イスラエルとアメリカがイランに対して共同軍事攻撃を仕掛けてから、2週間ちょっとが経過しました。
原油のほとんどを中東から輸入する日本にとって、おだやかな状況ではありません。
といって、メディアが騒ぐ「ホルムズ海峡の危機」も、いささか大げさに響きます。
すでにガソリン価格が相当に上がっているようですが、ペルシャ湾からホルムズ海峡を通過して日本に到着するまで、約3週間かかります。それなのに、もう値上げ?
原油価格が落ち着いた場合、同じように素早く値下げするのでしょうか?
価格調整の件はともかく、世界の市場を見ていると、日本のメディアが騒ぐほどの混乱(株価の下落など)は見受けられません。
とはいえ、昨年春からずっと順調だった日本の株式市場に、水をかける出来事だったのは間違いありません。
戦争は、兵士にも市民にも被害が出る悲惨な行為です。
社会人として、認めたくありません。
といって、つまらない善悪二元論で感情的に語っても意味はありません。
感情を排し、あえて人道的な視点を除外して考えると、「世界経済のファンダメンタルに大きな変化はない」と思うのです。
むしろ、戦闘による需要増加がプラスに働くうえ、安全保障のために各国が、積極的に経済政策を強化します。
もちろん、いわゆる相場の上げ下げはあります。
昨年から順調に上昇していた銘柄が、今後の数カ月間、下げトレンドをみせるケースだってあって不思議ではありません。
混乱に乗じて、うまく儲けようというのは、キケンな発想です。
相場が落ち着くのを待ちながら、自分の戦略を実行してください。
昨日の放送は「個別銘柄フォローアップ解説」、3月2日に紹介した10銘柄が、その後の2週間でどう変化したかを確認する内容ですが、ここで述べたこともメッセージとして盛り込みました。
