自民党総裁選と株価 | 株式投資「虎の穴」

自民党の総裁選は、10月4日投開票の予定です。

全国の党員・党友による「党員投票」も実施する、「フルスペック型」だそうです。

 

前回の総裁選では、高市早苗氏が総裁になると利権がつぶされると考えた親中派が、単なる高市氏否定のために石破氏を選んだ、などといわれています。

そうかもしれません。

 

今回はフルスペック型の投票なので高市氏に有利ともいわれますが、彼女を支持する党員の多くが、自民党を見限って参政党に流れたなんて話もあります。

 

さて、どんな展開が待っているのでしょうか。

 

株価にとって、政治は重要な要因です。

ただ、政治の動きを注視しても、株価指数の動きすら当たらないのが現実。

 

少し前から、とことん評判のわるい石破総理辞任の観測が流れると株価指数が上昇、続投の意志が強いなんて報道されると下落……こんな動きを感じ取れたのは、特別な状況だったのではないでしょうか。

 

このように、たとえ大きな材料でも、短期的な動きと結びつけて考えることには否定的な私ですが、あえて総裁選と株価の関係を考えてみたいと思います。

 

相場が好調なときに追加で好材料が出ても上がらず、逆にトレンドが下向きになり、「好材料出尽くし」と解説されることがあります。

 

現在、株式市場は堅調で、私は長期的に強気ですが、直近はかなり多くの銘柄が上昇して「もしかしたら上げ止まりつつある?」というようにも見えます。そうならば、高市氏が勝っても下げ、小泉氏が勝っても下げ、という流れが考えられます。

 

結局は、「相場は相場に聞け」という格言の通り、流れを見て、一歩遅れでついていくしかないのです。

先日も、このテーマでブログを上げました。

 

 

 

私は、「材料と大衆心理」という観点で先行きを考えることはありますが、根拠のない材料張りはキケンです。

 

さて、一般論を述べながらも、個人的な相場観に触れてしまいました。

しかし、下げを予告しているわけではありません。

 

長期的に強気で、現在も十分な買いポジションを持っています。

ただ、大きく伸びた銘柄を中心に利食い、少しだけ資金稼働率を低下させました。

また、残っている銘柄は出遅れ的なもので、このまま伸びても、いったん押してモタついても不思議はない、どっちでもこい、と考えているものが多いのです。

 

だから、先行した銘柄、大きく伸びた銘柄が、ぼちぼち下げに向かってくれるとわかりやすい、ありがたい──個人的な都合、ポジショントークがこぼれただけです。

 

自分のやり方、自分の尺度で、悔いのない判断と行動を取るのが正解です。

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