3月3日放送のフォローアップ
林 知之

日経平均は「ひとつの個別銘柄」

映像は、YouTubeチャンネル「マーケット・スクランブル」でご覧ください。
日経平均を見るな! いよいよ動き始めた期待の8銘柄

2月の統計が目にとまった

毎月、番組の前半は、いつもの6銘柄の動きをチェックする「定点観測」です。

見ている人がワクワクする解説は難しい……どんな情報でも、見る人に刺さる部分を切り取っていますが、相場の話でそれをやったら、役に立たないどころか「害になる」と強く考えているからです。

「この1カ月で、こんな動きがあった」
「先週、こんな銘柄が大きく買われた」
こういった話をすれば多くの視聴者を魅了できますが、日替わり判断、飛びつき買い、お遊び売買、その場の気分……ダメトレーダー養成所になってしまうはずです。

番組では紹介していませんが、ほかにも定点観測をしています。
決められた個別銘柄を観察するだけでなく、条件をつけて値動きの統計を取ったりもしているのです。

そのなかで、2月の値動きに興味深い変化を見つけました。
値の安い低位株の観察なのですが、しばらく上げ下げの振幅が小さい「小動き」の銘柄が増えたと同時に、直近の上げ下げを上抜いたと認められる「長大陽線」の銘柄も増えていたのです。

低位株に絞って観察していると、「小動き」と「長大陽線」の数は通常、反比例します。理屈で考えても当然、そうだと思いますよね。ところが2月は、両者ともに増加していたのです。

原因のひとつは、少し前から私が指摘しているように、市場全体で「銘柄の選別が厳しい」ことです。市場から資金が流出している状況ではなさそうなのに、まるで存在を否定されるようにダラダラと売り込まれている銘柄が、けっこう多いのです。

一方、2024年8月初旬にかけての急落以降、長く動きがなかった安値圏の銘柄のうち、それなりの数が直近で、立ち上がってきているわけです。

日経平均の水準と推移を見ていると感じませんが、新しい流れが生まれているのです。

実践者が気にかけるべき“事件”

平均は平均、単なる中間値です。

よく例に出しますが、テストで英語と数学の2教科、どちらも50点だったとします。平均は当然、50点です。では、次のテストで英語が100点満点、でも数学は0点だったら? 「なにが起きたんだ?」という状況ですが、平均は1回目と同じく50点です。

日経平均とは、こういう数字です。
上がる銘柄があり、下がる銘柄もあれば、平均は変化しません。

テストの例では、英語がわずか50点から100点満点に上がったことは、ポジティブな事件です。「すごいじゃないか!」と賞賛を集める結果です。でも、数学の0点は、「おい、どうしたんだ?」と周囲が心配する事件です。

「平均は同じです」ではなく、「暴騰して倍化」(英語)、「驚異的な急落」(数学)というのが、運用資金の増減につながる変化、私たち売買実践者が気にかけるべき“事件”なのです。

対面営業の証券会社で新人営業マンが電話番をするとき、不安になって先輩に質問します。「相場を聞かれても答えられません」と。すると先輩は、「大丈夫、あそこを見て日経平均と前日比を言えばいい」と教えます。実際、電話してきた常連客は「おおっ、新人か。頑張れよ」なんて、日経平均しか聞かずに満足げに電話を切るのです。

「頑張れよ」なんて、優しい人なのですが、日経平均を重視する人=最も厚い個人投資家層=売買技術が高くない人=はっきり言ったら負け組──あらゆる分野に通用しそうな理屈です。

単なる数字

日経平均は日本の経済力を示す数字──。
そうでしょうか?
私には、単なる数字にしか見えません。

5年間で日経平均が50%上昇していたら、その5年間は「株が買われた」「市場が発展した」と解釈していいでしょう。でも、やはり平均は平均ですし、単なる数字だと思うのです。

一時期、株式併合が流行しました。
東証が売買数量の単位を100株に統一すると決めたあと、おそらく少額の株主が増えることを避ける目的で、株式併合を実施する上場企業が多数、出現したのです。

投資家の評価が低くて株価が100円……売買数量が100株になったら、わずか1万円で株主になることができます。名簿を管理して各種の郵便物を送ることを考えたら、コストを計算して「1万円の株主かぁ」と考えても当然です。

しかし、発行株数を10分の1に減らす、つまり10株を1株に併合すれば、既存の株主は持ち株数が10分の1になり、市場の価格は無条件で10倍、最低の100株だけ買う場合の最低投資金額は10万円に上がります。

