注目銘柄その後の値動き
日経平均が3万円、バブルではないか、目先の天井ではないか──。
弱気論、暴落警戒論がありますが、私は目先も強気です。
個別銘柄を観察していると、いわゆる「食い散らかした感」がないからです。
3月8日の放送では、そんな強気の見通しを前提に、「ここから買うなら、こういう銘柄か」という視点で市場を観察しました。
映像は、「YouTubeチャンネル「マーケット・スクランブル」」でご覧ください。
(まだ押し目を待つのか、もうここから攻めるのか)

3月8日の放送は、1週間前の3月1日収録で、ご覧に入れたチャートは2月末まで。
というわけで、紹介した11銘柄がその後どう動いているかをベタにチェックしてみましょう。
まだまだいけるか
まずは、「高値圏で押し目」と分類した銘柄。
再び切り返して上昇するのではないか、上げ止まっている可能性もあるものの買い目線を外せないのではないか……こんなニュアンスでピックアップした3銘柄です。
※青いタテ線以降が、その後3月10日までの動きです(以下10銘柄すべて同じ)。
※赤が買い線、黒が売り線、中源線ルールで判定しています。
2531宝HDは、私も実際に中源線で売買しています。
ほぼ1年間上げているので、本来は陰転(赤→黒)を見て「下げで取れるか」と感じるところですが、相場つきから安易に弱気になれないと考えています。とりあえずシグナルどおりに1単位売り建てしていましたが、3月2日に裁量で買い戻し、現在はポジションなしで陽転待ちという状況です。
6728アルバックは、宝HDとは対照的に、中源線のとおりに下げ基調です。
一部の銘柄が上げ止まってきたか──こんな観測もあるでしょう。
8078阪和興業は、グイッと切り返して中源線が陽転(黒→赤)し、続伸して1月の高値をブレイクアウトしました。こういう動きがあるんですよね。

中段の銘柄が買いやすいかも
次の銘柄群は「保合をブレイク」と分類したものですが、最初の分類と比較すると、「上昇してきたが、まだ中段にいる」という印象のものです。
1518三井松島HDは2月に陰転(買いポジションを利食い)しましたが、素早く切り替えして再び陽転しています。中源線の特別ルール「再転換」によって、最初から2単位買っています。そして、押し目で1単位増やして満玉(3単位)のあと、上伸しています。
4331テイクアンドギヴ・ニーズはブライダル事業の会社で、コロナ禍のなか大きく売られました。材料から「とうぶんダメだ……」なんて観測もあるでしょうが、上がるときは上がるのが相場です。「アフターコロナ」なんて解説もあるでしょうが、そんな後講釈に耳を傾けてはいけません。
中段の銘柄の最後は、7860エイベックスです。
ご覧のように、12月にスタートした上昇の勢いは衰えていません。

出遅れ狙いは機能するか
3つめの銘柄群は、おそらく個人投資家が最も好む「出遅れ」的なものです。
2768双日は、日商岩井とニチメンが合併した総合商社です。
米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏は買っていないようですが、いわゆる割安感もあって、多くの個人投資家が「じっくり保有」なんて捉え方をしているかもしれません。価格帯が低い銘柄は、変動率が意外と大きいのが魅力です。
8219青山商事は、コロナでスーツ需要低迷が加速し、大幅な減収減益、赤字転落という状況ですが、スーツ離れは以前からのことで、実際に2018年からずっと下げ傾向です。今後は、店舗、人員、顧客リストといった“財産”を活用して事業を再構築していくのでしょう。とりあえず、売られすぎの反動で「まだまだ上昇途中」との声もけっこうあります。
最後は、かなり後発組の3銘柄です。
6430ダイコク電機、6355住友精密工業、8897タカラレーベンの3つですが、タカラレーベンが最も元気ですね。
出遅れ狙いは私も好きですが、安心感があるわりにはスカッとした結果が出ないケースも多いのです。「出遅れ出ずじまい」という言葉もあります。そういったザンネンな結果も想定しておく必要があります。
また、出遅れ銘柄が軒並み物色されるようなときは、先発組が次々と上げ止まっていると考えることもできます。日経平均ではなく、丁寧に個別銘柄を観察して戦略を練ってください。

第3週はフォローアップ番組
マーケット・スクランブルのレギュラー放送は現在、第1週と第2週ですが、先月から第3週に「フォローアップ番組」をお送りしています。
今回取り上げた11銘柄から、おもしろい観点を拾ってお届けします。
3月15日(月)の夜8時、お楽しみに!

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