セミナー動画 無料公開中

2018年9月30日に、スゴ腕の実践家を集めて開催したセミナーの動画を、無料で公開中です。お気軽にご連絡ください。

日本版「マーケットの魔術師」たちが語る
ぶっちゃけ本音トーク祭

詳しくは、こちらのページからどうぞ!

第1部 「億トレ」トーク

「自由億」は「脱イナゴ」から
ひとつ上(最上位)の投資家になる決め手
投資はマネーゲームか資産形成か
坂本慎太郎氏・林知之氏・大橋ひろこさん

第2部 「スゴ腕」バトル

勝率9割のギャンブラー VS 98勝2敗のスゴ腕証券ディーラー
勝負を決めるのは野生か、理性か
本河裕二氏・プロギャンブラーのぶき氏・大橋ひろこさん

第3部 パネルディスカッション トークバトルだヨ!全員集合

その1
勝ち続ける投資家に必要な資質
その2
オレはこれで勝負する!? いま注目の銘柄・市場
坂本慎太郎氏・本河裕二氏・プロギャンブラーのぶき氏・林知之氏・大橋ひろこさん

10月1日放送のフォローアップ(3)

10月1日の放送内容について、フォローアップ第3回を「週報」に掲載しました。

フォローアップ(1) 「日経平均2万4,000円」って、どんな意味?  10月6日掲載

フォローアップ(2) ブレを受け流すプロの思考とワザ  10月13日掲載

フォローアップ(3) プロの予測はこうだ!  本日掲載

10月1日放送のフォローアップ(3)
林 知之

プロの予測はこうだ!

日経平均が2万4,000円を超えて「27年ぶりの高値」と報じられていますが、現実には儲けにくい値動き……ここから、なにを買うべきなのか、なにを売るべきなのか──。

一般的な業者やメディアの論調を素直に受け入れ、日経平均の短期的な上げ下げや水準を気にするのではなく、“主体”の個別銘柄を効率よく観察することが大切です。

2018年10月の放送では、個別銘柄の価格変動をまっすぐに見る正しい観察法とともに、個人投資家向けの安定的な運用のアイデアを紹介しました。中源線を活用することで、ラクにカタチをつくることが可能です。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第142回 日経平均2万4000円 ~二極化するマーケットにどう対応するか~

当たらない……でも予測が大切

10月1日放送のフォローアップ第3回です。
「プロの予測はこうだ!」なんてタイトルをつけましたが、「プロの予測は当たります。われわれの情報を買わないと損ですよ~」などという宣伝ではありません。

いつも述べているように、「相場の予測は当たったり曲がったりが大原則」「プロでも予測の的中率は決して高くない」という前提です。

プロゆえに、出動する時期をグッと絞り込み、その結果として予測の的中率が高い──こういう論理もあるのですが、コンスタントに仕掛けていたら、プロでもアマでも予測の的中率に大きな差はないと考えてください。予測の的中がカネにつながることを知らない、想像すらしない純粋な子どもならば、高い確率で当てる可能性はありますが……。

さて、なんど期待を裏切られてもプロは、自分の考え方を変えずに、次の相場を読もうと努めます。タイミングを微調整したり、戦略を細かく見直したりはするものの、「どこかに当たる法則はないものか」と正解さがしに走ったりすることはありません。予測そのものが重要とか、当てることが絶対などと考えていないからです。

プロが真剣に相場を読んだ場合、ポジションを取る前に、「きっとこうなるだろう」という自分なりの確信を固めます。真剣なので、その確信が生まれないときは「わからない」と素直に考え、手を出さずにノーポジションで値動きを見守ります。

平均的な投資家は、こんなこだわりなど知らずにプロの予測を聞いて「当たったかどうか」にフォーカスするのですが、重要なのは「真剣に読んだ」という事実だけです。真剣に考えた結果の読み(自分なりの確信)があるから、期待通りの値動きでも、そうでなくても、バランスのよい手仕舞いの判断を下すことができるのです。

山登りならば、ルートや天候について真剣に考えておくから、不測の事態に対して、進むか、引き返すか、その場にとどまるかを判断できるのでしょう。また、順調なときは、プランがしっかりしていることで、おいしい空気や素晴らしい景色をより楽しむことができるのだと思います。

もっと身近なところでは、買い物でしょうか。
高価な時計を買うとき、数ある店から、どうやって1つを選ぶのか──経験と知恵を動員し、重要視するポイントを挙げ、わりと短時間で「ここだな」と決めるはずです。