ただ、内容がよろしくない企業が株式併合をすると、そのあと売られる傾向があるのです。

内容がいまいちで100円に低迷していた、でも、それ以上下がる気配はなかった
   ↓
株式併合で株価が1,000円になった。見た目はカッコよくなった
   ↓
割高な感じがするのか、絶対値が上がって下値不安を感じるのか、なぜか下落する
   ↓
500円(以前の50円)まで下落する

実際に、こういった銘柄が、いくつもあったのです。
私たちは「併合崩れ」と呼んでいました。

数字のマジックで100円を1,000円にすることが可能、つまり株価は単なる数字だといえるのですが、単なる数字にしては不合理な評価が行われている現実も浮かび上がります。

正しい計算をしよう

私たちは生身の人間です。いくら計算しても、「売買マシン」になることはできません。

そんな不安定な部分を認め、それでも好結果を出す、ちゃんと利益を上げる方法を考える必要があります。

人間ならではの錯覚に陥らないようにする土台は、なんといっても「ゆとり」です。
余裕がない状態、例えばムリな金額を運用して「損したらタイヘンだ」「なにがなんでも勝たなくては」と考える状態では、必然的にミスが増えるでしょう。

でも、ゆとりがあるだけでは結果が出ません。
確固たる考え方が必要です。

考え方とは、「予測の当て方」ではありません。
予測は当たったり当たらなかったり……どちらの結果もあり得ます。
だから、「予測どおりに動いたら、どうするか」と「ダメだと判断する基準はなにか、そのタイミングはいつか」など、自分なりのプランを用意して売買に臨むのです。

中源線は、計算で売り買いを決めます。
「売りだ」「買いだ」と言いきります。

でも、その当初の予測に固執しません。値動き傾向が変われば、「買いだ」と言いきったくせに「やっぱり売りだ」と覆します。

でも、それでは乱暴、不測の損失が蓄積することもあるので、全体の資金管理をしたうえで、さらに売買数量も3分割で管理します。

このように実践的かつ実用的なので、番組で取り上げているのです。
少なくとも、「日経平均信奉者」や「銘柄情報ハンター」の世界から離れて、オトナとして、「株式市場でなにが起きているか」「どうすれば勝てるか」をまっとうに考える少数の人だけが生き残るのが、相場という特殊な世界です。


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2月3日放送のフォローアップ
林 知之

出遅れ狙いで絶対に必要なこと

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本格上昇はまだ? 静かにコツコツ買う底練り・底固め8銘柄

「乗る」という発想が必須

2月3日に紹介したのは、出遅れ狙いの銘柄です。

毎回、テーマを立てて銘柄を紹介しますが、単なる銘柄情報番組を作っているつもりはありません。テーマや銘柄をきっかけに、“実践のあり方”を考えてほしいと思っています。

今回のフォローアップでは、「出遅れ狙いという戦略を、どう認識するのが正解か」という問題を考えます。

出遅れ、つまり「まだ動きがない」銘柄です。
でも、「当分は動かないだろう」ではありません。
もし動きそうもないのなら、買う理由はありませんから。

「出遅れ」という呼び方のとおり、「あと少しで動くだろう」という観測があるから、買いを決断するのです。この部分は、当たり前のようですが、とても重要です。

うっかりすると、単に安いというだけで買ってしまいます。
実は、買うときに高くても安くても、どちらでもいいのです。
なによりも買ったあと上がることで、理想は時間をかけずに上がること、これだけです。
「安いものを買った」と満足できるのは、日常の買い物(消費行動)です。

誰も未来のことはわからないので、常に予測で行動するのですが、下がってきたものを買おうが、動きのないものを買おうが、あるいは上昇の勢いを感じて買おうが、どんな場合でも、見据えるのは「近未来の値上がり」です。

上げトレンドで買いポジションを持っていると儲かる──。
こう考えるのが実践家です。
買い物とはちがうので、「上げの波に乗る」という意識が非常に重要なのです。

中源線の場合

中源線では、常に「逆行」に注目します。

「今は上げトレンド」と判断していたら、逆行の「下げ」をチェックします。
下げ方のパターンを見て、「上昇から下落に移った」と判断する必要があるからです。

現在が下げトレンドと判断している場合、逆行は「上げ」です。
上げ方を見て「おっ、上昇に移ったか」と判断します。
そんな変化を捉える実践者の感覚をシンプルな数式に落とし込んだルールが、中源線の核です。

