【ビジネス】ファンドを畳むことの大変さ…しくじり先生 | しがないディーラー

先日、ブログのリンクをシェアさせていただきましたが、ファンドの運用終了と償還、シンガポールの会社の閉鎖を決定しました。
今は後輩や部下から業務を引き継いで、彼らが次に向かえるように送り出しています。
彼らから会計事務や総務、当局へのレポーティングなどを彼らがこれまでしてくれていたことを教わっています。これまで自分が彼らに任せていたことの大変さを知る意味でもいい経験かもしれません。
運用を終了したこともあり、場中にマーケットやポジションを監督監視する必要もなくなったし、時間はあるので良い機会と切り替えて、これまであまり時間を費やせなかった「勉強」をしようと思っています。
AIを筆頭に、これからも働くのならば、今までの自分のスキルセットに甘んじていてはいけないと思うので。
閉鎖を決断し、そのプロセスについて理解を深めるほど、立ち上げるプロセスに負けないぐらい時間もお金もかかるということにちょっと驚きました。
立ち上げる時に閉鎖にかかる時間やコストってあまり考える人はいないでしょうし、自分自身も…でした。
それもあって一昨年から試算を繰り返し、オーナー企業に出資金を全額返金できるように決断を急がざるをえなかったところもありました。
(ケイマン側でやること)
ケイマンのファンドの終了
最終NAVの確定と投資家への返金
ゼロNAVにしてからのファンド監査
監査終了後の当局への登録抹消
(シンガポール側でやること)
運用会社側の監査
ケイマンのファンド閉鎖が完了後にCertificateをケイマンの金融当局CIMAからもらった上で、シンガポール金融当局であるMASにForm7を提出
当局の承認をもって閉鎖
細かいことを入れるともっとありますが、とりあえずこれらを全て完了するまでウチの場合で10月末と想定しています。
リーガルなどでかかる費用も馬鹿にならないし、そういったことまで立ち上げ期に想定する人はあんまりいないでしょうから「しくじり先生」としてのご参考までに。
その間、リクイデーターを使うことや事業譲渡の話ももらって検討はしましたが、色々と検討した結果、最終的に後片付けまで自分自身で全部やることにしました。
ということで、まだまだ色々と時間はかかりそうです。
後輩たちにはなくなる会社のために彼らの貴重な時間を費やさせたくないので、それぞれの次が決まり次第送り出し、彼らがしてくれていた業務は全部自分が引き継ぎながら最後の後始末というところです。
まぁ「船長」である以上、当たり前のことではありますが、この歳で覚えること多くてちょっと苦労していますw

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