確信とは、そういうことです。

実際の中源線チャートを見てみましょう。フォローアップ(2)でもご覧に入れた2銘柄を再掲します。

どちらも、赤い丸で囲んだ部分に注目してください。
1つめの6755富士通ゼネラルは、「よし、ここから下げトレンドだ」と読んで売り出動、2つめの2531宝HDは横ばいの中、中源線は「ここから上げだ」と判断しました。「うぅ~ん、どうかなあ・・・」と考えていたら、行動を取ることができません。

さらに2銘柄、同じく中源線チャートをご覧ください。
4745東京個別指導学院と、8473SBIホールディングスです。

中源線では、日足終値によるパターン分析を行います。それまでのトレンドとは上げ下げが逆の動き、つまり「逆行」に注目するので、「小さなブレイクアウトで出動するシステム」と説明できるかもしれません。でも、この2銘柄の例を見ると、以前の高値をブレイクする前に、うまく乗っていることがわかります。

明らかなブレイクを迎え、多くの人が「いけるか?」と考え始めたときには、すでにその方向のポジションを持っているのです。価格が有利なので物理的な余裕が生まれると同時に、精神的な余裕も与えてくれます。

だから、確信が不要に揺れることなく、再び次の相場に、堂々とした態度で臨めるのです。

安定のバスケット運用

最近の株価は、どうも落ち着きがないと感じます。
フォローアップ(2)で示した、中源線による個別銘柄の分析結果、「東証一部の買い線銘柄数」の推移を見ると、「落ち着きがない」という肌感覚が数字に表れていることがわかります。下に再掲します。

※直近で買い線銘柄数がピークだったのは、上記チャートの最後、1,472銘柄(9月26日)ですが、この原稿を書いている10月16日の大引では575銘柄まで激減しています。

このデータは、「中源線研究会」に登録するだけで見ることができます。
日々、16時ごろまでに、その日の大引を分析して更新しています。

中源線シグナル配信は、林投資研究所の有料サービスですが、「自分たちが使いたいものをつくる」というこだわりを捨てずに取り組んだ自信作です。

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この「買い線銘柄数」を実践的な視点で眺めると、例えば「手持ちポジションがこの通りに変化したら“相場に従っている状態になる”」というアイデアが浮かび上がります。

現物の買いポジションを増減させたり、すべて現金にしてカラ売りだけにしたり……いろいろな選択肢がありますが、ただポジションを持ちっぱなしにするのではなく、適度に動かしていく発想をもちたいのです。

私がおすすめしているのは、ここで紹介している「中源線建玉法」で、複数銘柄を“バスケット運用”することです。

株価の変動サイクルは意外と長いので、たとえ期待できる銘柄であっても、半年や1年の間、成績が出ないこともあります。逆に、たまたま成績がよすぎた結果、気持ちが高揚しすぎたり勘違いしてしまうことも心配です。

「リスク」という言葉は本来、「危険」「損失」ではなく、「不確定要素」「想定外」といった意味です。真面目に資産運用を行うなら、ブレが少ないほうがいいのです。

可能な限り銘柄数が多いほうが安定しますが、手作業を交えて個人で行ううえで、50銘柄も60銘柄も手がけるのはムリです。混乱が生じて本末転倒の結果となりかねません。

では何銘柄が適切か……一概にはいえませんが、最低でも4~5銘柄あると、大きな不安はなくなると思います。

中源線で5銘柄を売買するとします。
うまく組み合わせてやると、買いポジションの銘柄あり売りポジションの銘柄ありと、意識せずに「ロングショート」のポジションを取ることができます。売りまたは買いに偏ることもありますが、中源線は3分割の売買なので、「全銘柄が3/3(満玉)買い」とか「全銘柄が3/3(満玉)売り」になることは、まずないでしょう。

ガツンと利益が出る場面こそ「相場の醍醐味」といえるでしょうが、静かに呼吸するように、ゆっくりと歩くように売買を展開できれば、それこそ理想的といえます。プロの思考、プロの予測、プロの行動に近づくために、意識してみてください。

定点観測【臨時号】

さて、番組から約2週間が経過しています。
放送時の「定点観測」では、9月28日までのチャートを使いましたが、それから直近まで、11立会日の値動きを追加したチャートをご覧ください(10月16日大引まで)。