ちなみに、大きく下げても、下げ止まっても、日柄が経過しても、買いとは判断しません。
感覚的に表現すると、ピクンという上げがあり、それを抜くクイッとした上げがあったとき、「上昇スタート」と判断するのです。

いわゆる順張りといえますが、「見据えるのが近未来の値上がり」なのですから、実に素直な基準ではないでしょうか。この中源線の着眼点を、裁量の売買に持ち込んで考えてみましょう。

「下がってきた」「下げ止まったか」「買っていいか」と目をつけることがあるでしょうが、うっかりすると、買い物と混同して「安い」だけで買ってしまいます。
あるいは、「逃したら悔しい」という気持ちが前面に出て、慌てて買ってしまうなんてこともあります。

ここに、中源線の発想を持ち込むと、「待て待て、買ったあと期待どおりに上がるのか?」と、今後の値動きの可能性を冷静にチェックする時間が生まれます。

そうか、出遅れている銘柄を買っても「上がらない」という結果があるのか……こう気づきます。手堅いつもりが、時流に乗らない銘柄を集めてお腹いっぱいになったら、大切な資金はリスクにさらされているだけの状態です。

「出遅れ出ずじまい」という言葉があるように、出なかったときのことも考えて、出遅れ銘柄の仕込みを検討する必要があるのです。

逆張りとは?

下がってきたところで買うのが逆張り──この説明には、大切な実践的視点が欠けています。

前述したように、買うときの狙いは「近未来の値上がり」です。
「下がった」だけでなく、まずは「下げ止まった感じ」が条件で、もうひとつ「上がりそうだ」という判断も必要です。

中源線のルールのように、実際にピクついてから買うのではなく、もう少し早く、動きがないうちに買うのが逆張りです。でも、ただ下がっているというだけで手を出すのではなく、「下げ止まっているうえに、上がりそうだ」という判断があり、「でも、わずかでも動き出す前に有利な値段で買っておこう」と苦労するのが、逆張りのテクニックです。

ちなみに、グイグイと下げている最中に「エイヤ~」と買い向かうのは、目先の突っ込みの安値を買える可能性もありますが現実の確率は極めて低く、多くの場合は「下げ過程で買いポジションを持つ」ことになるでしょう。

“上げトレンドで買いポジションを持っていると儲かる”のです。

逆張りのつもりが、逆行するポジションを持っただけ……相場“あるある”ですが、根底には、逆張りの誤った認識があるのです。

すべて「だろう」という現実

相場は、1秒前に戻ることができません。
そして、1秒先のこともわかりません。

中源線の陽転も、「上がるだろう」と勝手に判断しているだけです。
だから、「まずは3分の1買うだけ」なのです。

出遅れ銘柄は、「出遅れているだろう」と考えているだけです。
実際には出ないこともあるし、一段安するケースだってあるのです。

安値圏でモタモタしているので、「崩れた(一段安した)」と判断するのもラクです。
崩れたら、さっさと切るつもりで買うのです。
「出ずじまい」の結果も想定しておき、時間が経過したら切って現金化、次のチャンスをさぐると最初から決めておくべきです。

緻密に考えても、しょせんは「だろう」なのです。
確率は五分と五分、「一手目で当ててラクラク儲けよう」という発想が誤りで、二手目、三手目でどうにかするのが、相場の実践です。

中源線の陰陽転換、増し玉に進むかどうかの二度目の判断、そして3分割のポジション操作は、「だろう」という現実を手放さないための安全帯なのです。

「上がるに決まっている」という強い確信があるからポジションを取ることができるのですが、「それは『上がるだろう』ってだけだよね」と行動を見張る“第二の自分”がいなければなりません。

トレードは「売りと買いしかない単純作業」などといわれますが、心理面を考えると実に複雑なことを私たちはこなしているのです。


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1月6日放送のフォローアップ
林 知之

ヤバい状況を乗り切るテクニック

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2025新年相場 スタートダッシュで買いたい有望株9選

日銀ショックだったの?

