プロは、理論的に計算してポートフォリオを組んでいます。
マーケットの競争で彼らプロに勝つために、個人投資家はなにを考えるべきか──ポートフォリオという言葉の定義を再確認し、実践的な考え方、勝つための思考を整理してみました。
プロは、理論的に計算してポートフォリオを組んでいます。
マーケットの競争で彼らプロに勝つために、個人投資家はなにを考えるべきか──ポートフォリオという言葉の定義を再確認し、実践的な考え方、勝つための思考を整理してみました。
「まずいかな……」と感じる状況なのに、その場では手を打たずに「様子見だ」なんて、つぶやいていることはありませんか?
これ、キケンです!
では、どうキケンなのか?
その原因はなにか?
プロの思考を取り入れて、スッキリしてください。
株価予測の見込み違いは、ゼロにできません。
必然的に、損切りのテクニックが求められます。
損切りの方法を考え、売買全体の向上を考えてみましょう。
株を買うと下がり、売ると上がる……アタマにきますね。
でも、怒っていると損をします。
自分がトクするために、解決方法をさぐってみましょう。
ヒトの心理として、チャートを見ながら“絵に描いたような”ウハウハの未来に脳が支配されます。
でも、この動画で解説した「三原則」を知っていれば、高い視点から落ち着いて値動きを観察することができます。
投資家必見! 自信作です。
「チョウチンをつける」という相場用語があります。
上手な人、うまく銘柄を当てる人と同じ銘柄を買うことです。
ところが、うまく結果が出るものでもありません。
問題は、その理由です。
どうしてうまくいかないのか──これを解明することで、「儲かる考え方」が見えてきます。「勝つための要素」が明らかになります。
本日の動画
【なんで、そうなるの?】よく当たる人の推奨銘柄を買ってるのに儲からない
1月17日の放送「春高はあるのか!? ストレスの溜まる相場を読み解く」のフォローアップを公開しました。
※どなたでも、無料登録だけで閲覧できます。
2021年9月に多くの銘柄が出損ないの高値をつけ、それ以降は個別銘柄の動きがさえないまま……ストレスが蓄積される相場です。
でも私は強気の見通しを継続し、買い目線でマーケットを見ています。
その論理を少し詳しく紹介するとともに、実際には「安心感のある上昇」が確認できないなかで、どうポジションを取るべきかを考えてみましょう。
映像は、YouTubeチャンネル「マーケット・スクランブル」でご覧ください。
春高はあるのか!? ストレスの溜まる相場を読み解く
アメリカの金利上昇を悪材料視して弱気論を展開する向きも多いのですが、番組でもコメントしたように、今のレベルでの金利上昇は、経済回復と金融政策の正常化を意味すると考えます。
リーマンショック前の政策金利は5%を超えていたのです。
現時点で予定されている利上げが実施されて2%を超えるというだけで、騒ぐ理由もないでしょう。そもそも、リーマンショック以降、政治が積極的に金融マーケットに関与し、「株高を背景とした経済成長」の路線を進んできたのです。それを放棄するとは思えません。
米国で懸念があるとすれば、プラットフォームビジネスで成長してきたGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftの5社)が、収益を伸ばすことに苦労する局面に入るのではないか、という点です。米国株の動きは今年、少し方向性が変わり、指数の上伸も鈍くなるかもしれません。一定の下げもあり得ます。
2021年9月以降、中国の不動産会社「恒大集団」の経営悪化が取りざたされ、株価指数が下落するたびに「恒大ショック」と解説されていましたが、12月になって実際にデフォルト(債券の利払い不履行)があっても、メディアが解説したような金融危機は起こっていません。
誰にでも見えている部分には危機の要素がない──「ショック安は起こらない」なんて予言は不可能ですが、少なくとも、見えている要素でショック安が起きることはありません。
そういえば、日銀のETF購入が路線変更されたことを受けて悲観論を言い出した向きもありますが、保有額(簿価)36兆円(含み益16兆円)のETFがヤラレになる結末など考えられません。日本円を発行する政府・日銀が、最後までやり通さない理由が、一体どこにあるのでしょう。
さて、部分的に私の強気論を紹介しましたが、林投資研究所の定期刊行物『研究部会報』1月号(1月25日発行)には、ページを割いて「2022年の展望」を掲載します。来週お送りするので、お楽しみに!