放送当日以降、ご存じのように、マーケットには大きな変化がありました。
個々の銘柄がどんな推移をみせているか、確認してみましょう。

4331テイクアンドギヴ・ニーズです。
2週間前には「上抜けして強い」とコメントしましたが、下げたことで10月9日に陰転しました。落ち着いたあと、どんな展開でしょうか。

5911横河ブリッジは、上げたあと下げ……そこそこの値幅ですが、この銘柄のちょっと気になる部分が前面に出ています。転換が、少しばかり遅いのです。9月から10月にかけての陽線はヤラレ、現在は売りポジションです(増し玉はまだなので、3分の1売りのみ)。

7205日野自動車は、下げてきたあとにダマシがつづきましたが、9月の陽転について「期待できそう」とコメントしました。でも残念……直近の下げで10月9日に陰転しました。

7717ブイ・テクノロジーは陰線のまま、さらにズルズルと下げています。
カラ売りで利が伸びています。

8609岡三証券Gは、久しぶりの陽転だったのに陰転してしまいました。
証券株が次に陽転するかどうか──株価全体の動きを計るうえで注目する向きもあるでしょう。

9983ファーストリテイリングも、当然のように陰転しました。
ただ、上げ方が激しくなかったので、おとなしい印象すらあります。

9984ソフトバンクGは、上げるときも勢いがあった分、下げも強烈です。
しばらく、荒っぽい動きが続くのかもしれません。

これで、10月1日放送のフォローアップは終了です。次回の放送は、11月5日の夜8時に生放送。落ち着きのない動きをみせる現在の株式市場を、中源線の観点から実践的に分析する予定です。お楽しみに!


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昔、ある村の会合がひらかれる場に居合わせて驚きました。
伝達するのは、「今夜、○○の家」という情報だけ。
ある者は夕方5時に来て飲み始め、ある者は7時過ぎ……なにが正解かわかりませんが、電車が数分遅れただけでイラっとする東京の人間とはギャップが大きすぎます。

チャートには、上げ下げの微妙な変化が表れます。
タテ軸の「価格」と、ヨコ軸の「時間」の関係です。
同じ上げトレンドでも、緩やかなのか急激なのか……あるいは、緩やかな上げから急騰に至った、等々。

損益にかかわる「価格」にばかり目を向けがち、だから「日柄を見るように努めよう」という教えは、チャートの機能をフル活用しようという意味です。

また、売買戦略が「どんな時間軸で構築されているか」が重要です。

株価が急落しても、長い時間軸でポジションを取っていたら関係ありません。
でも、短期売買ならば、買いポジションを持っていたら失敗、あるいは、売りを仕掛けていなければならなかった、となります。

この「時間軸」が、外部の力で狂うことがあります。

ほとんどの市況解説は「1日」を区切りにしています。
だから、内容の善し悪しに関係なく、急激な変化を気にして情報を取りにいくと、「1日」という時間軸に引っぱられます。

もう少し情報を……と考えて「今月は」とか「年内は」といった時間軸の情報に目を向けると、時間軸が乱れて混乱します。

実際には、外部の情報に気をつけるというよりも、自分が扱う手法について、「どれくらいの期間のトレンドを重視するか」と考え方を固めておくことが最優先でしょう。

「自分はこれをやるんだ!」と明確に説明できる、確固たる“手法”をもつようにしてください。

10月1日放送のフォローアップ(2)
林 知之

ブレを受け流すプロの思考とワザ

日経平均が2万4,000円を超えて「27年ぶりの高値」と報じられていますが、現実には儲けにくい値動き……ここから、なにを買うべきなのか、なにを売るべきなのか──。

一般的な業者やメディアの論調を素直に受け入れ、日経平均の短期的な上げ下げや水準を気にするのではなく、“主体”の個別銘柄を効率よく観察することが大切です。

2018年10月の放送では、個別銘柄の価格変動をまっすぐに見る正しい観察法とともに、個人投資家向けの安定的な運用のアイデアを紹介しました。中源線を活用することで、ラクにカタチをつくることが可能です。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第142回 日経平均2万4000円 ~二極化するマーケットにどう対応するか~

事件は予見できない

株式市場では日々、いろいろな銘柄が上がったり下がったり……一般の社会では考えられないほど変動しています。

東証一部のデータとして「値上がり率上位」「値下がり率上位」が発表されていますが、1日で10%も20%も変動する銘柄が日々あります。もし、日用品などの価格が同じように変動したら、どうなるでしょう? 昨日まで1リットル150円だったガソリンが165円になっていたり、新幹線のチケットが1日ちがいで20,000円から18,000円に下がっていたり……ビックリしてしまいますよね。

