【WEB読みもの】株式市場は宝の山

2021年になって以降、個別銘柄の物色は活発になりました。
うれしいことに、FAIの選定銘柄のなかにも順調に上昇するものがしっかりとあります。
 
私は、昨年の夏前から株式市場の先行きについて明るい展望を抱いています。
ただ、大好きな低位株の動きを全体的に見ると、「まだまだこれから」と感じます。否定的なイメージではなく、「今年から来年にかけて買い場が到来する銘柄がどんどん出現する」という期待感です。
 
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「低位株投資」は「バリュー株投資」と同義に語られることもありますが、少しちがいます。低位に甘んじる真の成長株、悪化した業績の見事な回復、安定企業の長期的な上げ波動、と3つのパターンがあり、価格帯が低いことで上昇したときの率が非常に大きいのです。
 
4月1日公開のWEB読みもの第11弾は、研究所が得意とする低位株投資の話。
「真のお宝【成長株】の見つけ方」という副題をつけ、予備知識がない投資家でもラクに読める内容に仕上げました。理論とともに、具体事例も示しています。
 
すでにFAI投資法をご存じだと、少しもの足りないかもしれませんが、逆にシンプルな発見もありそうです。
 
 
中源線によるうねり取り売買においても、マーケット全体のすう勢、それを形成する各種個別株の動向を観察する視点は有効です。

【おトク割引】セット商品いろいろ

一般の単行本は、「再販制」によって値引きできない仕組みです。
でも、林投資研究所オリジナルの書籍は制約を受けません。
 
というわけで、研究所が提唱する「手法を学ぶ」価値ある道のりをサポートする意味で、各種のセット販売をしていますが、意外と認知されていないようなので、あらためてご紹介します。
 

中源線建玉法 完全マスターセット
完成_中源線マスターセット_350.png

単品購入より36,190円おトク

 
完成_FAIマスターセット_350.png
単品購入より7,150円おトク
 
 
目の前の値動きに夢中になりすぎると、混乱や錯覚が増幅します。
でも、狙いを絞った勉強に夢中になる時期があれば、確実に何かをつかみます。
 
 
 

【カンタン分析】倒産企業を買わない方法

価格の安い銘柄を買えば、動いたときの上昇率が驚くほど大きい!
低位株投資の魅力ですが、なかには真のボロ株もあるのでチェックが必要です。
 
JAL(日本航空)は“親方日の丸”企業であるにもかかわらず、倒産を経て再生する過程で、既存株主の持ち分は完全にゼロになりました。一方、大きな事故を起こした東京電力は、そのまま上場を維持しています。極端な例ですが、読みきるのは難しいということです。
 
低位株投資のFAIクラブでは、カンタンなルールで倒産企業を避けてきましたが、2000年ごろからは「有利子負債比率」と「株主資本比率」を確認し、少しでも疑問が生じる銘柄には手を出さないことにしています。東証一部だけで2千を超える銘柄があるので、きわめて安全な枠を設定しても十分な数の投資対象があるからです。
 
少し前、私たちが使っている「ファンダメンタル分析シート」で数字を見る実例を、YouTubeで公開しました。約14分の動画です。
 
 
 
 
もっと精緻な分析をすれば、ちょっとアブない銘柄で、大きな利益を得ることができる──。
そのとおりですが、銘柄選定だけでなく売買実践を行うことが前提なので、机上の分析にばかり時間を割きたくないのです。また、その姿勢が銘柄選定の精度にも寄与しているはずです。
 
実践的かどうか、実用性があるか、いざというときに行動できるか……最終的な売り買いの実行に焦点を当てた思考が重要です。
 
※うねり取りや中源線では、基本的に、ファンダメンタル分析を行いませんが、以下の2点は共通項です。
 ・業績・財務が極端にわるい企業は避けるべき
 ・ざっくりと範囲を狭めるほうが実践的

【市場展望】低位株の買い場がくる

FAIクラブでは月イチで例会を開催し、情報を持ち寄って低位株投資の実践について討論、買い銘柄を選定しています。
 
1984年の発足いらい毎月、欠かさずに集まっています(東日本大震災の翌日のみ中止)。低位の銘柄に焦点を当ててメンバー全員が同じ規格の月足(手描き)を見ているのですから、究極の定点観測です。
 
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昨年の後半からFAIクラブの例会は、「いよいよ買い場か」と徐々に盛り上がっています。
原則を守って粛々とポジションをつくるのですが、「日経平均3万円達成で暴落」なんて議論とは関係なく、投資家としてワクワク感に満ちている状態です。何年も下げて底値固めをしている銘柄が多いと判断しているからです。
 
分類の観点は異なりますが、「低位株」は「バリュー株」とも重なる部分があります。
企業内容は良好なのに安値にいる──「日本の株式市場ではバリュー株が放置されている」「バーゲンセールの状態だ」などといわれて久しいのですが、月足を見ていると「やはりそろそろ買い場か」と感じます。
 
株式市場では短期的な流行が目立ちますが、落ち着いて「本当の優良銘柄」で買いポジションを取る戦略にも、目を向けてほしいと思います。
 
選定銘柄一覧、FAIクラブでの討論内容、関連する読みものは『研究部会報』に掲載しています。
 
以下に、関連する動画(YouTube、視聴無料)を紹介します。
 
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投資法のわかりやすい解説と事例なら、昨年作った本がおすすめです。
 
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※『研究部会報』の発行は助言サービスです。クーリングオフの対象です。契約の際は、事前に交付する「契約締結前書面」の説明をよくお読みください。
 
※中源線研究会のお知らせですが、株価変動の大局を見るFAI投資法の観点をお知らせするために掲載しました。

リセット! 切り返しを逃すな! ~低位株、バリュー株、巻き返しの序曲

1000円を超える日経平均急落で、にわかに投資家心理を脅かす「コロナバブル」の崩壊。

だが、ここからの切り返しで、いよいよ低位株、バリュー株の巻き返しが期待されます。

初動を逃さないためには、どんな値動きに注目すればよいのか、立ち上がった銘柄をヒントに考えました。

→ 動画の視聴はこちら(林投資研究所YouTubeチャンネル)