5月7日放送のフォローアップ(3)
林 知之

プロが考える「値幅取り」

「値幅取り」は相場の醍醐味!

とはいえ、単に「値幅がほしい」と願うだけではカンタンに返り討ちに遭います。そもそも、「キモチいい~」というのが値幅取りを狙う理由ではありません。

未来がわからない相場の世界で、どのように値幅取りを求めるか。どんな方法で実現するか──ある意味、究極のテクニックです。

2018年5月7日のマーケット・スクランブルでは、プロが考える実践的な「値幅取り」を解説しました。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第132回 株式投資の醍醐味~「大化け銘柄」をつかめ!


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「気持ちいい~~」からじゃないんです

値幅取りは、相場の醍醐味です。
実現すると、とても気持ちがいいのです。

しかし、私が「値幅を取れ」と主張している理由は、単に「気持ちがいい」からではありません。達成感があるのは当然ですが、達成感そのものが目的ではないのです。

「経費としての損失」を避けることができない以上、ある程度の値幅取りもないと、トータルの利益は伸びません。値幅取りは、一定のパフォーマンスを達成する意味で必要、その必要なものをゲットした満足感というのが、本当のところです。

いたずらに「値幅がほしい!」と考えるだけだと、売り場を逃したり、荒い動きの銘柄を手がけて苦労したりと、トレードが大きく狂う懸念が発生します。

「少し時間をかけてもいい、小さな波を無視して、利を伸ばすべくねばろう」

このように、ちゃんと考えがまとまっていないと、売買の途中で混乱してしまいます。期待と現実にギャップがあるので、無視すると決めた小さい波まで気にし始めて「いったん売っておけばよかったの?」と思ってみたり……結果論を持ち出して迷うのです。

ムチャをして値幅取りを目指すのではなく、冷静に「いけるだろう」と判断して取りにいくという上級テクニック、リスクを許容範囲に抑えながらの攻めだという点を、理解してください。

着実な利益とは

株式市場には不特定多数の投資家が集まり、「自分だけが儲かればいい」と考えて競争しています。だから、予測を「極めて高い確率で当てる」とか、「確実に利益を出す」方法はないのです。「確実」を期待するのは人間の心理ですが、あらためて考えて「それはないよね」とオトナの認識をもつことが大切です。

負けを小さく抑えながら、勝てるときに勝つ。手法にもよりますが、1カ月、半年、1年といった一定期間でプラスになるように頑張ります。私たちが目指すのは百戦百勝ではなく、その一定期間のトータルがプラスになる、つまり「着実に勝つ」ことです。

そのためには、勝てるときに勝つ、取れるときに取る、値幅が発生しそうなら可能な限り取るよう努めます。この部分も、「着実な利益」という言葉で私は表現したいと考えています。

2017年の株式市場について、平均株価などを使った各種の統計値から「市場全体がおとなしかった」と評する向きもありますが、個別銘柄で大きく上伸したものは多かったと思います。

それら個別銘柄の伸びを、どこまでつかまえることができたかを考えます。

どの銘柄が伸びるかを当てるのが難しいし、どれが早いかを推測するのも困難で、当たったとしても、動き出すまでの時間(日柄)が想定以上に長いケースがあります。

とはいえ、安値で静かな推移のときに仕込むのは、それほど難しくありません。丁寧かつ慎重に進めば、けっこう有利な価格で拾うことは十分に可能です。

では、買った銘柄が目論見通りに上がったあとは、どうでしょうか?
3割の上昇で終わるのか、2倍になるのか、3倍、4倍と伸びていくのか──人気が集まる動きには限界がないので、想定することそのものが難しいのです。

だからといって、大きな上昇を狙わない手はありません。例えば、安値で仕込んだ銘柄が5倍になった場合、2倍で売ってしまったら取り損ないが大きいと反省すべきではないか、といった議論があるのは当然です。

