老後2000万円

金融庁、金融審議会の報告書が、これほど話題になったことはありません。

選挙絡みで野党が取り上げ、「2000万円」「赤字」の単語だけが注目され、自民党の対応もグズグズ・・・

落ち着いて分析している人でも、ちょっと混乱しやすい状況に陥っています。

多くの非難は切り口が筋ちがい、
でも報告書にもツッコミどころがある……

こんなふうに考える私が、いろいろな観点から「まとめ記事」を作りました。

→ こちらをクリック!

研究所のスローガンは「確信ある自分流」。
私のまとめ記事を読んで「その通り」と言ってもらうことだけが狙いではありません。「それちがうよ!」とご自身の意見をまとめてもらうのもアリです。

ゴミ拾い?

新しいオフィスの住所は「早稲田鶴巻町」。
同じ新宿区でも、新宿駅周辺とは全く趣が異なる地域です。
調べるまでは“陸の孤島”のように感じていましたが、ランチに困ることもないのに人通りが少なく、なかなか快適な場所です。

証券会社にいたころ、地味な低位株ばかり見ていましたが、周囲の営業マンからは「ゴミ拾いみたいだな」なんて……。

でも、「そういうのが儲かるよな」とも。

否定する理由は、“商売にならない”からです。
つまり、顧客である個人投資家がワクワクしない、乗ってこない、よさを説明するのに時間がかかる、ビジネスとして効率がわるくて手がけられない・・・

「人の行く裏に道あり花の山」なんて言葉がありますが、裏は、「売り買い逆」とは限りません。
他人が市場から逃げたら近づくとか、他人が注目しない銘柄を見ている、なんていうのも裏です。

独自の視点で、「これだな」と思うものを追究してください。
林投資研究所のスローガンは、「確信ある自分流」です。


老後2000万円まとめ
「年金2000万円不足問題」~いったい何が問題なのか

→ 林知之によるまとめ記事はこちら!

老後2000万円問題 まとめ

「人生100年」時代には、95歳まで生きた場合、夫婦で約2,000万円の金融資産を取り崩す必要がある──金融庁の金融審議会(市場ワーキング・グループ)の報告書「高齢社会における資産形成・管理」(2019年6月3日発表)で示された試算です。

政府はウソつき、カネのない人間は死ねというのか……多くの人が感情的に反応して炎上騒ぎになりました。

はたして、私たちにとってなにが重要でなにが雑音なのか──多くの非難は切り口が筋ちがい、でも報告書にもツッコミどころがある、こう考える林知之が、勝手にまとめてみました。

→ こちらのブログでご覧ください

6月3日放送のフォローアップ(1)
林 知之

道具を使いこなす

中源線の陰陽転換(トレンド判断の変化)は、「普通転換」がメインで、補助ルールとして「42分転換」と「再転換」があります。
(4月、5月の放送で詳しく話しました)

中源線のルールは、ひとつひとつ「なるほど」と納得できます。
実践者の感覚を、ストレートに数式化しているからです。

でも、やはり実際に線を引いてみないと、中源線の利用者として、自分の感覚とルールがピタッとこないのです。

マーケット・スクランブル6月3日の放送では、陰陽転換のポイントを示しながら、実際に線を引いてみる作業を説明しました。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第158回 中源線建玉法 おさらいの「ら」 ~中源線を引いてみよう~

スムーズな判断のために

どんな分野でも、作業がスムーズに流れることが重要です。
例えば、日常生活で電車に乗ることを考えてみます。

いつも同じ場所に定期券を入れているから、速度を変えずに歩きながらスムーズに改札を通過できます。たまたま、いつもとちがう場所に入れていたら、「あれっ」となったり、ちょっとモタついたり……見切りで進んでくるうしろの人までギクシャクします。定期入れを買い替えただけでも、出し入れがスムーズにできなくなります。