天候の影響を受ける野菜類は、一定の範囲内ながら大きく価格が変動しますが例外的なものですし、株価の変動には及びません。

株価そのものの話に戻ります。
1日で20%値上がりした、あるいは値下がりした場合、合理的とされるなんらかの尺度で計った「会社そのものの価値」が20%変動したかというと、たいていの場合はちがいます。業績の上方修正や下方修正が発表されて変動するケースもありますが、明確な理由を示せない状況のほうが多いでしょう。

解説記事に登場する材料、つまり株価変動の理由とされるものは、ほとんどの場合、前からあるものを株価変動の解説に引っ張り出しただけです。

要するに、株価変動は、突発的なことが多く、理屈を並べても予測が極めて難しいのです。株価が動く理由は「総合的な人気」……こんな説明しかできないのが現実です。そんな変動があるから利益を狙うことができるのですが、なにが起こるかわからないという意味で「事件」です。

その事件の発生を事前に察知できないか──誰もが望むことですが、望んでいるのは投資家自身で、その投資家たちの売り買いで値段が動くのですから、やはり予測不能なのです。

このジレンマが、人間の心をかき乱します。
だから、今回のテーマである「ブレを受け流すプロの思考とワザ」といった、ちょっと深入りした部分を考えざるを得ないのです。

「全体相場」とは?

日経平均は10月になって2万4,000円を超えたあと、目先は下げていますが、直近1年間では上昇傾向にあります(この原稿は10月9日に執筆)。では個別銘柄の動きはどうだったか、中源線のチャートを見てみましょう。

以上の4銘柄を、順に説明します。

(1)4331テイクアンドギヴ・ニーズ
上昇トレンドを描いて倍化しています。

(2)2726パルグループ
いったん下げ渋りましたが、ダラダラと約1,000円幅の値下がりをみせました。

(3)1722ミサワホーム
統計的には中源線と相性がよく、今後も期待できる銘柄ですが、この1年は往来で、うまく機能していません。

(4)8057内田洋行
ミサワホームと同じように往来ですが、中源線が機能して利益が生まれています。

「まずは日経平均」というのが、メディアや業者が発信する投資関連情報を受け取る一般投資家の平均的な観点ですが、具体的な売り買いを決めるには有効な数値とはいえません。

私たち投資家が最も気を配るべき「事件」(株価変動)を見るには、個別銘柄の動きを直接的に観察するしかないのです。日経平均の動向も助けとはなり得ますが、要素としてはかなり小さいものだと考えるべきです。

マーケット全体にリンクする

日経平均に惑わされるなら、いっそのこと見なければいいのですが、社会人として生活しているだけで情報が入ってきます。それに、ごく短期間でない限り、「日経平均が上昇している」=「値上がりしている銘柄が多い」のはたしかです。

個別銘柄の動きが肝心、
日経平均も無関係ではない、
でも個別と平均にはズレがある、
それに、実践に直結しない・・・

こう理解しておくのが、いいのかもしれません。
ベクトル的には、これが「ブレを受け流すプロの思考」です。

学校のテスト結果を考えてみます。
2教科で、数学が50点、英語が50点ならば平均は50点です。
次のテストで、数学が100点になった、英語が0点だった……これでも平均は50点、前回と「変わらず」ですが、数学が100点になったのも事件なら、英語が0点になったのも事件です。

「平均の落とし穴」です。

さて、落とし穴のある平均(日経平均)と個々の事件(個別銘柄の変動)を、ひとつの観点で同時に観察してみましょう。下の図は、日経平均の日足チャート(終値)に、「中源線シグナル配信」における「東証一部個別銘柄の買い線銘柄数」を書き入れたものです。

個別銘柄の値運びを中源線で分析した結果、「いま上昇トレンドである」と判断したものが買い線(陽線)です。その数のピークとボトムの時期、つまりチャートの「ヨコ軸」に目を向けてください。

落とし穴があるとはいえ、日経平均の上げ下げと、中源線によって分析した結果の「買い線数」の推移は一定のリンクをみせています。しかし、2018年1月以降の約9カ月間で、ピーク4回、ボトム3回というのは頻度が高く、それだけに激しい変化をみせていることが表れています。

1月10日のピーク1,515銘柄から1カ月が経過しないうちに、2月7日のボトム343銘柄というのは極端です。7月から8月にかけての変化も、買い線数の差は驚くほどでないにしても、日柄的には急激です。