500円の株が、5倍の2,500円になった……動いた2,000円幅を丸々取るなんて、いくらなんでもムチャなイメージです。でも、せめて3倍の1,500円までねばることはできなかったのか、くらいのことは考えてもいいでしょう。

少なくとも、500円で買ったあと、初動でさっさと売って100円幅取れたなんて結果は、「短期で2割」なので十分な成功と呼べるものの、「もう少し取れなかったのだろうか……」と考えてしまいます。

基本を守り、過度のリスクを取らずに淡々とトレードを続けながらも、値幅取りのチャンスをものにする試みは必要だと思うのです。

野球で、大きなヒットを打った打者が、「とにかく手堅く」と一塁で止まってしまったら、得点のチャンスを減らしてしまいます。ムチャな走塁をしてアウトになったら元も子もないのですが、「二塁まで走れる」可能性を必ずチェックしますし、「いける」と判断したら三塁まで走ります。

トレードで、小さい利益を重ねながら、どこかで大きくヤラレてしまう、いわゆる「コツコツ、ドカーン」(利益コツコツ+損ドカーン」のパターンは、意外と多いのです。リスクを取って株式投資を行うのですから、リスクに見合った利益を期待すべきです。

それが、「安全管理を行ったうえでの“着実な利益”」です。

取れるときに取る!

中源線における予測法の部分は、「トレンドの発生を、少し遅れて検知する」と説明することができます。

安値から少し立ち上がった段階で「上げトレンド開始かな。買いだ」と判断し、高値から少し下げかけた時点で「下げトレンドだ。売りだ」と判断するのが、中源線のロジック(強弱判定の方法)です。

その結果、中途半端な往来では往復ビンタを食らいかねません。
連敗も、ごくふつうに起こることです。

そのかわり、大きなトレンドが発生したときに逃しません。
上げかけたところで買い始めますが、上がっているうちは陰転せず、買いポジションを維持することになるので、アタマとシッポは取れないものの「中身は丸取り」するのです。

その結果、「利益コツコツ+損ドカーン」ではなく、「利益コツコツ、損チョロチョロ+時たまドンと利益」くらいのトレードを期待できます。
そんな状況が現れたケースを、実際の中源線チャートで確認してみましょう。

赤が買い線で買いポジションを3分割で増減、黒が売り線で売りポジション(カラ売り)を3分割で増減させていきます。

7513コジマは、取れた場面()だけでなく、ギリギリ利益だった場面()や、ダマシで損した場面(×)が混在しています。このように苦労が続くのも、相場の現実です。よくあることです。

でも、最後の上げは急激、「続けていてよかった!」と感じられる動きです。

“女性とポジションは丁寧に扱え!”

最後の「ドンと利益」をものにするために、「利益コツコツ+損ドカーン」にならないために、丁寧に、淡々とトレードを続けることが大切なのです。

あら再陰転

見込み違いの損を小さく抑える(かつ時間をかけない)、そして、取れるときに取る──これを実現するには、前項で述べたように「丁寧に、淡々と」トレードすることです。でも、モタモタせず「機敏に行動」すべき場面もあります。

7205日野自動車は、上のチャートに示した期間、上げも下げも、中源線がほぼ上手に捉えています。でも、この期間の最後にダマシが発生しています。

赤い矢印の部分で、中源線が「買いだ」と判断して陽転したのですが、そのあとの黒い矢印で陰転しています。

弱い動きになったので「陰転」というのは当然ですが、この場合は、中源線における通常の陰陽転換ではなく、「再転換」というルールが適用されています。

買いと判断しても、中源線の売買は3分割なので、予定数量の3分の1しか買いません。現実を考えて「まずは3分の1」だけポジションを取り、残りの3分の2は状況に応じて3分の1ずつ出動させます(増し玉)。この3分割が、中源線のミソです。

