10月16日放送のフォローアップ(2)
林 知之

「当てる」ことを放棄してみよう!

日々、目まぐるしく変動する株価。それにまつわる各種の情報……。

良い情報を求めても、なかなか出会うことができません。
観点が定まらない情報、怪しい情報サービスに誘う巧妙なウソ、悪意はないのに害となるダメ情報など玉石混交、上手に選別するのは難しいのです。

10月16日の放送では、「当てたい」と思う気持ちが情報の選別を狂わせるプロセスを確認し、ブレない行動を支えるシンプルな株価観察の実際を説明しました。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第118回 投資情報のウソ・ホント ~情報を選ぶ目を養おう~

勝率50%理論

中源線の勝率を計算してみると、平均して50%を少し割り込みます。
相性の悪い銘柄もありますし、「機能する」と言いきれる銘柄でも連敗する場面があるということです。結局、どんな予測法を使っても、おおよそ50%の勝率におさまるのが、トレードの事実、金融マーケットの真実なのです。

ただ、使う側の人間に「期待」があるので、「もっと当たるものがある」という錯覚が生じます。その錯覚によって情報を見誤ったり、タチの悪い勧誘に引っかかったりするわけです。

慎重に検討して「そこそこ機能する」と踏んで、いざトレード!
すると、まさかの連敗・・・

こんなケースでは、「このやり方、実際の勝率は10%くらいじゃないの?」なんて思いが脳裏をよぎるのですが、そんなことはゼッタイにありません!
もし、本当に勝率10%ならば、常に真逆をやる、つまり「売り」「買い」を逆にするだけで『勝率90%』という驚異の結果を得られます。

「おおよそ50%の勝率におさまる」と述べましたが、出動の機会をグッと絞り込むことで勝率を上げる道はあります。
利益のチャンスを逃す“機会損失”を覚悟で、ポジションを取らずに見送る場面を増やす、という選択です。
これは、とても正しい考え方で、特に裁量でトレードする場合は、休みの期間をつくることで脳内をリセットする効果もあるので非常に有効です。

出動の頻度を高くした場合は、どうでしょうか?
ムリに勝率を高めようとすると、「勝率は高いが利幅が限定的」という悲劇に近づきます。勝率のために小幅利食いを優先することになり、避けようのない損失をカバーできなくなるのです。

結論として、多くのシステムトレーダーが「勝率50%」を目安にロジックを詰め、見込み違いの損を抑えつつ、当たったときにねばって利を伸ばすよう努めています。

裁量でもシステムでも「損小利大」の原則は同じ──「当てる」ことを求めるのではなく、当たったときの対応、曲がった(外れた)ときの対処を考えます。

突き詰めると、「当てることを放棄する」という極端な表現にたどり着きます。

プロは感情をもたない?

感情の振れが激しいのは問題ですが、感情を揺さぶるものに人間は魅力を感じます。

例えば遊園地には、日常にない激しさを感じるジェットコースターや、恐怖を楽しむお化け屋敷があります。映画やドラマ、あるいは、小説でもマンガでも、ストーリー進行に適度な“山”があるからワクワクするのです。

恋愛マニュアルには、「相手の感情の振れ幅を大きくしろ」なんて書いてあります。相手が自分に対して何を感じるか──よろこびあり、不安ありの状況をつくってやると、相手は自分のことを考える時間が多くなる、これすなわち恋する感情だそうです。

本題に戻り、トレードにおける感情を考えます。

例えば買いポジションを持っているとき、上がればうれしいし、下がればおもしろくない……当然の感情ですが、その感情が大きい場合、つまり「有頂天」と「落胆」が交互にくるようでは落ち着いた行動を取れません。

「上がったよ! 来週あたり、別荘でも物色するか」とか、「あ~下がりそうだ……世の中、いいことなんてないよ」などと、プラスの方向でもマイナスの方向でも、感情を膨らませるべきではないのです。

