方の参加で起こる現象ではなく、買い方の増加が鈍ることで上げ止まり、買い方が投げることでハッキリ下げるというのが背景です。
投げ遅れた買い方は、どうするか──。
安くなってから、時間が経過する中であきらめて売るのです。
それが、「整理の底練り」と呼ばれる横ばいの動きです。
下げることで投げを呼ぶのが「価格の整理」、時間が経過することで投げを呼ぶのが「日柄の整理」です。
多くの人があきらめ、新たに興味を示す人の少ない状況が、底練りの末期、つまり「上げの直前」「絶好の買い場」なのです。
いろいろな動きを相手にしていると、的中率は極めて低くなります。
しかし、月足を使って、安値に放置されている銘柄を観察すると、一定の精度で上げの直前を見極めることができます。
安値にいて、誰も見ようとしない低位株群ですが、ひとたび上がり始めると変化率が大きいのが魅力です。
問題は、どうやってタイミングを計るのか。
わかりやすいポイントを紹介したので、ぜひ番組をご覧ください。
8月の放送は、この続編をお送りする予定です。
犬の言葉を翻訳する「バウリンガル」、
猫バージョンは「ニャウリンガル」、
ミキモトが九州大学らと開発した「貝リンガル」は、二枚貝の生体反応を利用して海洋環境を監視するそうです。
女房の言葉を翻訳する機械は、まだでしょうか?
株式を公開して積極的に投資資金を集める上場企業で働きながらも、“投資=アブナイもの”との認識をもつ人は、意外と多いのです。
「資産運用なんてやりません」
株なんて買わない、投資信託すら興味がない、という意味ですが、一定の貯金があれば、それが「運用」です。
タンス預金、あるいは金利がほぼゼロの普通預金でも、モノの価格が下がれば、実質的に「プラスの運用成績」です。
運用とは、「カネの置き場」を決めることなのです。
預金を「日本円に投資」とはいわないでしょうが、「株は買わない」「不動産も買わない」「米ドルにも交換しない」、“日本円で預金”を、運用先として選択しているのです。
株のポジションを減らして現金比率を高めることを、「現金ポジションを高める」と表現します。
カネの置き場を、株から現金(取引口座内)に移したのです。
現金も、「ポジション」のひとつなのです。
へ理屈のようでも、正しい観点、新しい視点につながることがあります。
たまには、理屈をこねてみるのも有効かと。
新刊 ↑ には、会員限定『研究部会報』の「特別編集版」ダウンロードのURLがあります。
6月4日の放送内容について、フォローアップ第3回を「週報」に掲載しました。
フォローアップ(2) 『ちゃんとしたタラレバを言おう!』6月16日掲載
フォローアップ(3) 『妄想のあとに現実、そして妄想する』 本日掲載

トレードは頭のゲーム──とはいえ、論理性や合理性だけでなく、自由闊達(かったつ)な創造性や感情を併せもつのが人間……しかも、株価は理屈通りに動いてくれません。
だから、思わぬ落とし穴にはまらないために、「やってみないとわからない」ことを確認する作業は欠かせないのです。
2018年6月4日のマーケット・スクランブルでは、地味なテーマながら、「売買の練習」が必要な理由、そして、その方法について解説しました。
映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第134回 うねり取りはカンタンじゃない!? ~中源線を使った実践売買のポイント)

オススメ銘柄の情報を見つけた!
「これは儲かりそうだ」と買った。
動きがいまひとつ……どうしようかと迷う・・・
“相場あるある”の迷いです。
誰も、「明日の値段さえわからない」のが真実です。
だから、自分の確信から少しでもズレたら、コントロール不能に陥るというのが、根本的な問題なのです。
「確信と言われてもなあ……」と感じるでしょうか。気負わずに考えてみましょう!