その増し玉を行う前に逆行して一定の条件がそろったら、「再転換」と判断します。つまり、「以前のトレンドが続いていたようだ」という判定です。

再転換の場合、「まずは3分の1」ではなく、いきなり2倍の「3分の2」のポジションを取ります。タイミングが異なるだけで、最後は予定数量の満玉(3分の3)まで増やすのは同じですが、「再転換は3分の2」というメリハリのつけ方が、実践する人間にとって納得できる部分です。

全体的には丁寧に、常に淡々と売買しながらも、状況に応じて少し変則的な対応を行う部分が心地よいのです。

ちなみに、「再転換が起きたら大きく動く」というのが、中源線実践者の認識、そして期待です。

オレの銘柄

4月の放送でも紹介した5911横河ブリッジは、私自身が中源線で売買している銘柄です。数量の少ない実験売買ですが、それでも「丁寧かつ淡々」は必須なので、6銘柄のバスケット運用に組み込んだ1つです。下に、現時点でのチャートを示します(5月放送の前日、5月2日終値まで)。

この企業は増収増益を続け、配当額も以前の数倍あります。そんな変化を評価して順調な値上がりを続けてきたと考えて差し支えなさそうですが、「この先さらに伸びるの?」という疑問もあります。つまり、「業績の伸びで株価水準が変わったと説明できるが、それならば現在は天井圏で、今後は下げに分があるのではないか」といった捉え方です。

でも、相場は相場、何が起こるかはわかりません。
業績が現在の水準にとどまりながら、さらに大きな上昇をみせるかもしれないのです。

そもそも、中源線は「終値を結んだ日足折れ線チャートでパターン分析し、数カ月のトレンドを予測、3分割の売買で淡々と進んでいく手法です。業績は見ません。強いていうならば、業績は、「プラスにもマイナスにも大きな変化がないくらいがいい」というところです。

現時点では中源線が「買い」なので(赤い矢印の部分で陽転した)、2月の陰転で建てた売りポジションを手仕舞いして、買いポジションを持っています。「大局が下げに転じたあとは、売りで大きく取れるかもしれない」という期待はありますが、それをムリに中源線に持ち込むことはしないのです。

これも、「丁寧かつ淡々」とした姿勢です。
こうした地味な土台こそ、実現すると気持ちいい「値幅取り」が乗る場所だと思うのです。

これで、5月7日放送のフォローアップは終了です。
次の放送は6月4日(月)夜8時から、頭脳明晰な人を相場の落とし穴に誘い込む最大の錯覚に迫る予定です。
お楽しみに!


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5月7日放送のフォローアップ(2)
林 知之

コーフンしてはいけない理由

「値幅取り」は相場の醍醐味!

とはいえ、単に「値幅がほしい」と願うだけではカンタンに返り討ちに遭います。そもそも、「キモチいい~」というのが値幅取りを狙う理由ではありません。

未来がわからない相場の世界で、どのように値幅取りを求めるか。どんな方法で実現するか──ある意味、究極のテクニックです。

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実際の株価は見込み通りに動いてくれないことも……それを想定した戦略のはずが、感情はちがう反応をみせます。それだけでなく、実際に「戦略を見直すべきケースもある」のが現実です。

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トレードにおける「期待」のもち方

ポジションをつくるときは誰でも、“大いなる期待”をもちます。
「損しそうだ……」と感じながらポジションを取る人はいません。

そのはずなのですが……実際は、「手を出さずに儲け損なったらイヤだ」なんて考えで踏み切ってしまう、確信がないままポジションをつくってしまうケースが多いと思うのです。

明日の株価はわからないので、見通しが当たるかもしれない、しかし外れるかもしれない──トレードの大前提ですが、だからこそ「これはいける!」と確信できる状況のみ出動するという、クッキリした線引きが必要です。