主婦の業務ならば、例えばキッチンにある調理器具の場所です。少し変えただけで、動きがおかしくなります。ビジネスマンの机の上だって、同じです。

いちいち考えて、場所を確認するのではなく、半分は無意識にからだが動いているのです。

中源線に限らず、「売買のツール」を使ううえで、このスムーズさが不可欠です。
中源線は、ルールをすべて公開しているので、まずはルールの理解、そして、ルールと感覚を一致させることで、「道具として使いこなす」ステージに上がります。

マーケット参加者は、それぞれ異なるアプローチをしていますが、全員が真剣です。勝つためにわずかな差をつけるには、自分の売買ツールを“どれだけ自分のものにするか”がポイントでしょう。

納得するために

中源線のルールを100%言語化して、他人に教えることができるレベルにまで到達する必要はありません。ただ、利用者として、長所のみならず欠点まで、十分に熟知しているべきです。

そのために、まずは個々のルールについて、納得することです。
「このルールは、かくかくしかじか、こういう意味がある」という理解です。

そのためには、ルールを確認しながら実際に線を引いてみる作業も必要でしょう。

すべての分野で、プロほど反復練習を大切にします。
単純な作業を繰り返すことで、からだにインプットするのです。

例えば消防士は、十分な知識と経験、そしてクオリティの高い装備があります。
でも、いざというときに1人でも多く助けるとともに、自分たちがケガをしたり命を落とす危険性をわずかでも小さくするために、毎日のように訓練を行い、決められた手順を想定通りに実行できるようにしています。

儲けることだけを想像して、理解が浅いまま実際にポジションを取るのではなく、「売る」「買う」の動作ひとつひとつを、納得したうえで実践するのが当然です。

アレンジのために

前項で、消防士の話を出しました。
極端な例だと感じたかもしれませんが、トレードは命の次に大切なカネの問題です。

消防士のように毎日、ストイックに取り組むことなどムリでも、手抜きはできません。個人投資家として、売買資金やトレード期間を限定しつつも、やるときは真剣でなければならないと思うのです。

同じく消防活動で、さらに考えてみましょう。

「決められた手順を想定通りに実行する」と述べましたが、消火や救助の現場はひとつひとつ状況が異なります。この部分は、相場に通じます。上がったり下がったり……こうまとめれば同じでも、常にはじめての状況に直面しながら、ビシッとした決断と行動を迫られるのです。

すると、目の前の状況に左右されず「いつも通りのことを淡々と実行する」ことが求められる部分もあれば、臨機応変さが必要な部分もあります。

また、取り組み方を考え直し、マニュアルを修正することもあると思います。

トレードも、淡々とポジションをつくる、落とす、といったルーティーンだけでなく、少しタイミングをずらすといった「裁量」、経験を踏まえてルールに手を加える「アレンジ」……真剣に取り組んで、ほかの参加者に差をつけるためには、課題がいくらでも出てきます。

なかなかたいへんな作業なので、思ったように進みませんが、投げやりになったり、面倒くさいと他人任せにすることなく、自分の手で昇華させていきたいのです。

上の図に示した通り、中源線の陰陽転換(トレンド判断)はシンプルです。でも、この4つが、陽転時(売り線→買い線)と陰転時(買い線→売り線)に起こるので、8種類あるということです。

大切なカネを扱ううえで、けっこう複雑に考えることになります。最初の理解、地味なチャート描きなどを通じて、先々の道を自分でひらいてほしいと願います。

やってみないとわからない

ずいぶん前に読んだ、山上たつひこ氏の短編マンガで、なぜか強く記憶に残っている作品があります。

商店会の女性たちがバス旅行に出かけ、残った男たちが集まって料理をするのですが、大量のちらし寿司を、レシピを1行ずつ読みながら作っていく過程で、ありそうな、なさそうなドタバタが演じられるという内容でした。

「次に、干しシイタケを水でもどす」

この1行を読んだ男たちは、慌てます。
「シイタケ、生のヤツ買ってきちゃったよ」
ひとりが急いで屋根に上り、太陽に当てて干しシイタケを作り始めるのです。

「そんなバカな!」というところが笑えるのですが、31歳の私の娘がほぼ同じことをやりました。

はじめてゴーヤチャンプルを作るのに、いいかげんな準備でスタートし、マンガと同じようにレシピを1行ずつ読んで進めていたのです。そして突然、「えっ、豆腐を入れるの?」なんて叫んでいるのです。「そりゃそうだろ」という私の言葉に反応する余裕すらなく、火を止めて豆腐を買いに出ていきました。

