考えるエネルギー

日曜日のゴルフ場で、プロトーナメントの結果を口にするのは御法度!
録画予約して、帰宅後の楽しみにしている人がいます。
わかってしまったら、見る楽しみもエネルギーも生まれません……。

株価のチャートは、とても合理的です。
ヨコ軸の「時間の経過」が一定なので、価格の推移が一目瞭然!

しかし、“出来すぎている”ともいえます。

パッと見て値の推移がわかるから、「もうなにも考えなくていい」というイメージになりやすいのです。

チャートに表された過去のデータは、自分だけでなく、マーケット参加者全員が平等に知っている情報。

そのうえで、自分なりに、独創的に、自分だけの戦略を整えてポジションを取ることが求められます。

だから、価格を数字で並べた「場帳」が、道具として効果を生むのです。

自ら積極的に考える──そんな姿勢をつくってくれます。

4月18日公開の『うねり取り練習帖』は、第6回 じっせんの「せ」──うねり取りの道具。
ちょうど10分の動画です。
→ こちらをクリック!

 

(後記)
今夜は、平成最後の満月です。
お楽しみください!

言語化の限界

箸を使って豆腐を口に運ぶ方法って、マニュアル化できますか?
食べ方のマナーを示すことはできても、細かい力の入れ方を言葉にするのは困難です。

株価は明確な数字で示されます。
売買の結果(損益)も数字だし、利益率や勝率などもすべて数字です。

つい、数字を頼りに考えようとしますが、数字で表せないもの、言葉になりにくいものが重要です。

チャート事例が多い相場本のほうが売れるようですが、いたずらに事例があるよりは、ベースとなる考え方を明確に説明しているほうが有益なのは明らかです。

林投資研究所の「中源線(ちゅうげんせん)建玉法」は、値動きをパターン分析して数式で判断します。
“規定”のポジション操作もあります。

ただし、とことん計算づくで進めることは想定していません。
だから、個人の感性で「どう使うか」が現実の問題です。

書籍では、そのことを強調し、丁寧な解説を載せています。

インターネット放送「マーケット・スクランブル」では、4月から連続して4回、中源線の“おさらい”をお送りします。

☆4月8日、おさらいの「お」 →視聴はこちら(無料)

ルールに明るくない人向けのやさしい説明は、すでに実践している人の理解をより深くすると確信します。

4月8日放送のフォローアップ(1)
林 知之

逆行で行動すべし!

株価の動きは、その時々で異なります。
そのため、常に「今回はどうだろう?」と考えるのですが、多くの人は過度の“正解さがし”に傾いてしまいます。

あっさりしたパターン分析で答えを出すのが基本で、その時々で異なる部分にはポジション操作で対応します。中源線をアレンジする「裁量」も、この基本路線を守ることが大切です。

2019年4月の「マーケット・スクランブル」では、中源線の基本を見直す「おさらい」の第1回、中源線の核である「普通転換」について解説しました。ルールに明るくない人向けのやさしい説明は、すでに実践している人の理解をより深くすると確信します。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第154回 中源線建玉法 おさらいの「」 ~変化点を探せ(普通転換)~

プロは情報をそぎ落とす

多くの投資家が、ローソク足のチャートを好みます。
しかし、ローソク足は情報過多になりやすいのが欠点です。

日足ならば、1本(1日分)に、始値、高値、安値、終値と4つの価格情報があり、白抜きの陽線、黒塗りの陰線、同値の十字と、実体部分が3種類に分かれます。そこに上ヒゲ(高値)と下ヒゲ(安値)がきて、各要素の組み合わせで情報が膨らみます。

前日の足と比較したり組み合わせることもできるので、情報量は際限なく膨らむのです。

「情報は多いほうがいいじゃないか」

こう考える向きも多いでしょうが、情報が多いと判断が難しくなります。
常に「一歩先もわからない」状態ながら、確固たる判断を下してビシッと決断するのがトレードです。プロほど、情報をそぎ落としてシンプルに決断するものです。

番組でも紹介したチャートを示します。
銘柄は8114デサント、期間も全く一緒ですが、1つめはローソク足で2つめは終値の折れ線チャートです。

ローソク足の、赤い丸で囲んだ部分を見てください。
4日連続陰線のあと、下ヒゲの長い陽線で切り返し、さらに陽線がつづいて高値を取っています。しかし、そのあと保合をみせて下げトレンドに移りました。