たぶん、多くの投資家は、この部分がユルいのです。
だから、計算ずくの期待ではなく、「暴走気味の妄想」の領域に入ってしまうのです。

実際に、中源線のチャートを見ながら、ありがちな暴走を紹介します。

※赤が買い線で買いポジションを3分割で増減、黒が売り線で売りポジション(カラ売り)を3分割で増減させていきます。

番組で何度も取り上げている銘柄、2281プリマハムです。

300円台から1年超も買い線がつづき、あれよあれよと倍化しました。
これを見て、「下げるときもズルズルで、カラ売りのストレスを感じないダラダラ下げがあるのかも」と期待するのは当然です。

ただ、その期待は、あくまでも「可能性」です。
「そうなりそうだ」→「なるんだろう」→「きっとなる」→「逃してはいけない!」と思考が暴走すると、“いけないこと”をやらかしてしまいます。

「上げは1単位1,000株だった」→「陰転したら、1単位5,000株でいくぞ!」
「上げには乗らなかった」→「陰転したら、ガツンと株数を入れてやる!」

「臨機応変な行動」のつもりが、うっかり危険地帯に踏み込んでしまうのです。

チャートの中央あたりに、ダマシの連続があります。
陰転→陽転→陰転……最初の陰転が1年以上ぶりの転換だったのですが、そこから3連敗してしまいました。「こんどは!」と気合いを入れていた場合、このあたりでイヤになっているでしょう。

そして、最後に高値を取りにいく過程の買い線も利益はわずかだったので、そのあとの陰転時には、「こんどは!」チームの生き残りまで、やる気を失います。

すると、その陰転が見事な結果を出しました。
相場“あるある”の、実に皮肉な展開です。

コーフンしてはいけないのです。
利益を逃したり、無用な損を被ったりと、トホホの連続が待ち構えています。

落ち着いて戦略を見直すことはトレーダーのシゴトですが、その場の思いつきで株数を増やしたり、「やっぱ、この銘柄ダメ~」とかコロコロと方向を変えると、トレードの結果を振り返って分析することすらできなくなってしまいます。

でも「ワクワク」は必要です

オトナとして落ち着いた態度を維持しよう、ということですが、例えば“売買マシン”のような状態、まるでゴルゴ13のようにシゴトをこなすなんて、絶対にムリ!

だって、「カネがほしい」と思っているからトレードしているのであって、百戦錬磨のプロでも、絵に描いたような“賢者”ではありません。気持ちは俗っぽいままで、勝てば「よっしゃ!」と笑みを浮かべるし、負ければ「チクショー」とコドモのように悔しがるのが自然なことです。

ただ、そんなふうに感情を丸出しにしたとしても、わるい結果に直結させなければいいのです。淡々と売買する姿勢を固めておけばいいのです。
そのために、資金管理を考えたり、ポジションサイズ(株数)を丁寧に決めたり、そんな地味な作業を日々やっているのです。

そんな地味な作業の結果、トレードの「枠」が出来上がります。
「この枠から出たらダメだよ」ということですが、逆にいえば「この枠の中にいる限り安全、なにをしても大丈夫」ということです。

日常の行動、例えば、歩く、しゃべるといった動作は、誰でも上手にこなします。でも、「はい、カッコよく歩いて」とか「この文章をステキに読んで」とリクエストされると、意外なことに、驚くほどギクシャクして、おかしなパフォーマンスになるでしょう。

そんなギクシャクが起こらない、でも歯止めなく暴走することもない──そのために「枠」を設定するのです。「枠」の中にいれば安全なので、感じるまま、思うままに行動できます。自分で決めた細かいルールは守りますが、自由闊達(かったつ)に行動します。それが、自然な行動と良い結果に結びつくはずです。

こういった「計算」の中にいるのなら、感情的な「ワクワク」も暴走につながらず、むしろ“自然な流れ”を生むと期待できます。このように、生身の人間であることを前提にトレードを考えていくのが正しいと、私は確認しています。

ワクワクしたら出動する、ワクワク感が薄かったら出動しない、ポジションを維持しているうちにワクワク感が減退したら手仕舞う……適切な「枠」が設定されていれば、ワクワクを軸にすることで、十分に活動的、かつ丁寧な売買が展開されるでしょう。