だから、トレードにおける感情の振れ幅は、小さいほどいいのです。
遊園地や映画鑑賞のように「感情の振れを楽しむ」ものではなく、冷静さが要求される“カネ儲けのシゴト”ですから。

平坦な評価がいい

上の図は、中源線の基本的なロジック(判断基準)を示しています。
「買っている」状態なので、利益になる上げの動きを「順行」と呼び、下げを「逆行」と認識します。

不思議なもので、こうして名前をつけただけで、順行=うれしい、逆行=イヤだ、という感情が少し薄くなります。そして、プレーヤーにとって重要な“次の一手を考える”シゴトに気持ちが向くのです。

「上がると思ったのに下げた・・・もう、見ないでおこう」
こんな態度は、生まれにくいということです。

中源線は、情報を価格だけに絞ったうえ、さらに、「終値だけ」に絞り込みます。
シンプルに株価の“流れ”を読み、“次の一手”を判断しようとするわけです。

こうしたパターン分析で、「逆行と逆行の組み合わせ」が陰陽の転換、つまり強弱判断の切り替えにつながります。

上がった相場が「下げそう」な流れならば、買いポジションをゼロにしてドテン売りにまわります。ただし、常に3分割の1単位ずつが原則で、丁寧に、少しずつ操作することに徹するのです。

さて、「感情をもたない」のが理想ですが、そんな人間はいません。
いや、まれにですが、トレードにおいて一切の感情を排除できる人がいますが、平均的な人が目指す姿ではありません。

買っていて上がったら「よしよし」、下がったら「そうか……」と感じればいいのです。ただし、「下げが続きそうなら、損益にかかわらず切る」と、的確な“次の一手”を打てることが前提です。

どうでしょうか、少しは「当てることを放棄する」気になりましたか?

勝ちの評価と負けの評価

私たち投資家が過去のチャートを見ると、「それが未来に起きたら」と想像します。実際に売り買いしていないのに、よろこびや落胆の感情が発生します。
一種の“バーチャルリアリティ”ですね。

これから中源線のチャートを3銘柄、解説付きで紹介しますが、「当てることを放棄する」「当たることを期待しない」意識で眺めてみてください。

赤が買い線、黒が売り線で、どちらも3分割のポジション操作を行います。

東京個別指導学院。チャート前半の上げは、きれいに取れています。
約1,000円幅の上昇で、途中にダマシの陰転があるものの、そんなものがまったく気にもならないほどの値幅取りが実現したわけです。

「よし、こんどは大幅な下げを取れるか!」と期待は膨らみますが、直近の下げは取れているものの、チャートの後半はおおむね、残念な展開が続いています。特に、下げたあとの陽転が2回ともダマシになったあたりでは、大きな上げを取った素晴らしい結果と比較して「ちぇっ、なんだよ」と思ってしまうでしょう。

そんな感情が、誤った考え方を生みます。

「きれいに当たるときだけトレードできないか」
「うまく銘柄を入れ替えていけばいいのか?」
「せめて、転換ごとに上手に評価して、出動の可否を考えるか」

これが、「当てよう」とする思考です。キケンです。

「当てること」を放棄して、3分割のポジション操作で結果を出そうとするのが中源線です。「損小利大」の原則を守った、適切な手法です。

その中源線を利用しながら、個々の転換の勝敗を「当てよう」なんて・・・とりあえず3分割の1単位だけ出動したあと裁量で切ってしまう、といった使い方はあり得るものの、いきなり当てようというのはムリです。

ムリな思考を大切にすると、次第に“相場難民”化します。
ヤバい情報商材などに引っかかるかもしれません。

ちなみに、バツ印をつけたダマシはすべて、3分割のルールのおかげで、損を最小限に抑えています。このように、グズグズと苦労しながらも大きな損を出さず、取れるところで取ってつじつまを合わせるのが、トレードの本当の姿でしょう。感情の振れ幅を小さくすべき理由が、ここにあります。

