現実を受け入れる | 株式投資「虎の穴」

2月13日のブログで、「理想のパターンに絞ると勝率が上がるが、それでも負けるときはある」と述べました。

これを聞いた冷静な常識人は、「その通りですね。肝に銘じます」と答えるのですが、実際に負けると、やはり感情的には受け入れにくい。

なんとなく、いたたまれない気持ちになるものです。

「これなら勝てる」という理想のパターンに絞り込んでいるのに負けるなんて……。
「ここで出動しないでどうする!」とポジションを取ったのに勝てないなんて……。

実際にカネが減ったのですから、誰だって納得しにくいのは当然です。

もう少しなんとかならないものか……この気持ちがないと、必要な創造性が刺激されません。でも、紙一重で“やりすぎ”のダメ対応になりかねません。
現実を、さらに冷静に分析することが必要です。

例えば「やってみると予測の4割は外れる」というのが現実として、この表現は単なる傍観者の視点でしかありません。

プレーヤーにとって“真の現実”は、4割の外れによって何を感じるか、どういった行動の傾向が生まれるか、といった、二次的な作用を含んだ事柄です。

思いのほか複雑なのです。

「この対応基準なら、一定期間の累計損益はプラスになる」と確信があったとしても、たまたまの連敗があれば非常につらい。

不安になり、基準を変更してみようかと思い悩みます。
創造性が“紙一重”の線を、少しだけ越えるわけです。

こんなとき、「取れない場面もある」「それがつづくことだってある」という認識が、非常に重要です。1回ごとの結果で、いちいち基準を変更しようとしたら、永遠に迷うことになります。それこそ、相場難民です。

株価変動のサイクルは、思った以上に長いものです。
数カ月単位の「うねり」が集まって数年単位の大きな上げ下げを形成しているので、銘柄や、やり方を適切に絞り込んでいると、「取れない年」が発生することも珍しくありません。
これも、受け入れる必要のある現実でしょう。

このことから導き出される適切な対応方法のひとつは、「波動の異なる銘柄を複数、組み合わせて売買する」ことでしょう。
ドカンと暴騰する銘柄を当てたいと考える人もいますが、まともに考えれば、小さな資金でしか実行できないやり方です。

結果として、過度なリスクを抱える(大きな資金で一発狙い)か、大化けを当てても金額的には小さい(適正なトレードサイズ)かのどちらかです。

大切な資産を運用する、計画的にトレードして継続させるうえでは、バカ勝ちを夢見ずに結果を安定させることが最優先なのです。
 

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