相場は、「売り」と「買い」で成り立ちます。
当たり前ですが、買った株を“消費”することはなく、いつか売ります。
というか、売るために買うのです。
「高く売る」のが狙いですが、期待どおりに上がらなくても売ります。
手仕舞いして、次の売買に現金を使わなければなりません。
下げを狙うカラ売りでは、手仕舞い=買い戻しですが、説明のために「上げを狙う買い戦略」に絞って話を進めます。
タイトルに掲げた「売るべし、買うべし、休むべし」は、相場金言です。
この金言を自著で紹介した鏑木繁氏(投資日報社の創業者、故人)によると、金言を考えた人は売り買いしながらも休むことをしなかったそうです。誰かがツッコミを入れたら、「なかなかできない。だから金言にした」と答えたそうです。
ふざけた話ですが、“ポジポジ病”という言葉が一般的なように、儲けの元であるポジションを持たずに休むというのは、なかなか難しいことなのです。
休むには手仕舞いが不可欠です。
そもそも、その手仕舞いが難しいのです。
恋人との交際と同じで、くっつくのはカンタン、別れるときには大きなエネルギーが必要と説明することが可能ですね。
損切りは、ダメ玉を捨てることです。
ダメな状況を認識しているはずですから、実は行動するだけなのですが、「明日からガンガン上がるかもしれない」と思いながら切って損を確定するのは、心理的に抵抗が大きいのです。
では、利食いは?
私は、損切りよりも利食いのほうが難しいと思います。
だって、自分の優秀さを証明しているポジション、自分の決断と行動が正しいという証拠を、自らの手で消し去る行為だからです。
最高値に近い位置で売る“サイコーの利食い”を交際にたとえると、「ラブラブの恋人と、クリスマス前に別れる」のと同じ……本題から外れますが、「高値で売り逃げよう」なんてムリなことを考えてはいけないということですね。
さてさて、売買の資金は決まっています。
どんどん買って、足りなくなったら次々に追加する、なんてことはできません。
決まった金額を、安全に、でも利益を求め、効率よく動かすのが「運用」です。
だから、売ったり買ったりします。
ポジポジ病は、買ったままの状態です。
なおかつ、頭をクリアーにするための休みも重要です。
―1月30日(金)のブログにつづく―