深い分析ではありませんが、こうして少し丁寧に観察してやると、「全体相場」を正しく見る観点が浮かび上がります。また、「今年の動きは取りにくい」という多くの投資家の感想と、この分析が一致しているといえます。

こういった数字が、予測を当てることにつながるとはいえません。そんな便利な先行指標が手に入ることはないのが、マーケットの大原則です。でも、常に同じ基準で個別銘柄すべてを分析した結果というのは、ちまたの投資関連情報には絶対にない観点です。

林投資研究所では、「中源線研究会」に無料登録したみなさんに、この統計データのページを閲覧できるパスワードを発行しています。

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「中源線シグナル配信」のトップページでは毎日、この統計データを計算して表示しています。

上の画面が、シグナル配信トップページの上部で、下の画面は、それにつづく統計データの一部です。東証一部、東証二部、マザーズ、ジャスダックと市場ごとに、何銘柄が買い線(上昇トレンド)かがわかるだけでなく、その日の変化も細かく表示されます。

ちなみに、いちばん上の「ユニバース」とは、番組やフォローアップで示している銘柄群で、東証一部の中で長期的にパフォーマンスがよく(最長31年間のデータで検証)、かつ安定している銘柄をピックアップしたものです。
(2018年10月現在94銘柄あり、これらはシグナル配信にもかからずチャートが表示されます)

興味のあるかたは、ここをクリックして登録してください。

いつ売ればいいの?

相場が上がってくれば当然、投資家の間からは「いつ売ればいいの?」という声が聞こえてきます。でも、日経平均を見ても答えは出ません。

売買している個別銘柄であっても、単に「水準」で考えて答えが出ることはありません。それで答えが出るのなら、そもそも、私たちに利益のチャンスを与えてくれるような激しい変動など起こりません。

いろいろな予測法がありますが、「中源線建玉法」では、逆行に目を向けて判断します。「株価の変動についていく」という、極めて自然な観察姿勢を数式化しているのです。

買い線のときは買いポジションを取りますが、急激に上がろうが緩やかな上昇だろうが、上がっているうちは放置します。また、上げ方が鈍くなった状況、いわゆる「上げ止まり」の雰囲気でも、さらなる値上がりの可能性を捨てずに買いポジションを維持します。

正確に表現すると、「下げの傾向が出ないうちは買ったまま」なのです。これによって、大きなトレンドを逃しません。

買いポジションを手仕舞いしてドテン売るのは、前述の「逆行」による判断です。下の図を見てください(赤が買い線、黒が売り線です)。

大きく伸びても、高値で横ばいになっても、買い線(赤)のままです。
そして、ガクンと下げた場面で、逆行(買い線なので逆行=「下げ」)を方程式で判断して、チャートの色を黒にします(陰転)。そして、3分割で慎重にポジションを増やし、うまくトレンドに乗ろうとします。

実際のチャートで、この中源線の狙いどころを確認しましょう。

6755富士通ゼネラルは、2018年1月に陰転し、6月の陽転まで売りポジションを維持しました。この下げはじめの陰転が、中源線の狙いどころです。

天井で売ろうとはしません。はなからムリだからです。
しかし、こうして下げ端で乗って最後までねばれば、うまく利益を取ることができます。

2531宝HDは直近、2018年9月の上げに注目です。
8月に下げ止まり、最安値を更新することなく横ばいをみせる中、いいタイミングで陽転しました。これも、狙い通りにトレンド転換を検知している例です。

継続的にトレードを行うために求められるのは、2つの事柄です。

1)絞られた観点で予測する
2)予測と合致するポジションの取り方を定める

プロでも予測を当てる確率は高くないのですが、たまたま聞いたニュースで判断したり、考えが揺れたりはしません。
人間は弱いので、そうならないために、独自の考えをシッカリと固めてから売買に臨んでいるからです。

中源線は、そのカタチを教えてくれる点で、強くおすすめできるツールです。

次回のフォローアップ(3)では、このフォローアップ(2)の最後で触れた観点、「プロの予測」をテーマにします。また、フォローアップ(1)で宣言した通り、「定点観測」の7銘柄を再度取り上げます(もちろんチャートは約2週間分、追加します)。お楽しみに!


