【ビジネス】運用終了のご報告 | しがないディーラー

2019年5月からエクイティ・ロングショートで運用を続けてきたYamawa Asset Managementは今月末を持って運用を終了いたしました。

まず何よりもご信頼を預けてくださった投資家の皆様のご期待に応えられなかったことを心よりお詫び申し上げます。
最も「恩返し」したい方々にご迷惑をかけることになったことが何よりも心苦しく、申し訳なく、悔しく感じています。

またヘッジファンドを運営するにはPBやAdministrator、Trustee、Regal…様々な立場の方々の支援が必要になります。これまで支援してくださった関係各社の皆様にも心より感謝申し上げます。

そしてこの挑戦を認めてくださった親会社の経営の皆様、応援してくれたみんなにも感謝です。
何よりも一緒に夢を追い、この挑戦に付き合ってくれた仲間に感謝しています。


2023年から色々と足掻いてはみたものの、昨年秋には「これ以上は悪足掻きになる」と決断し、これまで支援してくださってきた皆様のところにお詫びとご報告に伺いました。
そして今月末の運用終了を迎えています。


何が悪かったのか?
何が足りなかったのか?
どうしてこうなったのか?
どうすべきだったのか?

この3年ほど、ずっと自問自答を重ねてきました。
ここでは「様々な面で力不足であった」とだけ書かせていただきます。

それについてはこれまでの我々の取り組み、そのとき何を考え、どう行動したのか、その経験値を少しでも残しておくべきだろうと考えて、閉鎖決定前に「総括」としてまとめて親会社の経営の皆様には共有させていただきました。


昨晩は今月末で退職する後輩たちの送別でみんなと食事をしてきました。
こんな状況にも関わらず、誰も愚痴ることも非難することもなく、笑顔で語り合い、送り出せたこと。
心から彼らと仕事が出来てよかったと感じました。
これまでこの挑戦についてきてくれた一人一人に感謝です。


「挫折」…自分にとっては3度目になるかな。
ただそれまでの挫折とは異なる感覚があります。

目指していたものには届かなかったけれど、それまでの取り組みを通じて成功してくれた後輩たちやそれぞれの夢を実現してくれた後輩たちが何人もいます。そしてまた若い世代が挑戦を続けてくれています。

「ディーリングを通じて、運用者を目指す経験も実績も十分にない若者達が挑戦できる場所を作る。マーケットと実際に対峙し、学び、経験するプロセスを通じて、運用者として成長して欲しい。そしていつかそれぞれが目指す夢を実現して欲しい」という思いで取り組んできたこと。
それが無意味ではなかったことは、これまでも、そして今も
ディーリングで活躍してくれている若い後輩たちがしっかりと見せてくれています。

取り組んできたこと全てが無駄であった訳ではない。
それを彼らが教えてくれている気がします。

「彼らが目指すさらに大きな選択肢、次のステージを作り、持続性のある形で運用者の育成プロセスの基盤を作り上げたい。」という思いで挑戦しましたが、我々は力不足でした。

でもチームの後輩たちには「下を向かずに胸を張って次に向かうように」と伝えてきました。
この挫折を乗り越えたとき、彼らに残るものが「後悔」ではなく「経験」になってくれたらと思っています。

共に挫折を経験した後輩たちのことが何よりも気掛かりで、それぞれが次のステップに踏み出してくれるのを見送りながら、これから自分は「届かなかった夢の後始末」をしばらくやることになります。

シンガポールと日本を行き来しながらにはなりますが、後始末をしながら、自分自身のこれからも模索していかなければいけないと思っています。

2011年に挫折したときに拾ってもらったのが山和証券でした。
それから15年が経とうとしています。いつのまにか一番長く居た会社(グループ)になりました。
何人もの後輩たちが今もそこで頑張ってくれています。
思い入れも強いですが、後始末が終わった先にはそこを離れることになります。
「自分と出会ったこと」「自分がそこにいたこと」で一人でも多くの後輩たちの未来が開けたのなら、自分が過ごした15年は無駄ではなかったと感じられます。
そう感じさせてくれる彼らに感謝です。

その先はまだ白紙ですが、これから少しずつ様々な方ともお会いしながら、自分に何ができるのか?何がやりたいのか?求めてくださる場所があるのか?模索していきたいと思っています。

改めて、これまで多くの方々にご支援いただきありがとうございました。
力不足をお詫びするとともに、何よりも感謝の気持ちを伝えたいと思います。

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