好きな女性がいたからといって、いきなり抱きついたりしたら嫌われます。
そもそも犯罪です。

プリマハムの例でも、「この銘柄いいかも!」という思いつきは自然なこと、「この女性とつき合いたい」という本能による反応と同じです。

だからといって、コーフンして「バシッと張ってやる!」なんてノリは、期待する結果を生むはずがないのです。ルールはあってもマナーが存在しないのが株式市場という場ですが、自分なりの美学で独自のマナーをもっていないと、相手(株価)に嫌われてしまうのです。

まずは、やさしくデートに誘いましょう!

大化け株は育てるもの

さて、今回の番組テーマは、これです。

株式投資の醍醐味~「大化け銘柄」をつかめ!

でも、ちまたにある投資関連情報のように、「この銘柄が暴騰しますよ」といった、ヘンな銘柄情報とはまったく異質な考え方を紹介しています。

将来の株価なんて誰にもわからないので、現時点で値段がついている(売り買いが均衡している)状態を、独自の観点で分析し、「上がる」とか「下がる」と見通しを立てるだけです。

だれがやっても当たったり外れたり……サイコロをころがすのと大差ないのです。
だから、常に言っているように、「対応」で結果が決まります。

ダメなときは、ポジションを早めに切ってしまうことで、時間をかけずに損を小さく抑えることができます。でも、うまく乗れたときは、時間をかけてもいいからねばり、“利を伸ばす”ように努めます。

大化け銘柄を当てたとしても、取れなければ意味がありません。
自分の意思でポジションを維持する、つまり「育てる」必要があるのです。

それを実現するために、手法を考える、緻密に「枠」を設定する、そのうえで“ワクワク感”をないがしろにしない、といったプロの姿勢が、マネすべきお手本なのです。

次回のフォローアップ(3)は、「値幅取り」のまとめとして、プロが考える値幅取り、誰もが学ぶべきトレード哲学を紹介します。
お楽しみに!


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株価指標は役立たず?(5)

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「ひと言よけいなんだよ」と、よく言われます・・・

林の提案(前回のメルマガ)
「複数の条件を組み合わせて出動のチャンスを絞るんだ」

反論
「それじゃあ、勝率の向上はわずか、利益のチャンスを逃す」

この反論は、計算上は正しいと思います。
でも私は、現実の出来事を加味して“真の計算”をするべきだと考えます。

私たちは生身の人間です。
かつ、「カネがほしい」と欲しています。

だから、つい積極的になりすぎるのです。

大丈夫だと思っていても、大丈夫じゃないことが起きてしまうのです。

電車など乗り物の運行、
飲食店での注文の処理、
電子メールの宛先設定、等々

どんな作業でも「ヒューマンエラー」をゼロにすることはできません

トレードの場合、独りでやるものなので、微妙なエラーが増幅していくキケンがあります。

それを防ぐためには、ゆとりが必要です。
心のゆとり、そして資金面の物理的なゆとりです。

チャンスを絞ることで、「真剣になる場面だ!」と集中力が高まります。
結果として、見込み違いのときの処置が向上し、当たったときの利益を伸ばす効果が得られます。

売買のルールを構築したり改良するうえでも、より質の高いアイデアを次に生かすことができます。

投資家を無責任にあおる投資関連情報のセリフ、「機会損失」とか「持たざるリスク」といった言葉に惑わされず、必要なゆとりをつくることが、専業ではない個人投資家の基本姿勢です。


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「簡単にやる気を出す方法を教えてください!」
→脳研究者「やる気なんて存在しない」
東京大学教授で脳研究者の池谷裕二先生が語る「脳にスイッチを入れる方法」

元記事はこちら
(仕事・ビジネス2018.05.07 by 新R25編集部)