東証1部24銘柄で
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極端な値動き、いわゆる荒れ場を得意とする人がいます。
『研究部会報』で「その時 相場が動いた」を連載する本河裕二氏は、派手に動く相場で腕を振るう先物トレーダーです。
マネできませんが、ノンフィクションでつづる売買の再現と、自らの心理分析が心に響きます。

荒れ場のあとだけ、スッと出てくる人もいます。
ふだんは何もせず、大暴落のあと地味な優良銘柄を拾う戦略です。
もちろん、候補銘柄群を常にウォッチしながら“時”を待つのです。
「暴落待ち」専門なのです。

常にポジションを持ちながら、平均の資金稼働率が20%という人もいます。
グッと膨らませて攻める場面は、やはり限られているようです。

資金稼働率の変化が、とても激しい人がいます。
いけると判断したら、かなりのスピードでポジションを積み上げます。
でも、「あれっ?」と思ったらマル(ゼロ)にしてしまいます。

こうやって自分とは異なるやり方を聞くと、なんだか魅力的に感じます。
そして、「どれも実行できそうだ」と感じます。

ポジション操作には筋力とか体力が必要ないので、物理的には実行可能です。
でも、思いつきで行動するとケガをします。
「100%失敗する」ということではありませんが、わずかな歯車の狂いが大ケガになる可能性があります。

前述の「暴落待ち」の戦略は、100%に近い勝率だそうです。
ただ、それだけの精度を得るために出動場所をとことん絞るので、ふだんヒマすぎて、ついチョコマカと戦略外のことをしてしまうそうです。

日常、「そのセリフ似合わない」なんて会話がありますが、準備が足りず、イメージがなくて“自分のもの”になっていないから、受け入れてもらえないのでしょう。

人によっては何個もの戦略をもって器用に使いますが、準備なしに使いこなす人はいません。

10月1日放送のフォローアップ(1)
林 知之

「日経平均2万4,000円」って、どんな意味?

日経平均が2万4,000円を超えて「27年ぶりの高値」と報じられていますが、現実には儲けにくい値動き……ここから、なにを買うべきなのか、なにを売るべきなのか──。

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2018年10月の放送では、個別銘柄の価格変動をまっすぐに見る正しい観察法とともに、個人投資家向けの安定的な運用のアイデアを紹介しました。中源線を活用することで、ラクにカタチをつくることが可能です。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第142回 日経平均2万4000円 ~二極化するマーケットにどう対応するか~

99%が混乱

ときどき「注意すべき点」として挙げていることですが、あらためて述べます。

投資情報の多くは、まず「その日の日経平均の動き」を示してスタートします。個別銘柄よりも、「日経平均」という数字が前日比でプラスだったかマイナスだったかが焦点です。立会のない週末ならば、「来週の日経平均はどうなるか」がテーマですね。

日経平均が大きく上がれば「値上がりしている銘柄が多い」といえますが、短期では、銘柄ごとに連動したりしなかったり……少なくとも、市況解説で取り上げる「1日」「1週間」程度では、日経平均の動きと個別銘柄の動きがリンクしているとはいえません。

市況解説は、知識が豊富だけど相場を張らない(立場上できない)経済記者が書く「読みもの」なのです。だから、誰が読んでもスッキリするように「日経平均」を中心にするのですが、東証一部の約2,100銘柄について、仮に値下がり銘柄のほうが多くても、さらにTOPIX(東証株価指数)が前日比マイナスであっても、日経平均が前日より高ければ「○○で買われた」という論調の解説文が載ります。

「日経平均が2万4,000円台」「27年ぶりの高値」と書いてあれば「そうか!」と思うのですが、「どの銘柄を買うか」「どの銘柄を売るか」などの具体的な行動にはつながりません。

この手のニュースは、習慣で目を通すのですが、結論が出ずに混乱します。

正確に表現すると、求めていることや具体的な売買行動とズレていることに気づきにくいので、混乱していることを自覚しないまま情報を受け取ってしまうのです。

ここまで読んで「そうかなぁ……」と感じる人にとっては、「なぜそうなのか」が問題、次に考える課題です。「なるほど!」と思う人にとっても、「では、どうすればいいのか」が問題です。次の項以降で、事例を挙げながら説明します。

上げあり下げあり保合あり

番組の定番、「中源線による定点観測」。
今回の放送では、時間がなくて少し残してしまいました。

そこで、番組用に用意した全銘柄のチャートと解説を今回のフォローアップ(1)で紹介し、さらには、2週間後のフォローアップ(3)で、その後の動きを加えて再度、同じことをしようと思います。

4331テイクアンドギヴ・ニーズは、2018年3月から7月にかけて倍化しました。当然、(1)の陰転で「こんどは大きく下げる」と考えますが、8月の急激な切り返しで陽転し(2)、再び2,000円を超えて上伸中です。強いですね。

