昨日、著名個人投資家のテスタさんがハッキングされたとXで流されたことで大きく話題になった証券口座への不正アクセス問題。
金融庁のホームページで掲載されているハッキングされた件数です(気づかれていない方もいらっしゃるから実数はもっと多いでしょう)。
金融庁のホームページで掲載されているハッキングされた件数です(気づかれていない方もいらっしゃるから実数はもっと多いでしょう)。
下は警視庁からのデータを元に日経新聞で掲載されていた投資詐欺などの推移です。

SNS型に限らず、投資詐欺や悪質な投資勧誘やライセンスを持たずに投資家集めをしているような業者も沢山存在しています。
つい先ほど、自分のInstagramにも「プロの先生が投資のテクニックをシェアしたり、今注目の急騰銘柄株をおすすめしてくれますよ。」というDMが知らないアカウントから送られてきましたし、最近ではXでも自分のアカウント絡めてくるウザイのが結構流れてきます。
「資産運用立国」
国がこの言葉を標ぼうし、NISA、新NISA、iDeCoなどの制度も作って投資を促進してきました。
これからの時代、投資や資産運用をしていかないといけないという流れ自体はとてもいいことだと思います。
国がこの言葉を標ぼうし、NISA、新NISA、iDeCoなどの制度も作って投資を促進してきました。
これからの時代、投資や資産運用をしていかないといけないという流れ自体はとてもいいことだと思います。
それにも関わらず、詐欺やらハッキングやら、投資を真剣に考え始めた人たちにとっては怖いことばっかり起きている気がします。
投資や資産運用については”ライセンスを受けて業務を営んでいる業者は非常に厳しい基準で”販売や広告について規制されているにも関わらず、”無登録業者や詐欺行為を行う者達は好き放題の誇大広告、嘘を言っても野放し状態”と言っていい状況。
投資や資産運用については”ライセンスを受けて業務を営んでいる業者は非常に厳しい基準で”販売や広告について規制されているにも関わらず、”無登録業者や詐欺行為を行う者達は好き放題の誇大広告、嘘を言っても野放し状態”と言っていい状況。
プロが見れば一目瞭然のような嘘の収益や、高い利回りをうたってお金を集める無登録業者やポンジスキームも後を絶たない。こういった連中は明らかに誇大広告や嘘も平気でやってる。
海外の無登録FX業者とかはホームページで友達誘うとキックバックがあるようなことを平気でうたっていたりして、困ったことにそれが法律違反になることを知らずに一般の人が友達を誘ったりまでしてしまう(口座を作るように勧めて報酬を受け取るのは投資勧誘行為にあたるはずです。実際に知人からそういった勧誘を受けたという相談を受けて、ちょっと調べたら、そのFX業者は金融庁の無登録業者、しかも警告を発出した業者のリストに載っていました)。
このまま放置していたら、投資や資産運用って詐欺ばっかり…と言われてしまいかねない。
ただでさえトランプ関税の乱高下で振り回され、地道に新NISAなどで資産運用を始めた人たちも不安になっているのに、こんな話ばっかり出てくるようでは…。何やら粉飾決算の問題まで出てきていますしね。。。
こういった悪質なことに騙される一般の方々を情報弱者と切り捨ててはいけないと思うんですよね。
資産運用立国を標ぼうし、一般の方々に広く投資や資産運用を楽しんでもらい、将来の資産形成に資することを目指すのであれば、まずはそういった一般の方々が安心して投資できる環境を作っていくことが大事だと思うんです。
金商法の下で業を営んでいる業者は金融庁の監督下に置かれ(海外の業者は各国の金融当局)、違反行為があればライセンスをはく奪されて業務が継続できない、までありえる中で、様々なことに配慮しながら業務を行っている。
しかし、ハナから法律守る気がない悪質な連中や業者(場合によっては法律を知らない人たち)は平気で誇大広告や嘘を書き並べて投資勧誘を行う。一般的な商品ならば、消費者庁が受けてくれるのでしょうが、投資や運用に関してはどうなんでしょうか?
金融庁の監督下にないそういった連中は警察の所管になるのかもしれませんが、とてもカバーしきれる状態にないし、被害届が出てから動いている限り、相当な金額になってからしか事件化しない場合が多い。
投資家を守ること。
安心して投資や運用を楽しんでもらえるようにすること。
それが業界の責務でもあり、資産運用立国や投資促進を進めてきた国の責任でもあると思います。
投資や運用は危険ばっかり…。
と言われて、せっかく盛り上がってきた資産運用の活性化をそんなことでダメにしてしまわないように。
情報弱者と言われる人でも安心して楽しめる環境をいかに作っていくか、国や各省庁、業界としても真剣に取り組んでいかなければいけない状況な気がします。