株価が全体的に上がると、「どれでもよかった」なんて感じたりします。
でも、安いときに少しムリして片っ端から買っておくなんて、非現実的です。
限られた資金を使い、限定的な範囲を見ながら、限定的なやり方で取る、それを十分にコントロールできるというのが条件です。
実際に取れる利益は、意外と大きくないものです。
だからこそ、「取れるときに取る」というアイデアは重要です。
けっこう長い期間、なかなかうまくいかない、自分の手法が期待どおりに機能しないのですが、取れる期間というものがあります。
そのときに、せっせと利益を上げなければなりません。
とはいえ、それだけでいいのでしょうか?
理屈上は、それで「損小利大」が実現しそうですが、もうひとつ別の発想も必要だと思うのです。
「利益を取った → もっと取る」だけだと、“攻め”に傾きすぎる可能性があります。
ひとつ追加して、
「利益を取った → それをはき出さないように頑張る → 次のチャンスに巡り会う」
と考えるのです。
調子がいいときは連続して取れますが、「取った → ヤラレる」ということも……。
だから、気持ちのうえだけでもいいからワンクッションおいて、まずは取った利益を温存して「しっかりと自分のものとしてつかむ」感覚が必須ではないでしょうか。
利益を上げても、損失を出しても、そのあとのトレードでムリをして負のスパイラルに落ちていく……この、あるあるパターンに近づかない、いや、近づく可能性を生まないように頑張るのが、トレードの現実だと思います。