「(1)の陰転で売らずに、買いポジションを維持していればよかった」というのは完全な後講釈、実用性のないタラレバです。機敏に動くことでダマシが出ることもある半面、どんどん逆行して損失が膨らんでいくような事態には至らず、想定通りならば早めにトレンドの変化点を捉えるのが中源線の特長です。

5911横河ブリッジは、私も実際に売買している銘柄です。
9月の放送では「(1)の急落前に満玉売りになっていた」と自慢しましたが、その後の切り返しで陽転し、利益を確定してドテンしました。わるくない展開です。「もう少し早いタイミングで陽転していれば……」と感じる結果ですが、ときどきタイミングが遅れますが、振幅があってそれなりに利益につながるのが、この銘柄の特徴といえます。

7205日野自動車は、わりと短期間の上げ下げ(うねり)が発生する、おもしろい銘柄です。2018年6月からは取れない値運びでしたが(青い四角で囲んだ部分)、直近の陽転は期待できそうな雰囲気ですね。

7717ブイ・テクノロジーは、「あれっ?」と思うほど弱々しい展開です。
中央の高値(2018年3月)にかけての上げ、その後の下げは大きく、「乗っていたかったなあ」と、思わずダメなタラレバを言いたくなります。その下げのあと、2018年7月に下げ止まったような雰囲気でしたが、ダマシの陽転が2回発生した(1、2)あと、さらに下げています。9月の放送では「まだ下か?」なんてコメントしましたが、その通りに下げて陰線のままです。

8609岡三証券Gは、1月の高値で陰転してから約8カ月間、見事なダラダラ下げを演じたあと、ようやく陽転しました。ひとつ前のブイ・テクノロジーも形は似ていますが、中源線による直近の判断はクッキリとちがいます。

9983ファーストリテイリングは、青い四角で囲んだ部分について、9月の放送では、「中源線が機能していない。休むか、ダマシとつき合いながらつづけるか、選択肢は2つある」とコメントしました。でも、9月の陽転(1)からは高値を追って伸びています。

9984ソフトバンクグループは、ファーストリテイリングと同様、日経平均への影響力が大きいことで知られています。でも、ソフトバンクのほうが大きく伸びていますね。ファーストリテイリングは、最低の売買単位である100株で約600万円なので、さすがに個人投資家がついてこない、といった背景があるのでしょうか。

さて、番組で定番の「中源線による定点観測」を行いましたが、前述した通り、フォローアップの第3回でもこれらの銘柄を取り上げます。お楽しみに。

個々の銘柄の動きを見るのは、実におもしろいことです。
でも、単純に楽しむだけでなく、「同じ株でも、ここまで動きが異なるんだ」といった観点も拾い、マーケットを観察するときのポイントとして大切にしてください。

個別銘柄を見よ──日経平均の水準が上がっても、それだけでは利益になりません。売買対象の個別銘柄が変動し、それに対するポジション操作がうまくいって結果が出るのです。当たり前のことですが、意識的に繰り返し確認すべきことだと思います。

プロに学ぶ正しい情報処理

相場を楽しくつづけるためには、一定の安定性が求められます。

プロと同じような安定性を維持するのは難しいので、その分は、資金量を少なめにしたり、売買頻度を下げることで調整するのがいいと思います。しかし、実際に考えることや現実の行動は、プロと同じようにシッカリとしたものにしたいのです。

キーワードは「基準」です。
常に同じ基準、一定の基準を使うことです。

売買資金の多くが“塩漬け”として寝てしまうのが「相場あるある」ですが、原因として、手仕舞いの基準があいまいなことが挙げられます。しかし、その前に、仕掛ける基準が定まっていないことが多いはずです。

値動きがおもしろいと感じて短期勝負を仕掛けたり、企業の成長性や製品の将来性に期待して「株主になる」感覚で買ったり、身近な人が注目しているからと、なんとなく自分も乗ってみたり……ある程度の人生経験もあるし、対象となる銘柄数も多いので、強く意識していないと、つい手を広げすぎてしまいます。

「日経平均が2万4,000円台乗せ」と聞いて「おっ、そうか!」と過剰反応するのも、事前に基準を定めていないからだと説明できます。

情報はいくらでも入ってきます。いろいろな観点について“要不要”を決めておけば、不要な情報に振り回されることも、必要な情報を見逃すこともありません。
これが、プロの姿勢、プロの視点です。

