株式投資で使える、全くつらくないラクチンな自己コントロール | 株式投資「虎の穴」

ふだんから私は、利益を上げるためのストイックな考え方を紹介しています。

 

YouTubeチャンネル「株式投資【虎の穴】」でも、“シゴトとしての売買”を意識した、合理的な提案を並べます。

 

でも、「そうか、わかったぞ」と思って実践しようとする、つまり「少し間違っていたから変えよう」と思い立っても、新しい習慣をつけることができないケースも少なくないでしょう。

 

「これだよ、これ!」と強く感じて、サッとイメージが切り替わればカンタンです。

 

例えば、身近なものでケータイ。

使っているケータイには愛着、なじみがあります。

なんとなく、「自分の体の一部」のような感覚もあるでしょう。

 

ところが、新しいケータイを買うことにして、カタログを見て機種を決めた、そして注文したとたん、イメージは切り替わります。

「新しいケータイを持っている自分が自然、当たり前」という感覚になるのです。

 

すると、手元にあるケータイが突然、古いもの、ダメなものに見えるくらい……。

思い出のキズだったはずが、「こんなキズもあるし……」とダメ出しの対象。

 

売買・トレードのやり方について「自分を変えよう」と思ったときにも、これくらいの勢いなら、もう心配はいりません。「すでに変わった」と言いきれます。

 

でも、「変えなくちゃ」「新しい感覚で値動きを見なくちゃ」なんて“義務感”があるとツラい……なかなかできないから、いつの間にか元に戻るのです。

 

「つい慌てて買ってしまう」「もっと落ち着いて引きつけてから買おう」と思っていたのに、以前と同じように買い急いでしまったとき、「あっ、またやっちゃった……」という言葉が浮かびます。

 

これは、自分がトクをしないので、急いで言い返すべきです。

「いやいや、もうわかっているから、次は大丈夫だよ」と。

 

脳内のひとり会話ですが、ダメ出しに対してポジティブに言い返すのが正解なのです。

 

しばらく試したあと、「あれっ、10回のうち1回しか考えているとおりにしなかった」とします。こんな状況でも、決してダメ出ししてはいけないと思うのです。

 

「今までゼロだったのに、1回できた」

「オレはスゴい」

「変わったぞ」

「未来は明るい」

 

これくらい、いや、もっと盛ってもいいので、自分で自分を褒めるのです。

 

えっ、バカみたい?

そんなことはありません。

 

私たちは、いろいろな分野で、進歩、向上、前進といったことを狙います。

だから、現状を正確に認識したら、「できていない」「ダメだ」と感じて当然です。

正しい評価とは、とてもネガティブなのです。

 

ポジティブに、明るく、ラクに構えないと、私たち人間は能力を発揮できません。

そのために必要なのは正確な評価ではなく、「バカみたいなポジティブ姿勢」です。

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