ゴルフ場まで電車で行くことが多くなりました。
もっぱら降りるのは、西武池袋線の飯能駅です。
駅を降りてクラブバスの停留所まで歩く途中、駅前ロータリーのトイレを使うことがあります。
内装に木材を使っていてよい香りがするのですが、棚の上にはいつも花が飾ってあります。
トイレの機能とは関係ありませんが、とても気持ちがいいものです。
管理する人が、行為でやってくれているのでしょう。
その人と顔を合わせる機会はなさそうですが、そこには、社会を形成する人間同士の対話があると思うのです。
「気持ちよく使ってね」
「きれいに掃除してくれていて、ありがとう」
最近は、近くに住む人とのあいさつすら避ける傾向を感じます。
特に関係を持たなくても、同じ地域に住んでいるだけで、なにかあったときは助け合う間柄だと思うのですが……。
例えば災害があっても、状況によっては、物資や救援はすぐに来てくれません。
地域住民同士の助け合いで命をつなぐ、不自由を解消することが第一です。
避難所が設置されて多くの人が運営に携わるでしょうが、その人たちの多くも被災者だったり地域の人だったりすると思うのです。
資本主義は、競争の社会です。
ただ、根底にあるのはルール遵守と、信頼関係です。
ふだんは株の売買で、相手の顔も見ずに利益の取り合いをしていますが、そんな場が特殊なんだということも、忘れないように意識しなければいけない、意識することで社会人としてのバランスを保ちながら、売買のパフォーマンスも安定すると考えます。
半ば自己満足かもしれませんが、害にならない自己満足、なにかの機会に誰かの役に立つ自己満足ならOKではないかと、暑さのピークを過ぎようとしているタイミングで、ふと思ったことをつづってみました。