当てようとしてはいけない
林投資研究所が現在、力を入れている新システム「中源線シグナル配信」について、具体的な利用方法を想像してもらおうと考え、マーケット・スクランブル2月8日の放送は、「ところでシグナル配信ってなーに?」というタイトルでお送りしました。1月放送「そもそも中源線建玉法ってなーに?」の続編です。
そのフォローアップ(3)です。
映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第78回 ところでシグナル配信ってなーに?)
トレードにおいて、「予測」とは何でしょうか。
どんな方法を用いても、実際には“当たったり外れたり”します。そこで、「当たるも八卦当たらぬも八卦」などと表現することもあるわけですが、大切なカネを使ってポジションを取る私たちプレーヤーは、そんなサッパリとした言葉で片づけるわけにはいきません!
予測が当たらないとカネが減ってしまう……それだけ切実な問題なのです。
予測が当たったり外れたりするのは事実とはいえ、「外れたっていいや」と投げやりになってはいけません。真剣な予測でなければ、大切なカネを投じてポジションを取ることなどできないのです。
半面、「外れても当然」と認識して悠然(ゆうぜん)と構える姿勢が求められます。
はてさて、どうしたものか……。
「当たる」とか「外れる」といった生々しいイメージから、離れてしまうのが正解だと思うのです。いや、切実な問題だからこそ離れきれないのですが、可能な限り離れるため、異なる捉え方を試みようという発想はアリです。
「予測」とは、予測不能の未来に向かってポジションを取るための基準
感情的には「そんな他人事みたいに……」というところですが、合理的かつ理論的に考えると、このように定義するのが利益への道だといえるはずです。
「買い」と判断したら確実に買い、ダメだったら投げる。想定通りに上がったら、事前に考えていた通りの基準で利食い手仕舞いする。ただそれだけ。
このように淡々と行動するのが理想です。人間ですから、「わー」とか「ぎゃー」などと叫んだり、利が乗って有頂天になったり……感情の動きをゼロにはできませんが、少なくとも、感情のままに行動してしまうことを避けなければなりません。
人間は、どうしても合理的な判断が苦手です。
日常生活の買い物も、ビジネス上の取引も、一定のところまでは理論で考えていても、最後に背中を押すのは感情です。“ワクワク感”があるから決断する、無意識的な“違和感”があると手を出さないのです。
ところがトレードでは、この“人間らしさ”がマイナスに作用しがちです。結果を逆、逆、またまた逆にもっていこうと働くのです。「こういう場面はポジションを減らすべきだ」と合理的に考えながらも、創造性を生み出す感情が許してくれません。減らすどころかポジションを増やして失敗し、あとで「ほらね……」なんてことになるのです。
そもそも多くの人が、同じような心理的偏りを持っています。マーケット全体が下向きのときに買いポジションの評価損が膨らむ状態は納得できても、上げ相場の中、損はしないけど利益も出ない状態には超イライラするものです。考え方がダメなわけではなく、それが”ジョーシキ的なオトナ”の自然な心理だと思うのです。
よくあるのが、ダラダラッと下げていく中、買ったまま何もせずにフリーズしてしまうことです。上手な人でも、やってしまいます。
いつものように「中源線シグナル配信」の「ユニバース」からチャートをご紹介しますが、これら4銘柄はいずれも、「ダラダラと下げているなぁ」という印象です(チャートはいずれも、2月18日大引まで)。
株式市場全体について、「8月まで高かった。そのあと下げた」と認識している向きは多いでしょう。しかし、個別銘柄の動きは常にマチマチで、株価指数とはズレがあります。これら4銘柄も、早い時期から下げ始めています。
中源線による判断で、線が赤と黒の2色に分かれています。
赤は陽線(買い線)で、買いポジションを取る時期と決まっています。対する黒は陰線(売り線)で、この時期には売りポジションしか取りません。予測の外れを吸収するとともに当たりを利益に結びつけるため、買いも売りも3分割で行うのが規定です。
4銘柄ともダラダラとした下げを演じてきた結果、この期間は「陽線がダマシ」「陰線では取れている」というのが全体的な傾向です。
こうして中源線の判断通りならば、わかりにくい陰湿な下げでも利益を確保できますし、たまたまダマシが連続しても、値幅と数量を抑える工夫によって損失が膨らむことを避けます。
もし、確固たる基準を持たずに買っていると、つい指をくわえたまま下げ相場に身を任せてしまいますし、「ここまで下げたんだから……」と値頃感で買い増ししてキズを深くしてしまうかもしれません。下げ相場の怖さを痛感すると同時に、基準を持つことの大切さを再認識できますね。
次回のフォローアップ(4)では、さらに別の観点から、事前のプラン(計算)と実際のパフォーマンス(現実)の間に生まれるギャップを考えます。
お楽しみに!

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