買ってもダメなら売ってみろ | 株式投資「虎の穴」

予測を立てる、つまり相場の先行きを考えるのがトレーダーのシゴトです。

それなのに、「当てようとするな」というキツ~い戒めのお言葉があります。

じゃあ、どうすればいいの?

「動きについていく」ことだけを考え、自分の見通しを大切にしすぎて意地にならないことです。

こんな客観的な姿勢をすんなり実現するためのテクニックが、分割売買なのです。

「よし、そろそろ買い場だ」と考えたとします。
しかし、「最も有利な場面で買おう」と力を入れたって、そんなものを見通す能力が、生身の人間にそなわっているわけがありません。

意味のない妄想に時間を費やして目がくもる結果、素直に株価変動を捉えることもできず、最もダメな決断に至るという悲喜劇が待っています。
こういった人間の特性や感情の作用など、現実の問題を解決するのが、分割売買です。

「そろそろ買い場だ」と感じたとしても、いきなり計画した数量を仕込んだら失敗します。
いや、「見込み違いかな」と思ったときに修正できない状況をつくってしまうのです。

「試し玉」として、少量だけ買ってみればいいのです。
試し玉というのは、値動きを素直に観察するためのワザです。

わずかな数量でも、実際にポジションを取ってみると、値動きから受ける“感じ方”が違います。想像だけでは得られないホンモノの臨場感が生まれるのです。
しかし、数量を抑えているため、意地になって“目がくもる”懸念はごくわずか。しかも、「確認しながら少しずつ進めていく」という慎重な姿勢が自然と発生します。

100株だけ買ってみて、あらためて値動きを受け止めてみたところ、「どうも感じがよろしくない」となったら、損金など計算せずにサッと投げます。

自分の都合や感情にジャマされずに素直に行動するために数量を抑えておく──これが、試し玉の役割です。

「押してもダメなら引いてみろ」なんて言葉がありますが、理屈通りに動くことのない株価に対しては、その場だけの感情をスパッと捨てて行動することが求められます。

「買ってもダメなら売ってみろ」
ゆらゆらと柔軟に行動し、値動きに“ついていく”のが理想なのです。

☆関連する動画がYouTubeにあります。

 

プロの技法の第一歩は「分割売買」だ

 

誤ったナンピンとプロの考える正しいナンピン

 

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