昨年8月はじめにかけての急落を、振り返ってみましょう。

「日銀ショック」などといわれますが、本当にそうだったのでしょうか。
実際のことは、誰がどう検証しても答えなんて出ません。
株価を動かす要因は、数多くあるのですから。

では、「なぜ下げたのか」という各種の解説は、実践的にどんな意味があるでしょうか。
いろいろな意見があるでしょうが、私は「なんの意味もない」と片づけます。

あとになってから“動いた理由”を考えても、過去に戻ってポジションを変更することはできません。実際、1秒前に戻ることもできないのが現実です。

「過去を検証することで将来、役に立つはず」という意見もあります。
でも、過去の数えきれない事例を研究している人が、昨年の急落を予見していたのでしょうか? そんなことはないはずです。

さて、こうした理屈を、さらに極端に推し進めたようなものかもしれませんが、「相場は相場に聞け」という言葉があります。「理屈を考えてもわからないが、現状と近未来は相場に表れる」という意味です。

こうした捉え方、相場への姿勢については議論もあるでしょう。
ただし、値動きを軸にすることで、自分の見通し、その見通しをもとにした現在のポジションから目をそらさないことで、実践的な対応に直結しやすいのが大きな利点といえます。

実際に、中源線による分析では、多くの銘柄が急落前に陰転していました。
「えっ、陰転? まだ上がるんじゃないの?」と感じていたら中源線が陰転し、現実に急落が起きた、ということです。中源線の強みを、再確認できる事例でした。

金利動向その他の材料

昨年8月の急落が日銀ショックと呼ばれるのは、「金利上昇=株価下落」という連想があるからです。でも、本当にそうなのでしょうか?

コロナ騒動以降、米国の景気が好調で、いきすぎた部分を抑制する狙いで金利が上昇しました。政策金利上昇の観測が出るたびに「株価下落」と騒がれましたが、ちっとも下がっていません。

日本だけの事情では、先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出が、よく話題に上ります。
「荒れた動きがあるのでは……」と。
でも、そんなタイミングで目立った動きが出ることは、まずありません。
そもそも、「SQのタイミングで急落があったら」とおびえている投資家も、ポジションを減らしたりしていないようです。

利益を上げるためにポジションを動かす、そのために材料を気にしているのかと思うと、材料を話題にするための材料……みたいな感じです。それならば、たとえ見落としが生じる可能性があったとしても、前項で挙げた「株価は株価に聞け」を貫くほうが確実に結果につながるでしょう。

「基準」と「対応」が不可欠

事前に異変を察知して動く──至難の業です。

結局、「1秒前に戻ることはできない」ので、「常に一歩遅れで対応」するしかありません。
でも、一歩遅れたことで、スパッと行動できないのが人間です。

そんな人間の弱さを認め、“弱い状態でも、どうにか結果につなげる”のがテクニックです。
テクニック=予測を当てること、ではないのです。

堂々と、一歩遅れで行動しようではありませんか。
しかし現実では、つい二歩、三歩と遅れがちです。
それでも、行動できずにフリーズして傷口を広げることさえなければ、どうにかなるものです。

こんなところが、相場の本質、いや、神髄と呼んでいいのかもしれません。

中源線は、堂々と“一歩遅れ”の対応をしています。
しかし、数式で答えが出るので、二歩、三歩と遅れることがありません。

「上がりはじめた? じゃあ買いはじめよう」という判断が、中源線のルールです。
その基準が、明確に決まっているのです。

前項で述べたように、各種の材料におびえ、メディアの論調に振り回されるのは、「基準」がユルいことが理由です。誰も明日の株価すら知らないのですから、正解さがしをせずに、自分の基準で堂々と、常に一歩遅れで(しかし大きく遅れずに)行動することに徹するべきです。

トランプ政権に期待

前項までの実践論とは趣を異に、新年なので、今年の見通しを簡潔に述べます。

トランプ政権が復活しますね。
彼の素行は品がないと思いますが、政治家としては極めてまともだと思っています。

権力を利用して私腹を肥やす、民衆の敵みたいな政治家が多く、自由の国アメリカこそ、そんな輩が多いというか、あからさまにやりたい放題のように感じています。そんななか、自己満足や周囲からの賞賛だけがモチベーションといえるトランプ氏は、私腹を肥やすインサイダー野郎たちの対岸に立っているはずです。

イーロン・マスク氏を、政府効率化省のトップに指名しましたね。
AI(人工知能)技術の加速が明らかな状況で、アメリカがより効率化すれば、強いアメリカの復活です。

残念ながら軍事的に従属している日本は、この状況で優位に立つでしょう。
また、否応なく米国流株式資本主義を受け入れ、株式市場の未来も明るいのではないでしょうか。

いずれにしても、独自の「基準」と「対応」がカギです。
まだ新年です。
ご自身の姿勢、やり方、考え方を、ワクワクしながら見直してみてはいかがでしょうか。


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12月9日放送のフォローアップ
林 知之

勝つための買いタイミング

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日本株 反撃開始! 押し目を買いたい厳選9銘柄

買うときの「狙い」はなに?