中源線の売買は、その点で、極めて安定しています。
ルールに基づいてポジションの取り方が示されるからです。

ただし、どの銘柄を選ぶか、何銘柄をどのように組み合わせるか、売買資金をいくらに設定するか、等々、自分で決めること、自由にできる部分は山ほどあります。だから、無用の混乱を避けるため、中源線の核となる部分を正しく理解しておくことが大切です。

手法の核となる部分が明確ならば、資金が少なくても売買頻度が低くても、「やるときはプロと同じ」と高いレベルを実現できます。

中源線がどのような結果をもたらすか──ある意味、対照的な2銘柄を挙げてみましょう。

4745東京個別指導学院は、とてもよく動く銘柄です。そして、直近1年間を見ても、中源線がけっこういい感じで機能しています。ただし、残念な部分も見受けられます。

(1)の陰転は、きれいに当たっているように見えますが、1日で大幅安をみせて陰転しているので、結果としては取れていません。(2)と(3)は、上昇トレンドの初期に出現したダマシの陰転です。

7972イトーキも、東京個別指導学院と同じ中源線で判断していますが、約10カ月の長いダラダラ下げが出現し、儲けるために何の問題もありませんが、おもしろみゼロで売りっぱなしという状態でした。

さて、2つの銘柄を見て、どんなことを感じたでしょうか。
より上を目指すのが私たち文明人の性(さが)なので、東京個別を見て「小さなダマシが気にくわない」とか、イトーキを見て「もっと機敏に売り買いしたい」とか、なにか思い浮かぶことがあると思います。

いろいろと深く考えるのが人間ですが、越えてはいけない一線をカンタンに越えてしまうから注意が必要です。上記2つの銘柄は、どちらも同じ「中源線」という基準で判断した結果なのに、パッと見て別ものに見えます。そういった錯覚や盲点があるのも、人間の特性です。

さて、「今さら入門?」と言わず、ぜひ目を通してもらいたいのが、この本です。

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「売り」「買い」の答え(法示)を見て、つい置き去りにしがちな部分をあらためて考え直すことで、中源線利用の質をより高めてください(基礎編)。

株価は、常に期待を裏切りながら大きく変動します。正解がない現実の中で確固たる「自分の答え」を出すには、どう考えるべきか──実例を挙げて深い部分を解説しているので、あなたなりのヒントを見つけてください(実践編)。

中源線に限らず、一定の基準でトレードを行う際の苦労や工夫といった部分に、ビシッと切り込んでいると自負しています。

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次回のフォローアップ(2)では、マーケットの流れについていくためのプロの思考とワザについて、詳しく解説します。お楽しみに!


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言葉とアイデア

林投資研究所の「相場用語集」は、プレーヤー目線の実践的な解説です。
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ちなみに、今日アップした用語解説は「イナゴ投資」です。


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前回、「言葉の捉え方」をテーマにしましたが、おかしな間違いも日常たくさんあります。

相場用語で「なし」「取り消し」を意味するのが「マル」。

顧客からの電話があると保留して「林さ~ん、3番、○○さ~ん」。
外出している場合は「マル~」。
できるだけ省略して素早く話を進めるのが業界の文化です。
でも「マル」の意味を知らない新人は、「わかった、伝える」だと勘違い・・・外線を保留にしたまま放置することがあります。

「キャッシュポジション」という相場用語があります。
文字通り「現金」なので、本来のポジションではありませんが、「いつでもポジションを取ることのできる余裕資金」という姿勢は、
ポジション操作を繰り返すトレードにおいて、大切なアイデアです。

ヘンな先輩から相場を教わった個人投資家は、「まずは現物で買い、慣れたら信用取引でレバレッジをかける」のが当たり前だと考えるようですが、とてもキケンです。
どこかでドボンします。

「マル」という言葉があるんだ! こう思えば、「ポジションをゼロにする場面も必要かな?」とアイデアが広がります。
積極的にキャッシュポジションを増やす(いわゆるポジションを減らす)ことに抵抗感が薄れます。行動に幅が出ます。

 

ときどき、自分が使う相場用語、外部からの情報でキーとなる表現などを、チェックしてみることも有効です。

実は意外だったのですが、アクセス解析の結果を見ると「相場用語集」がけっこう人気なのです。

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ちなみに、今日アップした用語解説は「イナゴ投資」です。

 

(後記)
台風25号は週末、日本海を北上するとの予報です。
影響がなさそうな地域でも、注意しておくべきです。
よい週末を!