プリマハムは、1年を超える長期間の上げを、ダマシの発生ゼロできれいに取りました。レアな事例です。

つい、「こういう銘柄を探そう!」なんて思うのですが、それができるなら苦労はありません。そんな考え方の投資家は、この上げの初期で乗って中源線を見ていたとしても、「上げがのろい。ほかにいい銘柄はないか」とソワソワし始めるでしょう。

ちなみに、直近の高値圏では、陰転、陽転して高値更新、そのあと再び陰転と、気迷い状態が続いています。ストレスなしで大きく取れた場面も現実なら、現在の状況も現実です。

有沢製作所は、ひたすら買い線が続いていますが、単なる過去チャートですから、落ち着いて眺めなければなりません。

中央にある青い丸の部分を見て、なにを感じるか──。

1カ月ちょっとの期間で約100円幅の下げ……「うん、中源線が買い線のままだから安心」と片づくのでしょうか。

結果を見て「はい、当たってます!」と終わるのではなく、こういった株価推移の情報をどう捉えるか、どう分析するか、どうやって“後悔しない一手”に結びつけるのかを考えなければなりません。

フォローアップ(1)で、雑多な情報を整理する方法を説明しましたが、適切に絞り込んだ情報に“自らの評価”を加えることで、再び未整理かつ大量な情報が生まれます。

最もアブナイ投資情報は、自分の頭の中にあるのだと考えてください。

次回のフォローアップ(3)では、自律調整しながら前進するプロの思考に近づく方法、プロに並ぶためのマインドセットを紹介します。
お楽しみに!


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イベント

連載「トレード哲学」……20
──────────────

重力波の検出に成功!
“宇宙のナゾ”とか言うのですが、理解できません。
私にとっては、説明そのものがナゾです。

科学の世界では、全員が誤っていたり、全員が正解にたどりついたりするようですが、相場の世界では常に「半分が正解、半分が不正解」です。

それなのに、「全員が正解にたどり着く前提があるの?」と思える議論が見受けられます。例えば、値動きに影響し得る出来事「イベント」について、相場への影響が議論されます。「上がるか下がるか」という具合に。

直近では、衆議院議員選挙でした。

野党第一党が突如として消滅するなど、宇宙よりもナゾが深いように思うのですが、それはともかくとして自公の圧勝で政治安定、株高との説明です。

でも、その論理は、メディアやセルサイド(相場をやらせる側)による後追い解説で、投資家の行動指針と結びつけるのは困難です。

イベントがある、影響度と結果を予測する──。
これしかないという発想が、“セルサイドに踊らされている”証拠です。

「イベントの影響を予測してポジションを取る」
「イベントで値動きが荒れることを嫌って手を引く」
「なにも考えずに値動きだけを見る」

「どれが正解?」と問われても、返答できません。
考え方と売買が一致して一貫していれば、どれも“正解”です。

それぞれの哲学によって独自の答えを出すのが相場、科学とは異質の世界なのです。


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10月16日放送のフォローアップ(1)
林 知之

情報を選別するプロの姿勢

日々、目まぐるしく変動する株価。それにまつわる各種の情報……。

良い情報を求めても、なかなか出会うことができません。
観点が定まらない情報、怪しい情報サービスに誘う巧妙なウソ、悪意はないのに害となるダメ情報など玉石混交、上手に選別するのは難しいのです。

10月16日の放送では、「当てたい」と思う気持ちが情報の選別を狂わせるプロセスを確認し、ブレない行動を支えるシンプルな株価観察の実際を説明しました。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第118回 投資情報のウソ・ホント ~情報を選ぶ目を養おう~

雑多な情報を整理するプロセス

個人投資家の多くが、「ポジションをどうすべきか」と迷って行動がギクシャクします。
原因は、情報が多すぎて整理できていないからです。

例えば、「こんどの選挙で自民党が圧勝」との予測をもとに相場の先行きを考えても、「それなら買い継続だ」「圧勝を織り込んでいるから売りだ」と真逆の“答え”があり得ます。考えた挙げ句、「どうなるの?」と他人に聞いてみる……その時点で、完全な“漂流”状態です。