あなたは、なんのために株を買いますか?
もちろん、「儲けるため」と答えるでしょう。

では、どうなったら儲かりますか?

「買い値よりも、売り値のほうが高い」というのが条件ですよね。
つまり、買ったあと株価が上がる、ということです。
当たり前のことですが……。

想定する売り値よりも安く買う必要がありますが、いくらで売れるかはわからないので、「安く買おう」とするのが売買のスタートです。
実は、この部分で多くの人が、うっかりミスを犯すのです。

売るのは、未来の話です。
でも、過去と現在を比べて「安くなった」と買いを検討するケースが、かなりあるでしょう。

「株価が上がったり下がったりを繰り返す」という前提なら、間違っていません。
それに、未来のデータはないので、過去と比較して安くなったことが理由でもよさそうです。

ただ、「安く買った」あとの可能性について、わるい状況を考えない傾向が必ず生まれるのです。
わるい状況とは、すなわち、「安く買ったけど上がらない」とか「安く買ったが、さらに下がった」という結果です。

実践家は、次のような言葉で行動をコントロールしようと試みます。

  • 安く買うことを競うゲームではない
  • 少しくらい高く買っても、買い値よりも高く売れればOK
  • ポジションの保有期間は短いほうがいい
  • 買い値が安いほうが有利だが、まずは「上げトレンドで買いポジションを持つ」ことが優先

多くの個人投資家が最初に考える「安く買う」は、いわば“二の次”の条件なのです。

逆張りの大誤解

前項で述べたような、イメージのちがいから、「誤った逆張り論」が広く認知されています。
「下がっている段階で買うんだ」というものです。

下がっている段階で買い出動し、しかも「安く買う」って、よく考えれば実現が困難なはずです。
上がるときも下がるときも極端に動く、理屈に合わないほど“いきすぎる”のが株価変動です。
だから、最安値のタイミングを当てようと「落ちてくるナイフをつかむべきか否か」なんて議論をするのは、現実的とはいえない発想なのです。

買うには、少なくとも「下げ止まる」ことが条件です。
「下げ止まった」という、自分なりの確信が必要ということです。

でも、上がるまでに時間を要する状況なら、まだ買いのタイミングとは言いきれません。
資金効率やリスクを考えたら、前述したように「保有期間が短い」ことを優先したいのです。

理想の買い場は、「上げトレンドの直前」です。
そんなタイミングを目指しながら、「できれば安く買いたい」という難しい望みを実現しようという各種のテクニックがあります。

下げ止まったと感じて少し買い(試し玉)、そのポジションを基準に「買いが正解かどうか」をさぐります。同時に、買いという判断が正解との前提で、「安く買いたいけど時間がかかるのはイヤだ」と考えながら、分割で慎重に買い進みます。

頑張ってリスクを取りながら先回りして「安い買い値」を実現しながらも、タイミングが早すぎてグズグズになるのを嫌い、ポジション操作と資金管理にエネルギーを費やすのです。

これが、まっとうな逆張りです。なかなか苦労を伴う作業です。

買いは遅かれ

さて、どんなに深く相場を理解していようが、どんなに経験が豊富であろうが、生身の人間として誤った方向に傾く傾向は消えません。

下がってきた時点で、早く買いたいと思ってしまうのです。

「安値圏でモタモタする期間を避けることができれば、高く買ってもいい」と考えながらも、「最安値を拾いたい」とか「逃してしまったらイヤだなぁ」といったイメージは残ります。

だから、「買いは遅かれ」という格言があるのです。

みんながやってしまう、ベテランでもやってしまいがち、だから格言が生まれ、その格言が伝えられてきたのです。

単に「安い買い値」を意識した買い方でも、「あっ、待っていれば安く買えた」なんてことが多々あると思います。強く意識して、買うタイミングを遅らせるのが、ひとつの重要なテクニックなのです。

今回の放送で紹介した元気のいい銘柄を手がけるなら、「どこで決断するか」という感じです。でも、同時に紹介した出遅れ的な銘柄なら、「慌てずに待つ」姿勢が求められます。

売買ツールの価値

今回も、相場の深い部分に踏み込みました。
単純な基本のようで、それなりに深いと思います。
つまり、なかなかに複雑で、ささいなことでも多くの観点に発展していく余地があるのです。

だから、一概に善し悪しを語ることが難しいのです。
番組で紹介している「中源線建玉法」も、私は素晴らしいと考えているツールですが、長所の裏には当然の欠点があります。その欠点がすごく気になる人は、「好みではない」という結論を出さざるを得ないでしょう。