誰も明日の値段さえわからない、だから自分もわからない──この状態で「確信とはなに?」ってこと、それがトレードの課題です。
プロのファンドマネージャーだって、百戦錬磨のベテランだって、明日の値段さえわからないのですから、制約のある個人投資家が背伸びしても意味はありません。「気楽に“妄想”すればいいのだ!」と、開き直ってみましょう。周囲の意見を気にせず、自由に考えてみればいいのです。
といっても、例えば「仮想通貨で50万円が1億円」なんて、バカな妄想はいけません。株で「常に年間倍増」というのも、いただけません。
ちゃんと、実現可能な妄想をするのです。
「半年下げて、下げ止まっている」
「この銘柄は動き出すと早い」
「このあたりで仕込んで、半年で5割取れる」
どれも最後に「と思う」がつくのですが、タイムマシンがない限り当然です。
この「実現可能な妄想」が、トレードで行動を起こす原動力です。
現実の値動きを理解したうえで、「こうなる可能性がある」とリアルな想像をすれば、それは夢物語ではなく、ちゃんと可能性を秘めた、まっとうな作戦なのです。
「希望的観測」と言えばそれまでですが、他人の情報に依存している状態とはちがって確信がもてるので、トレードを展開していく基準となるのです。
妄想通りに展開した場合、「もう少しねばろう」といった確信ある対応を思いつきます。逆に、見込み違いの場合、「今回はちがったな」と新しい確信が生まれます。だから、コントロールを失わずに、悔いのない決断を下すことができるのです。

株式市場では日々、さまざまな銘柄に値動きがあります。
そのすべてが、物理的には、取れる可能性のある変化です。
でも、「現実に取れる」値動きは、ほんの一部分です。
かなり絞り込んだ狭い範囲が、コントロールを維持できる領域、ちゃんとシゴトをこなせる“守備範囲”なのです。
こうして、守備範囲、やり方などについて、実用的な枠組みを設定しておきます。それによって、マーケットの競争に勝つための下地が出来上がります。新聞などのメディア、ツイッターなどのSNSで飛び交う雑多な情報を見て、「自分に必要なもの」だけを選別する目をもつことができるのです。
新聞などの「市況解説」について考えてみましょう。
彼らは、読者である投資家をだまそうとはしていません。純粋に、情報を買ってほしいと考えて努力しています。しかし、結果として“商業的ウソ”が発生します。
その日のマーケットに参加した者全員から意見を聞くことなどできませんが、日経平均が下げていれば「利食い売りで反落」なんて見出しを立てます。「なぜ下がったか? わかるわけないよ」と本当のことを書いたら、誰も買ってくれないのです。
株価がグイグイと上がる場面では「持たざるリスク」なんて言葉を使います。ターゲットとしている個人投資家には、特別な制約がないので、「持たざるリスク」が生じる理由はゼロです。カッコよく表現しているつもりかもしれませんが、一般投資家を意味なくあおる状況が生まれます。
大手ほど、より多くの人をターゲットにしないと成り立ちません。一部の優秀な人たちではなく、なかなか勝つことのできない多くの投資家をターゲットにする結果、ハードルを下げたカジュアルな情報になるのが道理です。その究極、というか典型が、銘柄情報です。
この銘柄がいいよ、上がるよ──実にカンタンで、実用性があるように見えますが、前述した問題が残ります。期待通りに上がっても、そうでなくても、自らの「確信」がないままでは、大切な後始末をするコントロール力をもつことができないのです。

「どれ」(どの銘柄がいいの?)ではなく、「どうやる」(自分なりの確信をもって自発的に行動する)と考えるのが唯一、不要な情報に振り回されないための道です。

さて、最近つづけている「定点観測」です。
気楽に、でも今回述べた注意点を意識しながら,値動きを追いかけてみましょう。
※赤が買い線で買いポジションを3分割で増減、黒が売り線で売りポジション(カラ売り)を3分割で増減させていきます。
7205日野自動車は、意外と短い期間で上げ下げを繰り返しています。そして、中源線がうまく機能しています。
でも、チャートの終わりにダマシの陽転があります(×)。そのあと下抜けする瞬間に陰転していますが、ここは中源線の特別ルール「再転換」が適用されています。
この再転換は、「実に面白い」と感じられるルールです。
中源線は、「トレンドの判断」と「3分割の売買(等分割)」で利益を狙います。慎重に、3分の1ずつポジションを積んでいくのが原則です。しかし再転換の場合、いきなり2単位(3分の2)建てるのです。