判断基準に複数の指標を組み合わせてもダメ、でも、組み合わせる方法にも“成功への道”がある・・・

前回述べたことを説明します。

100%当たるものがない、だから組み合わせを考えるのですが、例えば1つの指標が確率50%(1/2)の場合、
1/2×1/2=1/4=25%
逆に悪化する、という論理で組み合わせを否定します。

ただし、「当てる」ことから離れると、新しい選択肢が見えてきます。

組み合わせることで、出動のチャンスを限定するのです。

例えば、2つの条件があるとすると、

「条件1と条件2がそろったら買う」
(条件1と2、両方がそろわない場合は見送り)

というように、ポジションを取る機会を絞るのです。

複数の条件を組み合わせて「当てる」のではなく、複数の条件によって「やらない場面」をつくるのです。
ある意味、プラスマイナスが逆の発想です。

これによって、いわゆる勝率が上がると期待できますが、上がるといっても、50%が80%や90%になるとは思えません。

すると、「大切な儲けのチャンスを逃す」との反論があるはずです。

そうではないと私は考えます。
その答えは次回で。お楽しみに!


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5月7日放送のフォローアップ(1)
林 知之

買いっぱなしで取れる事例

「値幅取り」は相場の醍醐味!

とはいえ、単に「値幅がほしい」と願うだけではカンタンに返り討ちに遭います。そもそも、「キモチいい~」というのが値幅取りを狙う理由ではありません。

未来がわからない相場の世界で、どのように値幅取りを求めるか。どんな方法で実現するか──ある意味、究極のテクニックです。

2018年5月7日のマーケット・スクランブルでは、プロが考える実践的な「値幅取り」を解説しました。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第132回 株式投資の醍醐味~「大化け銘柄」をつかめ!

裁量ではできないかも……

2017年以降、株式市場では、個別銘柄のボラティリティ(変動率)が高まっています。下げる動きもありますが、上げ基調なので、いつのまにか大きく上昇している銘柄が少なくないと感じるのです。

だから……というわけではないのですが、株式投資の醍醐味といえる「値幅取り」をどう実現するか──これが今回のテーマです。

あらゆる手法に通じる正しい発想を紹介するのですが、説明のベースは、林投資研究所のオリジナル「中源線建玉法」です。日々の終値で機械的な判断を行うので、システマティックな判断基準のプラス面とマイナス面を、誰もが同じ基準で考えることができて便利だからです。

さっそく、実際の中源線チャートを見てみましょう。

いつものように、「中源線シグナル配信」でユニバース(パフォーマンスが良好かつ安定している研究対象銘柄)から実例を挙げます。

赤が買い線で買いポジションを3分割で増減、黒が売り線で売りポジション(カラ売り)を3分割で増減させていきます。

8267イオンは、このところずっと買い線のままです。
途中、ちょっと弱くなる場面もありましたが、陰転せずに上伸が続いているのです。
(設定によっては、「途中の下げで陰転→再び陽転」ということもあります)

これならカンタン、ただ買いポジションを持ちっぱなしにしていればいい!

ところが、現実でその通りにできるでしょうか?
あとから見ているので、「買っていたら儲かった」と皮算用するのですが、実際にこれだけの期間、買いっぱなしにできるのか……。

中源線を利用して、このシグナル通りに売買すると決めていれば、おそらくポジションを持続できますが、裁量ではどうでしょうか。途中の伸びた場面で売り手仕舞い、あるいは弱含んだ場面で逃げるように売り手仕舞いして、あとになって「持っていれば、もっと儲かった」と悩むケースが多いはずです。

ずっと放置していたら、それはそれでバランスのわるい結果を生みます。でも、500円幅動いたのに100円幅しか取れなかった場合、「せめて合計で200円幅くらい取れなかっただろうか……」と考えるのが自然ですし、プレーヤーとして当然の試みです。

