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1月14日(水)のブログ ↑ のつづきです。
信用取引は、「カラ売りを行うためにある」と考えてください。
買いは資金の範囲内で余裕をもち、必ず現物です。
でも、下げを狙うカラ売りは信用取引を利用する以外にありません。
ただ、「カラ売りはキケン」という意見もあります。
これも、投資家の錯覚+証券会社の営業の都合によって生じた誤解、という面が非常に強いのです。
上昇してきて材料もある“強い”銘柄が話題になり、多くの投資家が「いじりたい」とソワソワします。買おうか、どうしようか……。ところが、カラ売りするときも、そんな強い銘柄とケンカするように売り向かうのです。
必然的に、短期間で大負けというトホホな結末があります。
「そんなバカな」と意地になって損切りしないから、ケガが大きくなるのです。
こういった経験が投資家、そして証券会社に残り、「やめておこうよ」という気持ちにつながるのです。
でも、さきほど述べたように、下げ相場なら、現物で買っていても大きくヤラレます。
買ってはいけない時期、カラ売りで着実に利益が出る相場は存在します。
強い銘柄は買いの対象と考え、カラ売りは「弱々しい銘柄」を相手にするのが正解です。
そもそも、買いもカラ売りも、「ポジションを取り、その後の値動きで儲かったり損したりする」点で全く同じです。
現物は先送りできる、カラ売りは先送りできない、信用取引の買いは含み損になっても、現引きして先送りできる、といったことが錯覚につながっているのです。
カラ売りを利用した「ツナギ売り」というテクニックもあります。
多用したら複雑になって手に負えなくなるのですが、現物のポジション(買い戦略)を維持しながら同じ銘柄をカラ売りして“手応え”を確認し、その後の展開をあらためて考える手法です。
とにかく、信用取引はカラ売りのために利用するべき制度です。
ただ、へんな使い方をするとダメだということです。
家庭のキッチンにある包丁だって、使い方がわるいとケガをします。
使い方しだいであり、「包丁はキケンだ!」なんて議論はありません。
信用取引も同じです。
その使い方のなかで、買いの買い(2階建て、現物+信用買い)は非常にキケンです。
証券会社に金利を支払い、わざわざ負け戦の要因をつくるだけです。
信用取引の認識、利用方法のみならず、売買・トレードにおける「資金稼働率」に気をつけるようにしてください。