選挙の結果が相場にどう影響するか──。
自分の確固たる判断基準がないまま考えているから迷うのです。
そもそも「結果がどうなるかは不明」なのですから、もう、なにをどう考えればいいのか、わからなくなってしまうのです。

丁寧に考えるほど、多くの情報を集めて未整理な状態にしてしまいます。
情報は「集めるもの」ではなく、「選別するもの」です。

多数のマーケット参加者と競争するうえで、ものすごく偏った、独自の観点で情報を取捨選択するしかないのです。

図は、雑多な情報を、独自の観点で選ぶプロセスを表現しています。
情報をフィルターにかけ、ほんの一部の情報だけを取り入れるようにしないと、「売り」「買い」というシンプルな行動を決めることなど不可能です。

長嶋さんの擬音が正解!

現役を離れて久しいのですが、ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄さんは、指導でも解説でも、やたらと擬音を使ってきたことが有名ですね。

「ビュッ、ボン、シュッ!」

「わかんね~よ」という声が多いのですが、プレーヤーの内面にあるものなんて、ボヤッとしたイメージでいいと思うのです。合理的な分析、科学的なアプローチも有効ですが、そういった手段を用いて練習し、経験を積んだあとに残るのは、言葉にするのが難しい“なにか”です。

相場の世界で、万人受けする解説者になる必要はありません。
自分のトレードを、自分の意思通りにコントロールできればいいのです。

「売りと買いしかない」といわれるように、トレードの行動は単純です。
単純すぎて、無意識に複雑にしてしまうのかもしれません。
また、大切なカネのことなので、つい考えすぎてしまうのです。

迷ってしまって決められない、「ダメかも……」と感じながら先送りしてしまう、ポジションを抱えたまま祈るだけになってしまう──こんなケースが少なからずあるでしょうから、長嶋さん式にして、感じるままに行動できるように自己改革すべきです。ギクシャクは限りなくゼロに近づけるべきです。

「おしりの穴がムズムズしたら切る」(ポジションを落とす、撤退する)というのは、大橋ひろこさんがインタビューした、経験豊かな実践家の言です。

私の場合は、「ワクワク感」をキーワードにポジション維持を考えます。
ワクワク感が減少したら注意、大幅に減少したら手仕舞い、ということです。

当たりとハズレと売買結果

予測が当たっても、大切なシゴトが残ります。
「どこまでポジションを維持して、どこで利食いするか」は、自由意思によります。手堅く利食いする決断もあれば、当たった予測を“育てる”べく、ねばるべきときもあるでしょう。

予測が曲がった(外れた)場合は、損を抑えてニュートラル(ポジションなし)に戻る、ムダな時間を費やさないようにするのがシゴトです。

継続したシゴトをどう展開するか──予測の的中率、トレードの勝率にこだわっている余裕なんて本当はないのです。次項で、詳しく説明しましょう。

選挙だから特別なの?

選挙のようなイベントがあると、価格の変動とガッチリ結びつけて語る人が大量に発生します。「特別だから」という論理です。でも、個別銘柄の動きは、驚くほどマチマチですし、前述したように、そもそも選挙の結果自体が予測不能です。

ブレグジットの投票、米大統領選……結果の予測も、その後の価格変動も予測が困難であることを証明しました。

だいたい、いくら大きなイベントでも、それだけが株価を動かす要因だと決めつける根拠などありません。たとえ、ものすごく影響を与えるイベントでも、マーケット参加者の誰もが先回りして儲けようと行動するのですから、「読み」そのものに意味をもたせることが疑問なのです。

さて、林投資研究所が提唱するのは、「相場技術論」という考え方です。
「現在の価格は、すべての材料・ニュースを織り込んでいる」という考え方を軸に、価格の変動だけを観察します。傾向、勢いといった観点で価格変動を捉えながら、ズレまくる予測に対してポジション操作で対応することに目を向けます。

「中源線建玉法」も、相場技術論に基づいた手法です。
情報を「終値のみ」に限定し、折れ線チャートのシンプルなパターン分析で機械的に強弱(売り買い)を判断します。また、見込み違いの損を抑えたり、当たったときに利を伸ばす狙いで、3分割の売買でポジション操作を行います。

実際の中源線チャートを見てみましょう。
終値を赤い線で結ぶのが買い線(陽線)、黒い線が売り線(陰線)です。

このチャートを見て、どう感じるでしょうか?
買い線で上昇後、下げて陰転。しかし切り返して陽転したあと、グッと強い上昇をみせています。この先、高いと思いますか?