ただ、「ここがスゴいんだ」という中源線の価値は、今回述べた王道、適正な買いタイミングを見いだそうとしている点です。

中源線は、株価がいくら下がっても「買い」とは判断しません。
「下げ止まり」+「上がる気配」を検知して、はじめて「買い転換」が判断されます。

「買いは遅かれ」が、わかりやすい数式として仕上がっているのです。

前述したように、最終的には「個人の好み」です。
でも、こうした実践的なツールに触れるだけでも、売買スタイルを見直す貴重な機会が生まれるはずです。

というわけで、いちど「中源線研究会」に無料登録して、日々のデータを眺めてみてはいかがでしょうか。

メールアドレスを登録してもらいますが、勧誘のメールをたくさん送ったりすることはありません。かなり重要なお知らせ以外、ほとんど送っていないのです。これはこれで、どうなの? というレベルで反省しているくらいです。安心して、登録してほしいと思います。お待ちしています!

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銘柄選定の王道とは

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方向感のない相場で、静かに買われる8銘柄

日柄十分、買い場か

番組でも触れた市況の分析、マーケット全体が現状どのような感じなのかについて、あらためて私の意見を述べておきます。

トランプ大統領の返り咲きが下支え材料なのか、米国の株式市場は堅調な様子です。
一方、日本の株式市場は、株価指数はそれなりの水準にあるものの、個別銘柄の動きは煮えきらない状況といえます。

とはいえ、夏の急落から3カ月が経過し、日本、米国の政治イベントも一巡しているので、政治と株価変動を結びつける“雑音”的な解説、投機筋が仕掛けるスキも減っていくでしょう。それに、「秋の底→年末高」なんてパターンも多いので、ここからの上げに期待したいところです。

ただし、たとえ強気の見通しでも、決め打ちはキケンです。
中源線そのものもそうなのですが、「ユルユルと相場についていく」姿勢が常に正解です。

見ている範囲を決めていたら、その範囲で強い銘柄、弱い銘柄、動意づいてきたかもしれない銘柄と、直近の動きで分類すると「混在」の状況でしょう。そうしたら、強気の見通しでも、少し買ってみて値動きを観察し、そのあと「もう少し買い進んでOKか?」と確認する場面が何度もあるべきです。

株価指数と個別銘柄の動き

さて、株式市場の状況を分析するうえで、個別銘柄のバラツキという観点は欠かせません。株価指数の騰落や水準だけで語る切り口は、大衆向けの子どもだましです。

番組でも紹介したように、株価指数が堅調なわりに、さえない動きの個別銘柄が多い状況です。ここ最近は、「株価指数の騰落と真逆だよ」なんて感じる日もかなりあります。

なんとなく煮えきらない、強いとはいえない、これから底固めかも、もしかしたら一段安か……こんな銘柄も少なくないと思います。

半面、番組でも示したような強い銘柄があります。
そんな元気な銘柄の存在が、ジワッとながら増えてきているようです。

ただ、こうした好転の流れが継続するとは限りません。
期待どおり継続するのではなく、急に悪化する、微妙にしぼむ、といった残念な展開もあり得ます。でも、期待以上に好転してマーケット全体が明るくなる、という可能性もあります。

どんな流れになるかを見極めながら、ポジションを取っていくしかありません。
だから、前項で述べた「ユルユルと相場についていく」姿勢が求められるのです。

「こんな展開だろうな」と確信ある予測(自分なりのシナリオ)を立て、それに合うポジションを取りながらも、決め打ちすることなく、その後の対応を用意しておきます。対応をシンプルにまとめると、以下の3とおりです。

  • 攻める方向に傾ける(ポジションを増やす)
  • 相場と手が合わずに引く(ポジションを減らす)
  • 維持する(おおよそ予測どおりと判断)

ちなみに、中源線は、こういった臨機応変な対応がわかりやすいルールとして定められていて、実践者の生身の感覚と通じやすい点が魅力なのです。

プロが好む銘柄固定

最初の項で、「見ている範囲を決めている」という姿勢を示しました。
上手な人、プロは、観察する範囲、実際に手がける範囲を限定しています。

範囲が決まっていると、次のようなプラス面が生まれます。

  • 個別銘柄の観察が客観的
    (完全ではないが、少なくとも子どもだましの情報に左右されない)
  • 計画的なポジションの取り方が可能
    (結果を冷静に判断できる)