これはヒドい例ですが、初めて作る料理なら、レシピの細かい指示について、やってみないとわからない(やればわかる)ことがあったりするでしょう。

トレードも同じです。
瞬間で判断するデイトレード以外なら、「考える時間が十分にある」ということで、頭でっかちになりがちです。一定の時間を費やして考えたあと、いきなり大きな資金を動かして失敗したりします。

考えてみると、「時間が十分にある」のは、自分だけの条件ではありません。
マーケット参加者全員に、平等に与えられている条件です。

人生経験、仕事の経験をうまく生かし、「考える」作業と「経験」を、バランスよくミックスさせるよう工夫してください。すべてのトレードに通じることです。

次回のフォローアップ(2)では、中源線の判定時にやりがちな「見落とし“あるある”」を紹介し、フォローアップ(3)ではダマシについて考察します。お楽しみに!

※番組フォローアップ(2)および(3)は、「中源線シグナル配信」(対象:全上場銘柄)の会員限定のブログに公開し、同時に会員限定でメール配信も行います。


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いちばん売れる情報

プロを含めて誰もが影響を受けているはずですが、株を「買うこと」「どの銘柄が有望か」という情報に傾いているのが、相場の世界の構造だと思います。

カラ売り可能な信用取引の制度があり、ひとつの手法として認知されていても、実行する人はほんの一握りです。

それに、下げ相場は陰湿で、感情が高ぶりません。
自然と、「どの銘柄が上がるか」という観点に目が向きます。

情報を発信する業者も、それに応えます。
どんなときでも、「これが買いでしょう」と言います。

だから、買い偏重と銘柄指向がさらに強まります。
銘柄情報が売れる……というよりも、銘柄情報でないと売れないのです。

“ディフェンシブ銘柄”なんて言葉があります。
例えば、生活必需品や社会インフラに関連する事業は、景気の動向に影響されにくいということで、ダメダメな相場のなかで「持つならこれ!」と注目されます。

しかし、なにか持たなければならない機関投資家と、私たち個人投資家は全くちがいます。
カラ売りをしないまでも、ムリに参加せずに手控える、買いポジションをゼロ、またはゼロに近づけるという選択肢が与えられています。

林投資研究所が選ぶ銘柄は、「FAI投資法」によるもので、低位株の買い戦略です。

バブルの高値から10年超、銘柄を選ばなかったのは正解でしたが、いささか極端な例。
でも、例えば現在も、新規の銘柄をほとんど選んでいません。

「これからお宝探し」と言いながらも、「今は積極的にやらないほうがいい」とアナウンスしています。

銘柄がない──貴重な情報だと思っても、「売れる情報」ではありません。
でも、姿勢を変えるつもりはありません。

 

さて、林投資研究所のこだわりとか、
現在の市況判断などは別としても・・・

「ポジションをゼロにして休む」とか、「なにもせずに本を読んで研究する」といった期間があってもいいはずです。

個人投資家の特権であり、最大の武器です。

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5月13日放送のフォローアップ(1)
林 知之

ルール設定のキモ

4月に放送した、おさらいの第1回は、中源線ルールの基本「普通転換」でした。
普通転換はシンプルでわかりやすく実用的ですが、必然的に、うまく当てはまらない例外的な動きも発生します。

それが1万回に1回であっても、対応するルールを用意するべきで、そのためにはどう考えるのが適切か、という少し深い課題があります。

2019年5月の「マーケット・スクランブル」は、中源線の基本を見直す「おさらい」の第2回、基本の「普通転換」を補助するルール2つ、「42分転換」と「再転換」を紹介しました。これらが、普通転換との組み合わせによってどのような値動き判断を実現するか、ポジション操作を含めてどのように機能するかを解説しました。