「おっ、これは!」と思わせる動き、かつ、ローソク足によって膨らんだ情報がグイグイと迫ってきたのに、なんのことはない暴落の直前だったというオチです。

次に、このあとの項でルールを説明する「中源線建玉法」の判断で色分けしたチャートを示します。

赤い線が「買い」、黒い線が「売り」という判断です。

こうして必ず当たる、ということではありませんが、買っていて下がった、あるいは、カラ売りしたあと上がったといった「逆行する」状態を放置することなく、機敏に反応してクッキリハッキリ「売り」「買い」を示します。

また、その判断基準はビシッとルール化されているので、ブレません。
ローソク足で断片的な情報を見つけて仕掛けを思いつく……そんな不安定な行動に結びつく要素はいっさいないのです。

逆行を行動につなげる

前項で、「逆行」という表現を使いました。
買っている状態で下がる、売っている(カラ売りしている)状態で上がる動きです。
つまり、“評価益が減る”(評価損が増える)というイヤな変化です。

イヤな変化に対して人間は、抵抗を感じます。
だから、「これはマズいかな? 対処が必要かも……」と感じても、「様子を見よう」などと先送りします。夏休みの宿題を「明日やろう」と言いつづけるのと同じですが、まあ、自然な心理です。ひどい場合は、ネット口座に「ログインしなければいい」なんて(笑)。

「中源線建玉法」では、評価益が増える「順行」は放置する一方、「逆行」に注意します。ついやってしまうダメ判断の真逆です。

上の図は、番組で紹介した値動きイメージです。
高値圏での思考と感情を想像してみましょう。

十分に利が乗って「もう売り手仕舞いしてもいい」と考えながら、感情的には「もっといけ!」と思うかもしれません。そこで、株価がガクンと下げる……「天井か?」と考えると同時に、「昨日売っておけば・・・」なんて不合理な言葉が浮かびます。

このタイミングでサッと売ることができるかどうかが問題です。つい「少し戻るのを待とうか」なんて先送りすると、完全にタイミングを逸してしまいます。

しかし中源線は、「小さな逆行」(下げの兆し)を下抜く「大きな逆行」で、下向きになったと判断します。ちなみに、小さな逆行も一定の値幅が条件ですが、そのあとの大きな逆行は「小さな逆行の2倍以上」というルールがあります。

実際の中源線と同じに、赤(買い線)と黒(売り線)にしてみると、下の図のようになります。これが、中源線の基本である「普通転換」です。

下げ(売り線)から上げ(買い線)に移るときは、単純に上下をひっくり返して判断します。下の図に示した通りです。

値動きを追っている実践者の感覚を、実に素直にルール化したのが「中源線建玉法」なのです。


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ドテン

中源線では、明確なルールによって、終値と終値を結ぶ線を、買い線(赤)と売り線(黒)に分けます。そして、陽転(黒→赤)したときは、持っていた売りポジションを手仕舞いすると同時に、ドテン買います。

「ドテン」というと、雑とか乱暴といったイメージを抱くかもしれません。
でも、全玉の手仕舞い(これは当然)のあと逆方向に建てるポジションは、必ず分割でつくります。

シンプルな3分割(等分割)が規定されていて、次のように、状況を見ながら慎重に増やしていくルールなのです。

転換した → まずは3分の1だけ建てる
転換の確度を確認 → 「少し逆行したら増し玉」と判断(ルールあり)
逆行した → 3分の1ずつ増やす

こうして、「慎重に乗る」「値動きの波を泳いでいく」という、自然体の行動をルール化し、やさしく、抵抗なく実行できるように定めているわけです。

プロの発想「分割売買」

予測を当てることに固執すると、必ず迷ってしまうことになります。株価は、いつでも皮肉な動きをみせるからです。

といって、「どうせ当たらない」と投げやりになってしまったら、確信をもってポジションを取ることができません。だから、中源線のように、「強弱判断」と「分割売買」を組み合わせるのが合理的、というか、必須なのです。

分割売買の必要性について、先ほど示した中源線の転換(陽転)を見ながら、実際のエントリー(仕掛け)を考えてみましょう。

下げてきたところで買いを検討するとき、「安いところで買いたい」と考えます。当然です。しかし、真剣であればあるほど、図の「C」を狙いにいきます。例えば1万株買うとしたら、「Cでズバッと1万株買おう」と考えてしまいがちです。