通常の転換ならば、「トレンド転換かな? とりあえず1単位」という慎重な対応にとどめますが、再転換ルールは、転換のあと「待て! 前のトレンドが続いているようだ」と判断して、素早く波に乗り直そうとするわけです。
実践者の感覚として、とても納得できる、というか、「そんなふうに対応したいよね」と思えるポジション操作です。多くの人は、「それなら3単位を一気に建てればいい」と考えますが、「それいけ!」でも全玉を一気に建てたりしないところがミソです。
日野自動車は、2018年3月に下げ止まり、4月に陽転……しかし再び弱い動きになったことを受けて「再転換」で陰転──結果として、最後の下げを取ることができました。
8609岡三証券グループは、2018年1月の高値からズルズルと下げっぱなし……中源線も、1月の終わりに陰転して以降「売りっぱなし」の状態です。
600円手前に引いた青い線は、以前の安値水準です(2017年9月)。
約4カ月下げた、以前の安値水準に達した、その水準でジグザグしている(5月半ば)ということから、「そろそろ下げ止まりか? 買っていいかも」という発想が生まれます。しかし、フォローアップ(2)でも述べたように、チャートのタテ方向ではなく「トレンド」を意識することが大切です。
値ごろ感を中心に判断すると、大きなトレンドを取り損なうミスや、仕掛けが早すぎるミスが起きやすくなります。もちろん、値ごろによる判断が功を奏するケースもありますが、「想定外のことが起こるのが相場」「その想定外で大損する可能性がある」「想定外の動きに、大きな利益の可能性がある」といったことを考えると、中源線の魅力を再認識できます。
この岡三証券グループの場合は、「反転してトレンドが上向くまで売りポジションを買い戻さないし、ドテン買わない」のが中源線の姿勢です。
5911横河ブリッジは、私が中源線の実験売買(現在は6銘柄のバスケット運用)で手がけている銘柄です。番組では最近、「オレの銘柄」と紹介しています。
以前は、中源線の転換が少し遅れ気味のことも多く、「クセがわるい」なんて印象を強く感じる傾向がありました。私自身も、「あまり好きになれない」とコメントしていたりして・・・
でも、チャートの前半にある大きな上げを取り、ここ数カ月は「いい感じでうねり始めたかも」という印象です。
なんだかんだと言いながら、目先の動きと結果論に影響されますね。
そんな心の弱さを知ったうえで、うまく立ち回れるようにするのが現実です。
7717ブイ・テクノロジーは、大橋ひろこさんが大好きな銘柄です。
連敗する場面もけっこうある半面、トレンドが発生して短期でキモチよく取れるケースが多いと感じます。
チャートに「一部を手仕舞い」と書き入れています。
中源線には、トレンド途中で一部を利食い手仕舞いするルールがあるのです。その場合も、原則は3分の1ずつです。
ググッと伸びたとき(陰線時は下げが加速したとき)は、かるく手仕舞いして利益をふところに入れておきたいと考えますよね。そんなポジション操作が、中源線ではルール化されているのです。
ただし、利食いを入れてポジションを減らしたままではありません。
そのあと一定の逆行(陰線で売っている場合は、一定の戻り)があれば、またポジションを増やします。
ブイ・テクノロジーも、このチャートの最後で1単位(総量の3分の1)を売り直して再び満玉売り、下げれば下げるほど利益が伸びる状況です。
9983ファーストリテイリングは、日経平均への寄与度が高いこともあって、一般投資家に人気がある銘柄です。いきおい、荒い動きをみせて「中源線がうまく機能しないのでは?」と感じるかもしれませんが、実は相性がよいようです。チャートを見てわかるように、うまく波を捉えています。
しかし、前述のブイ・テクノロジーも、このファーストリテイリングも、1単位の金額が大きいですね。ブイ・テクノロジーは100株で200万円以上、ファーストリテイリングは100株で約500万円です。
取引所は、単元株数(最低の売買数量)を100株に統一する施策の中で、「投資単位は5万円~50万円が望ましい」とアナウンスしていますが、この2銘柄は、その範囲から大きく飛び出ています。内部で、どのような議論があるのでしょうか……。

これで、6月4日放送のフォローアップは終了です。
次の放送は7月9日夜8時。テーマは「低位株の選別投資」について。中源線とはアプローチが異なる手法ですが、株を対象としたトレードである以上、共通点はたくさんあります。そういったことにも触れて、見ているみなさんの見解に幅が生まれるよう努めます。
お楽しみに!