映像は、「過去の放送」でご覧ください。
(第156回 中源線建玉法 おさらいの「さ」 ~42分転換と再転換~

中源線の補助ルール「42分転換」

4月の放送で、中源線の基本ルール「普通転換」を説明しました。

「大きい逆行」があり、少し手前の「小さい逆行」を抜くとトレンド転換

簡略化すると、こういうことですが、もちろん細かい値幅の基準が決まっています。

でも、この「逆行の組み合わせ」がうまく出現しないケースも考えられます。小さな逆行を中源線では「屈曲段」(くっきょくだん)と呼びますが、転換の条件がそろわずに逆行(段)が生まれると、参照する屈曲段は新しいものに移っていくのです。

そして、なかなか条件がそろわないまま大きく逆行し、評価損が膨らんでしまうことも考えられるわけです。

そこで、これまた一定の条件がありますが、最高値から42分(ぶ)下落、あるいは最安値から42分(ぶ)上昇したときに転換を決める「42分転換」という補助ルールがあるのです。

赤が陽線(買い線)、黒が陰線(売り線)、それぞれ3分割でポジションを増減させます。

「分」(ぶ)は、中源線で使う基準で、銘柄や価格帯によって決めるのですが、とりあえずは「1分=1円」、例えば500円の銘柄で、「普通転換」の条件が整わずに42円(42分)逆行してしまった、というケースを想像してください。

たとえ出現の確率が非常に低くても、数式で機械的判断を行う場合は、「こんなこともあり得る」と想定してルール化しておく必要があります。なかなか、たいへんな作業です。

複雑にしない

さて、「補助ルールがある」と説明すると、「補助をつけるのではなく、基本ルールを完全なかたちにすればいい」と反論があります。

でも、それでは基本ルールが複雑になってしまいます。
ルールを修正したりアレンジする際に、自分自身が感覚的に捉えることが難しいようでは、実用性が認められません。

補助ルールについても、同じことがいえます。
「○○の場合は○○」なんて例外条件が5個も10個もあったら、やはり実用に耐えないシロモノになってしまいます。

とことん数式を重ねてルール全体をつくることも可能ですが、相当なレベルのプログラミング技術とともに、数式の組み合わせを見て暗算感覚で全体像を捉える頭脳、ひたすら試行錯誤を繰り返す根気など、特殊な能力を求められるでしょう。

トレードの基本を考えてください。
「上がると思うから買う」「下がると思うから売る」……とことん単純な思考です。

「当てよう」と躍起になって複雑なルールを考えるよりも、ポジション操作や資金管理でデコボコを吸収するバッファ(余裕)を設けるのが正しい道です。

入門書でもルール公開

番組の中で紹介することもありますが、私が書いた中源線の入門書では、基本の普通転換ルールをしっかりと公開し、前述した42分転換にも触れています。

また、中源線を利用したときの現実を追究し、「ルールを決めて売買する」際の問題をいろいろな角度から考えているので、「中源線ってどんなもの?」という声に応えるだけでなく、トレードの基本を考える深い内容だと自負しています。

オリジナル書籍として作成して販売しているので、ぜひ目を通してください。


入門の入門 中源線投資法
中源線の基本ルールを公開しているほか、すべてのトレードに通じるプロの視点を惜しみなく紹介。林投資研究所オリジナル
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パラメータ設定

「42分転換」の説明に出てきた、「分」(ぶ)という単位の説明に移ります。

銘柄ごと、価格帯ごとに「1分=○○円」と定めておく“調節つまみ”です。
中源線では、「キザミ」と呼んでいます。

「1分=1円」を基準に考えてみます。
「1分=2円」「1分=3円」とキザミ値を大きくすると、中源線の各種条件が整いにくくなり、転換が鈍くなる半面、細かいジグザグによる不要なダマシが減ると期待できます。

反対に、キザミ値を小さくすると、転換が敏感になるかわりに、ダマシが増える懸念が増します。

ちなみに、中源線のパラメータ(変数、調節つまみ)は、「キザミ値」だけです。
調節つまみがいくつもあったら、なんだか高級なシステムのように感じられますが、やはり実用性に疑問が生じます。