でも、Cをすぎて大きく上げたあとで、やっと「Cが底だった」と確認できるのが現実。狙った結果、Aよりもずっと手前で買ってしまうことが多々あります。狙いどころのCで、買うどころか「これはたまらん」と投げてしまう悲劇が、相場あるあるなのです。

そんな悲しい結末はゼッタイに避けたい、そんな確率の低い大成功を狙わず、「価格の波を無難に泳いでいこう」というのがプロの発想で、必然的に、分割で少しずつポジションを積み上げていく方法にたどり着くのです。

こういったことを頭で理解しても、いざその場になると、つい狙ってしまいます。
だから、初心者にとっても、十分な経験をもつ上級者にとっても、「中源線建玉法」が示してくれる明確な売買指示が有益なのです。

次回のフォローアップ(2)では、実践者と共有したい「試し玉の効果」、「中源線の3分割をアレンジするアイデア」を予定しています。お楽しみに!

※番組フォローアップ(2)および(3)は、「中源線シグナル配信」(対象:全上場銘柄)の会員限定のブログに公開し、同時に会員限定でメール配信も行います。


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「うねり取り練習帖」第4回まで公開完了

新番組「うねり取り練習帖」一生稼ぐ相場の技術

予定通りに公開を継続し、現在は第4回までオンデマンド公開中です。

 視聴(無料)はこちら

  • 第1回 きほんの「き」 「うねり取り」とは…
  • 第2回 きほんの「ほ」 予測と的中率
  • 第3回 きほんの「ん」 順張りと逆張り
  • 第4回 じっせんの「じ」 アノマリー (最新

取引所のあり方

今年のGWは10連休になりますが、全産業トータルの経済効果はマイナスとの試算も……。
また、アンケートでは、「うれしくない」と感じる人が多いそうです。

長すぎる休みで多くの問題が出ることも予想されます。
郵便局は「利用者に不便をかけないため」と、5月2日に普通郵便を配達するそうですが、取引所は暦どおりに10連休です。

「せめて5月2日だけでも取引所を開けないのか」

リスクを負ってポジションを取っている以上、投資家の間に、こういった声が多いのは当然です。

「円滑な流通を図るという取引所の役割はどうしたんだ」
こういう論理です。

連休とは無関係ですが、そもそも市場の区分がわかりにくい状況です。
東証一部、二部、マザーズ、ジャスダック……それぞれの条件や位置づけが投資家に伝わっていません。

株取引を東証に集約する過程で整理していなかったため、来年にも区分を見直すとのことですが、「時価総額の小さい企業は東証一部から格下げ」という話もあり、10連休の問題とともに“落ち着かない”状況をつくり出しています。

すべてひっくるめて「現在の株価がついている」と考えるのが原則ですが、自分が身を置いている環境を、単なる上げ下げの材料という観点から離れて考えることも大切だと思います。

どちらも、『研究部会報』3月号で取り上げています。
3月号は明日発行、すぐに発送します。

会報の内容は、こちらでご覧ください。

うねり取りは逆張り?

カルロス・ゴーン氏が拘置所を出るときの変装は、弁護士が考えたメディア対策でしたが、「彼の名声に泥を塗る結果だった」とブログで反省。

「順張り」と「逆張り」を、どう考えていますか?

うねり取りは逆張り──こう認識する向きが多いと思いますが、必ずしもそうではないと思います。

前にも触れたことですが、別の角度から考えると、順張りも逆張りも、ある意味、同じだといえます。
少なくとも「真逆」ではない、という説明も成立するのです。

安値に向かって買い下がる狙いは、その後の「上げ」。
順張りの狙いも「上げ」に乗ること。

トレードは、スポーツなどとちがって、始まりと終わりのタイミングが決められていません。
ポジションを持つ「期間」にも無限の選択肢があります。

だから、見方によっては、『どちらも同じ』といえてしまうのです。

禅問答のようですが、「最後の細かいことは自分で決めるんだ」といった大切なことを再認識できます。

新番組「うねり取り練習帖」
一生稼ぐ相場の技術
第3回 きほんの「ん」 順張りと逆張り

昨日からオンデマンド公開中です。
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