大橋さんは「買いだ」とコメントしました。
私も、「乗りたい」動きだと思います。
でも・・・

結果はご覧の通り、すぐにしぼんで陰転、次の陽転も短期で終わって利益にならず、2カ月以上も先の陰転で売ったポジションが利益になりました。

ちなみに、中源線をご存じのかたはわかるでしょうが、最後の陰転はタイミングが遅れています。チャートに加えた矢印あたりで陰転するのが、中源線の“理想”なのです。中源線のルールが、たまたまこういう答えを出したケースで、全く同じルールで素早く転換する場面も多いので、現実を考えたら仕方がないといえます。

ルールを臨機応変に適用して、この場面でも素早く転換するようにしたい……こんなことを考えるのが人情ですが、そんな都合のいいものはありません。情報を終値だけに絞りながら、頭の中で新しい情報をバンバンつくり出して混乱するだけです。

この銘柄は、数カ月で見事に倍化し、中源線も買い線できれいに乗っています。
そして高値から下げたところで陰転……ところが、数日間の連騰で強い切り返しをみせています。このあと、どうなると思いますか?

再び陽転することなく、約6カ月の大きな下げを演じました。
中源線の転換が「当たり」で利益になったのですが、常に不安と期待を抱えながら決断を迫られるプレーヤーとしては、安っぽい「当たり外れ」から離れて深く考えてみるべきです。

陰転後の切り返しで、新高値を取っていますね。
ここが二番天井という結果に終わったのですが、中源線を使っているからといって、売りポジションを維持したまま平然としていられるか、という現実の問題を想像する必要があります。

どんな優秀なトレードシステムでも、当たりまくることなんてありません。タイムマシンではないのです。売りポジションを抱えた状態で新高値更新……落ち着いていられるかという現実を、チャートを見て思いついてほしいのです。

また、「新高値ブレイクは買い」という論理が通用するとは限らない、ということを冷静に確認できるケースでもあります。

「当たりまっせ!」にご用心

株式市場は総じて数年間、上げ基調が続いていると説明できます。
特に昨年(2016年)からは、大きく伸びた個別銘柄がたくさんあります。

現実、うまく乗ってねばっている人が少ない、それほどカンタンな相場ではないと感じますが、単なる予測において事はカンタンです。取り上げた銘柄が暴騰していれば、「大当たり」と宣伝することが可能です。大幅に上伸している銘柄が多いので、「倍化的中」の銘柄数を誇示する広告が多くなるのも当然です。

現実とはかい離しているのに、あからさまなウソではないのに、実態以上にピカピカの情報がまん延しているのです。適正なフィルターを通じて、取捨選択が求められます。

次回のフォローアップ(2)では、「相場技術論」の真の価値、プレーヤーの正しい使い方について、事例を挙げて説明します。
お楽しみに!


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新刊の本文公開【連載】第2回

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【第2回】プロトレーダーに備わっている「真の瞬発力」とは何か?

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選挙後の株価

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バカボンのママは、パパとは対照的に美人で聡明です。その理由は?
多くの人が議論し、「原作者の赤塚不二夫氏が深い意味を込めた設定なんだ」という結論を本人にぶつけたところ、「えっ、そのほうが面白いから」というガッカリな返答だったそうです。

10月22日に投票、即日開票される第48回衆議院議員総選挙は、自民党の圧勝、自民党、公明党合わせて300議席が見込まれているとか。

現在、自民党優勢の状況を受けて相場が高いとの解説が広がっていますが、選挙後の株価はどうなるのでしょうか?