新型コロナウイルスについては、変異株オミクロンの感染拡大が報じられています。
ウイルスは目に見えず、しかも新型なので専門家も予測できない……そんなものを素人の私が語るのはおかしいのですが、多くの人が「そろそろ収束ではないか」と期待していると思うのです。
ウイルスは生物の体内でしか生きられません。だから、毒性が強すぎて宿主を殺すと、自分も生きられないのです。だから、毒性を抑えて宿主と共存する道を選ぶ──これが自然な流れといわれます。
その理屈どおり、オミクロン株の毒性はかなり低いようです。
それこそ素人なので、独自の判断はできませんが、メディアが「爆発的な感染拡大」と騒ぐ半面、死亡者や重症者の増加を感じられません。「もはや単なる風邪」といえる状況に近づいたのなら、うれしいかぎりです。
まじめで衛生観念のしっかりした日本人は、手洗いなどで、きちんと感染予防を行います。そのため今シーズン、インフルエンザの患者がほとんどいないくらいの状況だと聞きました。その状況下でオミクロン株はどんどん広がっているのですから、そもそも政治的な手段でコントロールできるものではないようです。
感染症は基本的に、私たちのからだにそなわった免疫力や自然治癒力が頼りだといいます。健康的に過ごしながら、新型コロナがおさまる状況を期待するとして、気になるのはマーケットへの影響でしょうか。
でも、2020年の前半にショック安があったものの金融システムの不安など生じる様子もなく、そのあと株価が回復したことから、「新型コロナがマーケットの悪材料になり得ない」ことが証明されていると考えます。
現総理大臣の岸田文雄氏が発言するたびに、マーケット関係者が落胆します。ほんの一握りの投資家を攻撃するだけの金融所得課税強化とか、企業の自社株買い規制とか……落胆どころか、「マーケットをつぶして日本を沈没させる気か!」と憤る人間が大勢いる状況です。
金融所得の課税強化が引っ込められたように、今後も、突拍子もないアイデアはちゃんと消されていくでしょう。
自社株買いは、買った自社株を償却して株主還元したり、株式交換でM&Aを実施するなど、企業活動にとって重要な手段です。規制を思いつく論理は、いったいなんでしょうか?
2021年11月、国交省がコロナ対策として、日本に着く国際線の新規予約停止を航空会社に要請しました。この方針をすぐに撤回したことで「政策修正力がある」と評価の声もあったのですが、海外の日本人が帰ってこられなくなることくらい、子どもでもわかります。そもそも頭がわるいだけではないでしょうか。
ほんとに困ったものですが、そんな政権が「もしかしたら長くつづくかも」という観測の下、株価指数は横ばいをみせています。個別銘柄の動きは元気が足りませんが、弱気になるよりも、むしろ今後の好転を期待します。
さて、私はひたすら楽観的な見通しですが、自分のポジションをビシッと買いに傾けているかというと、そんなことはありません。
もちろん、ある程度は買っています。
ガクンときたら、ポジション調整を迫られるレベルです。
でも、決め打ちせずに余力を残しています。
年明け以降も買っていますが、チョロ、チョロっと買い増ししている感じです。
番組で紹介した、いつもの8銘柄を見ても、「元気のない銘柄があるよね」と感じるでしょう。強気の見通しなら買いポジションを取るのが当然ですが、ノーテンキに先回りしてバンバン買ってしまうことは避けるべきです。
今の相場だから、ということではなく、どんなときでも、激しく変化する株価をゆらゆらと受け流しながら、現実的な範囲で利益を狙うのが王道です。わかりやすい相場が訪れても、丁寧なポジションづくりを忘れずに進んでください。
次回は明日、1月20日(木)、テーマ別の番組をお届けします。
タイトルは「じわっと来た? 出遅れは忘れた頃にやってくる」。
買い目線で、出遅れ銘柄の動向をさぐる内容です。お楽しみに!
2020年12月新刊
人によってちがいますが、売買の資金を「適正」な金額に設定しないと、激しい値動きのなかで売買行動が不安定になりすぎてしまいます。
どう考えればいいのか──最も土台の部分を、真剣に考えてみました。
株を買っていたら、「安定した上昇」を想定します。
しかし、うれしい急騰があれば、反対の急落もあり得ます。
急落時に慌ててしまい、チグハグな行動を取ることは避けたいのです。
どうしたら、落ち着いて考えることができるのでしょうか?