さて、肝心の問題として、「1分」の値を「何円にするか」──。

昔は、多くの銘柄が1,000円未満でした。だから、ほとんど「1分=1円」でそこそこ機能したと思います。1,000円を超える株価4ケタの銘柄が少なく、「値がさ」と呼んで特別扱いでしたからね。

また、コンピュータが身近になかったので、「1分=1円」でイマイチでも「これをもとに上げ下げの波を泳げばいい」と考えていたのです。中源線のルールはシンプルなので、そういった使い方ができるのです。

現在は、株価が数千円の銘柄も多く、中源線の利用でもキザミ値の設定を考えるのに“ひと手間”必要な状況です。また、コンピュータによる計算を容易に利用できるので、“ひと手間”ついでに研究するべきでしょう。

研究というと、多くの投資家が「難しい」「めんどくさい……」と感じるのですが、勝手に利益を出してくれる“打ち出の小槌”が落ちているわけがありません!
独自の研究を、楽しむ姿勢が大切です。

前述したように、中源線のパラメータ(調節つまみ)は、「キザミ」ひとつだけです。十分に楽しみながら、王道をいく研究を進めることができます。ご安心ください。

ちなみに、林投資研究所の「中源線シグナル配信」では、全銘柄が対象ですが、あらゆる価格帯に対応できるようデータを設定してあります。

各銘柄が、大きく値上がりしたり、逆に下げたり、あるいは株式分割や株式併合で価格帯がガラッと変化することも考えられるからです。

再転換が中源線のミソ

中源線の陰陽転換(強弱判断の切り替え)は、「普通転換」が基本です。

この補助として「42分転換」があるのですが、もうひとつ補助として「再転換」というルールが設けられています。

ジグザグの変動パターン(終値の日足)を見て、「小さい逆行」(兆しの逆行)と「大きい逆行」(転換に至る逆行)でトレンド転換を判断しますが、短期的なブレによって転換が起きることもあります。

例えば、陰線(売り線)から陽線(買い線)に変化した、つまり「ここから上げだ」と判断してドテン買ったあと、株価がしぼんでしまうことなんて、いくらでもありますよね。裁量で、なおかつ基準に少しでも甘いところがあると、「えっ」と感じながらも対処が遅れがちです。「もうちょっと状況を見てから……」と考えているうちにズルズルと下げてしまい、「今さらなぁ」なんてことに・・・

こういう事態を避け、早めの損切りと逆方向への建て直しをするのが、「再転換」ルールです。

いったん陽転して買い始めた状況では、「そのまま上がってほしい」(今回の転換が当たってほしい)と考えるものですが、ちがったときの対処こそ重要です。最初の判断に固執せず、「動きについていく」姿勢と素早い行動です。

よく「朝令暮改はよくない」などといいますが、少なくとも相場では、「ちがった! すぐさま逆にしよう」と行動に移すことが不可欠です。こんな、相場ならではの瞬発力を実現するための重要なルールが「再転換」です。

「例外ルール」と捉えられがちですが、むしろ「中源線のミソ」ともいえるものだと考えています。

再転換の場合、ポジション操作が異なる点も注目に値します。
下の図で説明しましょう。

陽転(買い線に転換)したあと、この図のように下げ(逆行)た場合、「陽転はダマシだった」と即座に認めて「再転換」させます(サッと陰転させる)。

その際、陽転時に買った1単位(3分割の1回分)を投げると同時に、2単位の売り(カラ売り)を仕掛けます。3分割で、基本は「まず3分の1(1単位)建玉」ですが、再転換の場合は「今までのトレンドがつづいていたんだ!」と乗り直すので、いきなり2単位なのです。

値動きの変化を見ながら「こんなふうに機敏に動けたらなぁ」と想像することを、素直にルール化しているのが中源線です。

次回のフォローアップ(2)では、キザミについて深く考察します。お楽しみに!

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