東証1部24銘柄で
らくらく2倍の低位株選別投資術
林投資研究所で30年以上続く低位株投資の手法「FAI投資法」の完全解説版。倍化した実例と解説もあります。
2018年6月新刊
中源線のことをもっと知りたい!
中源線を学ぶ手順は、こちらのページでご確認ください。
※「研究部会報」および「中源線シグナル配信」は、林投資研究所が行っている投資助言サービスです。契約にあたっては、林投資研究所が交付する「契約締結前の書面」をよくお読みください。
本日発行のメールマガジン「1分間の相場実践知識」の内容を、そのまま掲載します。メール配信をご希望の場合、こちらのページからお申し込みください。
サッカーW杯に初出場、アルゼンチンと善戦したアイスランド、試合のテレビ視聴率は99.6%!
選手が「残り0.4%はピッチにいた」とツイートしました。
情報は“受け取り方次第”。
とかく「儲かる情報を見つける」なんて視点が大切にされますが、行動を決する『最終的な情報』は自分自身の中にあるのです。
「国民の100%が見ていた」というアイスランド選手のコメントは、極端ですが、前向きでいいよね、って話です。
先号で、リセットするという選択肢は「自由で小回りがきく個人投資家の大きな“武器”です」と述べましたが、「バンバン売り買いできる」ではなく、「ポジションゼロで休む自由がある」という捉え方が大切です。
林投資研究所では「手法をもて」と提唱していますが、それを置いておいて、「有望な銘柄」という観点で説明します。
雑誌でも、株のセンセイが書く有料メルマガでも、常に「これが有望だ」という銘柄情報が盛り込まれています。「今月、有望銘柄はありません」なんてことはあり得ないのです。
でも、まっとうな姿勢で分析していれば、「対象がない」とか「わからないから休もう」……こんな答えが出てくることもあるはずです。
「売るべし、買うべし、休むべし」という相場格言は、投資日報社の創設者である鏑木繁氏(故人)によると、「休むことができない人が金言に位置づけた」とのこと。
現代でも、「ポジポジ病」などと揶揄(やゆ)されます。
それだけ実行が難しいことだけに、試みる価値は十分!
少なくとも、目の前にあるハザード、取り組むべき課題です。
新刊『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術』で解説しているのは、林投資研究所で30年以上続く低位株投資の手法「FAI投資法」です。
ちょっと特殊な状況だったとはいえ、1989年から2000年まで、買い銘柄を選定しなかったのです。
『ちゃんと狙いどころを決めれば、実は大部分が対象外』
『必ず銘柄を挙げるには、大切な一貫性を捨てるしかない』
ストレートに考えれば、これがトレードの真実です。
Amazonでは今日から「在庫あり」。
この週末に発送されるようです。
私の最新刊は、個人の兼業投資家が取り組みやすい「低位株の分散投資」を解説したものです。
林投資研究所で30年以上続く低位株投資の手法「FAI投資法」、29項目のルールを詳しく解説したうえで、実践における注意点など実用的な説明もしっかりと盛り込みました。
直近の成功事例10銘柄もあります。
私たちが選定した銘柄データを掲載している『研究部会報』の特別編集版(PDF)ダウンロードという読者プレゼントもついています!