見ている範囲に動きがない場合、利益のチャンスもないということです。
それではダメだと一蹴する向きもありますが、私たち個人投資家は、いわば“組織力のない個人商店”です。個人商店なりの戦い方をしなければなりません。

ラーメンもあるし、フレンチもあるし、焼き鳥もある……そんな店、うまくいきますかね?
朝は出勤客向けのコーヒーとドーナツ、昼は定食、夜は居酒屋……ムリがあります。

多少のアレンジはあっても、やはり範囲を絞ることで強みが生まれ、それが利益につながると考えるべきです。株の取引は素早く方向転換できますが、物理的に可能というだけで、好結果が期待できるということではありません。むしろ逆でしょう。

だからプロこそ、扱う銘柄の範囲を決めています。
それに対して、相場と向き合う時間に制約のある個人が、プロよりも幅広い範囲を対象にしたら、混乱しかありません。

昔のプロは、極端な場合、たった1銘柄を長年にわたって観察しながら、年に数回程度のチャンスを見つけてサクッと利益を取る、なんてことをしていました。

臨機応変か、つまみ食いか

銘柄の範囲を決めておく、1銘柄だけあればいい……ちょっと納得しても、実行に移すのは難しいかもしれません。あまりにもストイック、あまりにも特殊、なんだか楽しくなさそう、というところでしょう。

たしかに、「勝つためになにをするか」とまじめに考えた場合でも、楽しみの要素は必要だと思います。苦しいこと、つらいこと、ガマンが必要なことなんて、ゼッタイにつづきません。

では、目についた銘柄を気軽に手がければいいのか──前述したように、結果は出ないでしょう。

範囲は決めているものの、その範囲がそれなりに広く、端から見ると「常に新しい銘柄を手がけている」ような人もいます。そして、好結果を出している。こういう人であっても、本当に“なんでもあり”ではないはずです。少し器用なだけで、やはり自分の守備範囲とか、自分のやり方とか、「これは外せない」という線引きがあるはずです。

楽しみの要素も必要と述べましたが、あるときは値動きを見て飛びつき、別のときはファンダメンタルで銘柄を選び、いろいろな人の意見に耳を傾けて……これでは、思想も哲学もないつまみ食い、口座に残るのは一貫性のないダメポジションのコレクションでしょう。

確固たる軸というか「芯」のようなものがあるから、その路線を崩さないように少し寄り道する“臨機応変”が価値をもつのです。

番組ではいろいろな銘柄を紹介していますが、コーフンして飛びついてくれ、ということではありません。少なくとも「やり方」、すわなち、「どんな売買をして利益を取るか」を決めておけば、手がける銘柄もおのずと決まってきます。楽しさを求めてユルくしようとしても一定の範囲を逸脱することなく、適正な臨機応変が実現するはずです。

相場観だけでなく、私が示す値動きの捉え方、例として示す売買戦略などについて、常に「自分は賛同できるか否か」と考えてください。そんな思考を楽しんでみてください。長続きする楽しみ方を維持しながら、勝ち組への道を進むことができるでしょう。


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10月7日放送のフォローアップ
林 知之

材料と株価

映像は、YouTubeチャンネル「マーケット・スクランブル」でご覧ください。
新政権は新潮流を生み出せるか~石破内閣の評価を占う8銘柄

石破政権の評価

9月27日の自民党総裁選で石破氏が勝利、新しい総理大臣に決まりました。

決選投票の結果が出たのが同日の大引後で、午後3時の大引で前日比903円高だった日経平均は、先物の夜間取引で2,000円を超える大幅下落を演じました。高市氏が敗れて石破氏が首相になったことを嫌気したということで、「石破ショック」と呼ばれています。

ところが石破氏は、事前にコメントしていた金融課税の強化を見送るなど、持論を覆す発言がつづいています。詳細を確認して解説するほど十分な知識も情報もありませんが、マーケットの成長路線に変化なしと評価された──政治と日経平均を結びつけたら、このように理解できます。

財務省に反対されながらも最終的に実現したNISA制度の拡充など、マーケット拡大の路線が、新政権下でも継続するという見通しが生まれているということです。

分配よりも成長、企業も自社の価値を向上させるべく積極的に動く、マーケットに参加する投資家が同じ方向に圧力をかけつづける、という期待があるといえるでしょう。

なにがノイズなのか

過去の株価変動を評価し、将来の株価を予測するにあたって、ジャマになる要素、ジャマになり得る変則的な動きなどを「ノイズ」と呼びます。

なにがノイズかは、人によってちがいますが、私は、政治のイベントも大きなノイズのひとつだと感じます。

9月27日に日経平均が大きく上昇したのは、高市早苗氏の総理就任を期待した動きと解説されますが、では、それ以前の変動を、「高市総理誕生」でうまく説明できるのでしょうか。私自身も9月27日夜間、そして週明けの下げは石破ショックと認識しますが、それ以外に株価を押し下げる要因はいっさいなかったのでしょうか。