予想通りの結果で月曜日の株価が高ければ、「自民圧勝で買われる」なんて見出しが新聞紙面を飾るのでしょう。
でも、逆に安かったら……「織り込み済み」とか「利益確定売り」という便利な言葉が使われるはずです。

予想ほどではなかった場合は、どうでしょうか?
月曜日の株価が高いと「安定に期待」とか?
安かったらカンタンです、不安を材料に「当然売られた」と書くのでしょう。

今回のタイトルは「選挙後の株価」です。
私の答えはズバリ、「そんなの、わからない」。

選挙というイベントと株価を完全に直結して語る面々は、どんなデータを根拠にしているのでしょうか。

天才バカボンという、ひとりの作者が自由につくり出した世界観だって、多くの専門家を裏切る背景でした。選挙の結果も予測が難しいうえに、選挙の影響度をどう測るべきか確定的な基準もない株価の変動を、多数の人が言い当てるなんて、期待してはいけないのです。

ちなみに、月曜日の株価を論じたあとは、新たな気持ちで火曜日の株価が解説されるのですが、依然として「選挙の結果」をからめるでしょう。でも、水曜日になると? 読者の興味を意識しながら、観点が変化していくでしょう。
「これでいいのだ!」


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自由なワクワク感

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幼いころレゴで遊びましたが、シンプルなパーツだけでイメージを形にするのが楽しくて、出来合いのさまざまなパーツが出現したら一気にさめました。
今でも空想と妄想の日々、自由に行動できる相場の世界が大好きです。

相場は、大切なカネにかかわることなので、投資家にはまずストイックな提案をするのですが、私も昭和の相場業界で育った人間ですから、自らは近寄らないものの、市場で飛び交う怪しげな情報とか、個別銘柄が動意づいたところで「オレがストップ高をつけてやる!」なんてノリが大好きです。

それが人間、それがマーケットの純粋な部分だと思うからです。

勝つためのガチガチな思考、ストイックな行動指針、大負けを避ける所帯バクチといった「枠組み」を提唱していますが、その枠組みの中にあるのは完全に自由な行動、「カネがほしいよね」という正直な気持ち、適度な“遊び”を交えたワクワク感満載の行動であるべきです。

今日、買いポジションを大幅に減らしました。
ひとつの口座の持ち株を、久しぶりにマル(ゼロ)にしたのです。
「天井?」と聞かれましたが、それがわかっていたら、南の島で美女100人に囲まれて王様のように暮らしています(笑)。

たぶん、枠の中にいながら、その中で自由に行動するうえでの“ワクワク感”がふと減少したからだと、自分では定義しています。

いま仕事が忙しいからポジションを減らして正解、個別株が伸び悩んでいると感じるから……オトナとしていろいろな理屈をあとづけしつつ、「近いうちに下げに向かったら、安く買い直しができる」といった計算があったりします。一方、「あそこで売った、さすが!」と言われたいという俗人の発想もあり、そんな自分を観察して楽しんでいます。

まあ、予測なんて当たらないもので、そのあたりのギャップこそが相場の魅力なんですね。

「選挙はどうなるの?」「米国の金利政策は……」「外国人投資家の動向は?」と多くの情報がスピーディーに飛び交うのが近ごろの傾向ですが、“不安”をあおろうとするものばかりで、ちっともワクワクしません。

説明不能かつ激しい値動きがマーケットの必然。
「これ儲かるんじゃね?」というバカっぽいアイデアを受け入れ、それをカチッとした戦略に落とし込むのが相場の王道、そのプロセスまでも楽しむのが自然なワクワクだと思います。

受け売りの理屈は、すべてを不自由にするから嫌いです。

明日の価格さえ、誰にもわからないのが大前提。
自分勝手な理屈、とことん偏った理論にこそ勝機があるのです。
そこにワクワク感をドサッと積み、とことん突き詰めたものが「手法」です。

何がミスなの?