実際に値幅を取るにはどうするか──今回のテーマです。

中源線は売り買い両方向を取る

さて、もう1つ、中源線で値幅が取れた事例を紹介します。

6962大真空は、前項のイオンとは全く異なる波動をみせています。
17年5月に陽転して上昇、4カ月ほど高値保合のあと、17年11月に陰転すると、そのあとは下落が続いています。

上げは買いっぱなしで取り、下げは売りっぱなしで取り、見事な結果が出ています。
常にこうなったら苦労はないのですが、現実ではそうもいきません。だから、「値幅取りを実現する方法」を考えよう、ということなのです。

ちなみに、この大真空は、私が行っている実験売買のポートフォリオに追加しようと考えている銘柄です。現在は売り線なので、次に陽転したタイミングで出動という予定です。

ねばりの原点は機敏な行動力

値幅を取るには、ポジションをすぐに手仕舞いせず、ねばればいいのでしょうか?
多くの場合、考えなしの「居過ごし」で逆行を放置し、時間をかけたうえに損が膨らむという悲しい結末です。

トレードに不可欠なのは、やはり行動力、瞬発力、機敏な判断と行動です。

決して、超目先を狙ってバタバタと売り買いすることではなく、潮目が変わったと感じたときに即、行動を取ることです。その行動力があるから、ねばるべき場面でも落ち着いてねばりきることが可能になるのです。

イオンと大真空は直近の1年、絵に描いたような見事な結果でした。
もう少し一般的な事例を2銘柄、紹介しましょう。

5933アルインコは、チャート前半の上昇を見事に捉えていますが、高値圏で陰転したあと、17年12月から18年1月の戻りで陽転しています。この陽転がダマシでした。

高値の陰転でドテン売り、ここでチャート前半の買いポジションは利益確定ですが、ドテン売ったポジションは損切り、そのあとの陽転でドテン買ったポジションも損切りと連敗です。

そんな期待外れの流れがあって、最後の陰転に乗れている──これが現実の相場ではないでしょうか。

高値から陰転しただけならば、前項の大真空と同じように「往復、見事に取れています」というチャートなのですが、なかなかそうはいきません。

強張って陽転したのに裁量で無視して売りポジションを維持したら、たまたま当たればいいのですが、その陽転が当たりでグングン上昇してしまったら……次の一手を出せないまま評価損が膨らんでいきます。大切な瞬発力、行動力を放棄してしまうと、値幅取りどころか不要な損を生んでしまうのです。

6407CKDも、長い上昇を取ったあと陰転をみてドテン売りと、わるくない流れですが、上げ下げそれぞれのトレンド途中に、一時的な転換があります。

ダマシといえばダマシですが、中源線における通常の転換とは別の「再転換」というルールで変化が起きている場面なのです。

上昇途中の再転換は、陽線→陰転→すぐに再陽転、という流れです。
下落する途中は、その逆です。

次の項で、詳しく説明します。

再転換が面白い

中源線の「再転換」を、詳しく説明しましょう。

中源線では、ポジションを3分割します。
だから、転換後は予定数量の3分の1だけポジションを取ります。

しかし「再転換」では、その原則を守らず、いきなり3分の2ポジションを取ってしまいます。最終的な予定数量は同じで、事前に決めた3分の3ですが、再転換は「直前のトレンドが続いていたんだ!」と機敏に判断をひっくり返す行動なので、「まずは3分の1」とのんびりせず、サッと倍の2単位を建ててしまうのです。

このあたりが、機械的な判断に人間味が加わった感じで、納得できる、中源線のシグナル通りに売買を続ける気持ちになれる、といった意味で、実用性の高さを実感する部分です。

図のように、機敏にポジションを動かすのが再転換です。

・ガクンと下げて陰転(買いを手仕舞いしてドテン売り)
・再び強張って陽転(再転換なので、売り玉1単位を手仕舞いして2単位買い)
・ルールに従い、押し目で増し玉して3/3満玉買いになる

再転換のあとは大きな相場になることが多いので、ちょっとワクワクするのですが、機敏な行動があるからこそのワクワク感です。

瞬発力でポジションをドテンできる、その先も、いつでもドテンできる構えがあるから、トレンドが続いているうちは放置してねばり、結果として値幅取りが実現するというのが現実です。

次回のフォローアップ(2)では、先ほど述べたワクワクが度を超えてしまう現実を、どのように処理すべきか──プレーヤーとしての大切な知恵を考えます。
お楽しみに!