プレーンに掘り下げると、あらゆる政治のニュースがノイズではないか、と思えます。
前項のコメントは、大きな政治イベントが、少なくとも一時的には株価を動かしたという前提で述べていますが、株価を見るときの軸にする気持ちはありません。

純粋な“うねり取り”の売買を考えてみましょう。
株価は、さまざまな要因で動きます。
株価が上がった、下がった……変動の理由について、ちまたには「なるほど」と思える解説がありますが、客観的かつ正確な分析なんてあり得ません。多くの人が納得する理由を、後講釈しているに過ぎないのです。

そして実際に個別銘柄の値段は、その企業に特別な材料が出現しなくても、適度に上がったり下がったりを繰り返します。ここに目をつけるのが、うねり取りです。

何も材料がないなかで上がったり下がったり──いわゆる“自律的”な上げ下げがわかりやすく、計画的に利益を狙うのに理想的と考えられるのです。

値動きパターンを分析して分割売買を行う「中源線建玉法」も、全く同じ考え方をベースにしています。

株価以外はすべてノイズ?

極端だと感じるかもしれませんが、「価格以外はすべてノイズ」と片づける考え方も、ちゃんと成立するのです。

もう少し丁寧に説明すれば、「自分が株価の変動要因を集めて分析しなくても、プロを含む多くのマーケット参加者が分析して売買した結果、価格が動いている。だから、株価そのものが結論」ということです。

これまた乱暴だと否定する向きもあるのですが、政治や為替などの外部的な要因のほか、業績変化といった個々の銘柄の材料、そして、計ることが難しい「人気」という要素まで、すべてが盛り込まれているのが“現在の価格”という説明は、否定しにくいでしょう。

だから、材料の分析を完全に捨てて、値動きに対して「いつも一歩遅れだけど、ポジション操作をして結果を出そう」という実践論が浮かび上がります。
これが、「相場技術論」です。

うねり取りも、うねり取りを機械的判断で行おうとする中源線建玉法も、この「相場技術論」に基づいています。100%に近い確率で近未来の株価を言い当てる方法が見つからないかぎり、これしか道はないというのが、実践的には非常にシンプルで、方向性を決めやすいのです。

個別銘柄の値動きとは

番組では常に、「個別銘柄の値動き」という表現を使って、目を向けてほしいポイントを強調しています。

日経平均でもなければ、政治の動向でもなく、ドル/円の動きや水準でもなく、ひたすら個別銘柄の“値運び”を見ながら、自分の見通し、そして現在のポジションを「どう動かすか」(動かさないという決断も含む)を考えるのが、現実だと思うからです。

今月の番組で紹介した銘柄を、抜粋して確認しましょう。

2726 パルグループホールディングス(10月7日時点)

4月から7月まで大きく下げ、7月おわりから今回の上昇がスタートしています。
8月5日の急落時は下げましたが、わずか2日の押しからサッと切り返し、グイグイと上伸しました。
日経平均の動きからアプローチしても、言葉のテクニックでまとめることは可能ですが、「株価変動=日経平均の変動」という姿勢では、やはり矛盾が生じます。

5727 東邦チタニウム(10月7日時点)

1月末を高値に、現在の水準まで、約6カ月間の下げトレンドをみせました。
8月5日にかけての急落時にも当然、下げています。そこでダメ押し的な安値をつけました。でも、そのあとは戻りが鈍いままモタモタしています。

個別銘柄全体の傾向、あるいは分類したときの各グループの傾向、といった観察の観点はありますが、それが時間の経過とともに生き物のように移り変わり、いつも通用する解説としては「個別銘柄がバラバラに動く」といった言葉しか浮かんできません。

今回のフォローアップでは、「政治なんて無視して株価を見よう」というメッセージを発しました。抱えているポジションを忘れて純粋に株価変動を観察すると、いま述べたように個別銘柄のさまざまな動きに気づき、最終的な結論として「政治のニュースは大きなノイズだ」といった、潔い切り捨ての発想にたどり着くのです。


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