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売れば二上がり、買や三下がり、切ってしまえば本調子
「二上がり」「三下がり」「本調子」。三味線のチューニング、つまり3本の糸をどんな音階にするかという設定に引っかけて、相場の現実を表現しています。
売ると上がるし、買ったら下がる、玉を切ってしまえば調子が良くなる……。

前回のブログで「ミスの精度を上げる」という発想を紹介しました。見込み違いは避けられないから、その際の損失を抑えようと。

結果的に損になれば、「それはミスだ」と考えるわけですが、そもそもミスと呼ぶべきかどうか……以前のブログで、「相場のミスは、“対応”が足りないこと、居過ごし、フリーズ、先送り」だと述べました。

相場ですから、当てたいと考えるのが人情ですが、現実はご承知の通り。
2016年の米大統領選では「トランプ氏が当選したら大暴落」と言っていたのに、当選が確実視されて日本の株が売られたと思いきや、多くの銘柄が翌日から上げ歩調を強めました。

暴落説を前面に出していたメディアは、恥ずかしげもなく「トランプラリーが始まった」と書き立て、各種の情報に依存していた向きは大慌て・・・

行動スタイルは人それぞれですが、相当な率で見込み違いが発生するのが必然。

当たって当たり前 → そのポジションで利を伸ばす
曲がって当たり前 → ケガを最小限に抑える

電車が1、2分遅れただけで車掌が「申し訳ありません」と言い、ゴルフコンペ当日が雨だと幹事が謝り……こんな社会において、相場の読みなんて自分だけのことなのに、さらに過敏になります。

ネット上で誰かの過ちを集中攻撃する文化が流行し、世の中全体がさらに神経質になっていると感じます。

予測の当たり外れを「勝ち」「負け」と二分して悲愴感を漂わせる必要はないと考え、資金量、ポジションサイズ、手法といった“枠組み”に神経をつかったうえで、実行の場は意図的にお気楽なイメージにしたいものです。

(後記)
明日から秋の連休です。よい週末をお過ごしください。


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ミスの精度を上げる

人生、死ぬこと以外はかすり傷……落ち込んだときに思い出したい言葉です。
でも、本当のかすり傷にとどめておきたいですよね。

個別銘柄は、常に何かしら大きく動いています。
半年や1年で、3割上昇、5割上昇、2倍、3倍……特に珍しいことではありません。

資金の移動がグローバル化し、世界中のニュースが“投資関連情報”としてどんどん紹介されるようになったせいか、不安を感じて短期張りを行う傾向が強くなっていると感じます。

でも、株の変動サイクルは、多くの人が考えている以上に長いものです。

だから、5年、10年という波動に目を向けた低位株投資の「FAI投資法」を実践し続ける人が多いのです。実際の売り買いは適度な期間で行う、しかし基本的に目を向けるのは長期波動……意外とバランスが取りやすいのだと思います。

時間軸を短くしすぎていないか──。
どんな手法でも、こんな観点で自分の売買を見直してみる機会が重要です。
ぜひ、お試しください。

予測が当たったときは、その当たった予測を“育てる”べく、時間をかけて利を伸ばすよう努めます。「損小利大」の後半である「利大」の実践です。
値幅取りというのは、まさに相場の醍醐味です。

しかし、まずは前半の「損小」を考えるべきです。

見込み違いだと感じながら対処を先送りすると、損失が膨らみます。
大きな損に、たっぷりと時間をかけてしまうのです。

現実には見極めが難しいわけですが、「まずいな……」と感じたのに放置して「やっぱり」ということが、誰にでもあるでしょう。
そんなムダを減らせば、「利大」のチャンスに乗る可能性が高まりますし、損失を抑えることもできて一挙両得です。

予測の的中率を大幅に向上させるなんて現実的ではありませんが、見込み違いの対応が適切ならば、「ミスの精度を上げる」ことができます。
それが「利大」の機会を増やす、言い換えれば「ヒットの精度をより高める」ことになるのです。


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