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株価指標は役立たず?(3)

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あとから「買いだった……」と嘆くことをネコキンといいます。
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移動平均線について否定的な見解を述べましたが、指標やオシレータの多くに疑問を感じます。

過去に戻って計算しているため「当たっているように見える」、つまり錯覚が生じている部分があります。

あと、実践の方向性に問題が生じます。

「当てよう」と躍起になり、複数の指標を組み合わせる……
いずれにしても過去のデータしかないので、予測の的中率を著しく上昇させることはできない、実際は的中率が落ちることが多いでしょう。

林投資研究所が提唱する「相場技術論」は、そんな絶望の状態が出発点で、「では、どうすればいいか」を考える内容なのです。

・当たったとき、うまく利益を取る
・曲がったとき、損を小さく抑える

予測のコントロールという無理難題をあきらめ、最終的な結果をコントロールする実践論です。

さて、複数の指標を組み合わせてもダメ、と述べましたが、実践論に当てはめると組み合わせる方法にも成功への道があります。

次回のメールで説明します。


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Vol. 394 株価指標は役立たず?(2)

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苦手な食べ物の克服法!
その食材のクセが最も出にくい調理法で、少量だけ口にします。
もちろん、値段が高くても質の良いものを選びます。
私が実践して何度も成功しています。

前回、移動平均線を否定しましたが、「肯定できる部分もある」と述べました。

移動平均は、
「時間軸が過去にズレる」
「実際に売買する価格から離れてしまう」
ことが否定の理由でした。

だから、短期の移動平均を使うと、これら2つの問題が大きく緩和されるのです。

「200日線を上回ったから○○」なんて観測は、単なる過去の解説になってしまいますが、例えば5日移動平均線なら「現在の価格」に近いので、『日々のジグザグな動きを均(なら)す効果がある』と考えることが可能です。

数字をいじくり回す姿勢が強くならないように注意が必要ですが、1日単位の突飛な動きを消して「流れ」に目を向ける効果はあるともいえるのです。


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株価指標は役立たず?(1)

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グー・チョキ・パー、何を出すと勝てるか?
「日本じゃんけん協会」のWEBサイトを見つけて読んでしまいました。

先週の金曜日、ラジオNIKKEIの番組にゲスト出演しました。
拙著『凄腕ディーラーの戦い方』に登場する異色の実践家、坂本慎太郎氏が担当する「カブりつき・マーケット情報局」で、各種の指標について言いたい放題……その補足というか、関連する大切なことを取り上げて持論をお届けします。

古典から最新のものまで、株価変動にかかわる多くの指標があります。
「値動きを読もう」という私たち実践者の欲望から生まれるものです。

番組のオンデマンド映像は、こちらをクリック!

しかしチャートは、常に過去のもの……
ついてる仙人(金子稔)氏が「出来のわるいカーナビ」と評する通りです。
最新刊『億トレIII』に登場します)

だから、絶対的な限界があります。

番組では、移動平均線について否定的な見解を示しました。
その根拠は、以下の2つです。

  1. 未来を考えるうえで、時間軸が必要以上に過去にズレる
  2. 最後の売買では価格そのものを相手にするのに、(価格から加工した)価格以外の数値を使う混乱がある

ただし、前述したように、しょせん過去のデータしかないのですから、移動平均線の理論をバッサリと完全否定するのも乱暴です。

では、移動平均のどんな部分が肯定できるのか──。
数回にわたる連載形式でお送りします。

次は、連休明けです。


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