先日、近所に住む人と立ち話をしました。
最近リタイヤして引っ越してきたとあいさつしてくれたので、近所づきあいの一環で楽しく会話を交わしたのです。
その人いわく、「最近、近隣に住む人との交流とか、そういったものが希薄で……」。
本当に、そう思います。
目が合ってもあいさつしない人が、多いんですよね。
それでは「コミュニティ」ではない、「社会」ではない……
かまわずコメントしたら「社会人じゃない」という感じです。
驚いたのは、その人が区役所に電話した時のこと。
生活を送るうえで町会長が誰なのかを知りたいと思い、区役所に電話で問い合わせたところ、「個人情報なので答えられない」という返事だったそうです。
えっ??? それ、個人情報なんでしょうか?
たしかに、ほかの地域に住む無関係の人間が、なにか悪だくみをするために情報集めしているケースだってあり得ます。でも、その電話で問い合わせた人は、きちんと身分を示し、自分の電話番号を伝えて連絡を待ったそうです。でも、完全に無視されたとか……
区長の名前を聞いても、同じ答えかもしれません(笑)。
頼むよ、練馬区役所~
資本主義の構造のなか、競争するのが社会です。
でも、競争の前に、助け合うことが前提です。
大災害が起きた場合、もし自分が困った状況にあったら?
すぐに助けてくれるのは、自衛隊でも消防でもなく、近隣の人たちです。
もちろん、自分が無事ならば、自分自身の安全を確保しつつ、助けを必要としている人がいないかと考えます。
「個人情報だから」と表札も出さないとか極端なことをする人ほど、困ったときに、「おい、助けてくれ!」と声を上げる気がします。
地域のつながりは、個人主義とかそういうこととは別の話ではないでしょうか。